花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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市内初見のシャクジョウソウ ホウライカズラもボチボチと

2019-07-03 | 花散策

昨年の10月の事、将冠岳登山の際、佐世保市内初のシャクジョウソウを発見した事を記事にしました

その時は、干からびた果実の状態だったのですが、形質的にシャクジョウソウだと確信しました

花の時期を心待ちにしていて、毎週のように自生地の様子を確認に出かけていたのですが、ついに土から出てきたのです

それはまさしくシャクジョウソウ

開花時期はよくわからなかったのですが、結局黒髪山系のシャクジョウソウと同じという事でした

以前の記事は↓

https://blog.goo.ne.jp/kippoushi2017/e/c545b18bfed44b9eb40a63d1e3155ab7

 

まだ土から顔を出したばかりという様子で、フレッシュな花

 

私が好きな、キモイ腐生植物

 

結構沢山咲いてました

 

長崎県のレッドデータカテゴリーはVU(絶滅危惧Ⅱ類)

 

佐世保市では自生報告がないせいか、指定なし

 

見頃はもう少し先でしょうか?

お天気に恵まれれば、もう一度見に来たいと思います

 

近くのオオバノトンボソウはまだまだ蕾

 

今年はちょっと遅いのではないでしょうか

 

ホウライカズラの自生地では、ちょっとだけ開花していました

 

中国の伝説上の山である、蓬莱山にちなんで、珍しいものの例えとして名付けられた


アイナエ等が属する、馴染みの薄いマチン科の植物

 

まだまだ蕾ばかりが目立ちます


ホウライカズラの側には、寄生植物のヒノキバヤドリギが見られます


下の丸いのは果実

上の小さく口を開けているのが花です

果実は熟すと破裂して、種を飛ばすのだそうです


雨模様のお天気の日には、昼間でもスズサイコが咲いているかもしれない

という事で、草地に行ってみると、3株程花被片を開いていました

 

今年は沢山のスズサイコが見られます

 

次に黒髪山系を訪問

薄暗い場所のバイカアマチャを見物

 

大陸系遺存植物と言われています

 

以前沢山自生していたギンレイカが全く見られずビックリ仰天

 

ナガバジャノヒゲというには、少し足りないかな?

 

岩場にはニシノハマカンゾウ

 

ウンゼンマンネングサ

 

これはテリハではないような😲

ミヤコイバラ?

 

果実を付けたヒナちゃんがいた

 

この山系のシャクジョウソウも見に行こうと思ったのですが、雨がひどくなってきたので退散

岩峰に登る途中の結構危ない場所に自生しているものですから

梅雨の時期は危ないので岩山の登山は控えた方がいいかもしれない😊