花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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冬の海にハマダイコン

2019-02-17 | 
土曜日に海へ出かけてみました

いまいちはっきりしないお天気ですが、どんよりした雲も風景のアクセントになるので、まんざらでもありません


ダブルトンボロの島へ渡ります

正面の島と、その先に見える小さな島も、トンボロなのです




波打ち際で分身の術


岩がごろごろしている島を通って、その先の小さな島へ向かいます


この小さな島は、満潮時は海に隔てられ、独立した島となります






しまった! 潮が満ち始めてきたので、瀬に渡る事ができなくなった




さて、トップにも掲載したこの画像

ちょっとテクニックを使用しています

長時間露光で、海を平滑化し、深度合成でほぼパンフォーカスを実現しています

この写真はフルサイズセンサーのカメラで撮影していますが、そのように大きなセンサーを搭載したカメラは、広角レンズを使用したとしても、被写界深度が浅く、パンフォーカスを実現するのが難しくなります

そこで、手前から徐々にピント位置をずらして撮影した複数枚の写真を合成し、ピントの合った部分を寄せ集めて一枚の画像を作り上げるという手法でパンフォーカスを得る事ができます

この画像を見てみると、足元の岩から、遠方の山並みまでピントが合った画像となっています

フルサイズセンサーを搭載したカメラは被写界深度が浅く、ボケの表現が得意で、それを活かした芸術的な写真を撮影するのに向いている一方、隅々までピントの合った風景写真等を撮影するのは得意ではありません

おもいっきり絞って、ボケを殺す事もできますが、回析の影響で解像が失われるというデメリットもあり、深度合成はその解決策として有用なものでしょう

露光時間はNDフィルターを用いて、30秒確保しています

実際は波が立っている海面が、長時間露光の結果、大変滑らかなものとなっています

また、雲も流れて幻想的な雰囲気となっていると思いませんか?


海岸の草地では、早くもハマダイコンの群落が見られました


気が早いですね~


ホトケノザはどこにでも群れています


近年、異常な繁殖力で、在来種を圧倒しているヤブチョロギ

オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ等も猛威をふるい、イヌノフグリ等在来の植物を駆逐しています

困ったものですね


さて、帰りに佐々町のスイセンロードに立ち寄ってみました

ここは、海沿いの歩道約1Kmに渡り、スイセンが植えてあるのです




しかし、今年は既に花は終わりかけており、花数が少なく、迫力不足


残念でした(*_*)


廃墟っぽい建物もあります

それではごきげんよう(^O^)/