石巻で撮ったのは片方の幼児用ズック靴【悲惨な光景にレンズを向けることができず・・ 】写真家六田知弘
3・11東日本大震災から、もうすぐ1年・・・
☆失われた命を、家を、ふるさとを追慕する祈りの一葉一葉。
☆六田さんは「 モノには、被災者の魂がこもっている」と言う。
第2ホール特別催事 六田知弘写真展「3.11 時のイコン 東日本大震災の記憶」
河北新報/河北春秋 2013年03月06日より
………………………………………………………
東日本大震災から3週間後、写真家六田知弘さん(56)は、
仙台市の荒浜地区に入っ た。
悲惨な光景にレンズを向けることができず、東京に帰った。
9カ月後、再び被災地に 立った際、発見があった。
▼地面に目をやると、津波にのまれたものが散乱していた。
「『 この世に存在していたことを記録しておいて』と訴えているようだった」。
白紙の上に載せ、夢中でシャッターを切った
▼石巻で撮ったのは片方の幼児用ズック靴。
地面からは雑草が力強く生えていた。
ボロボロの教科書や折れ曲がったフォーク、
朽ち果てる寸前の空き缶もあった。
▼これまで、世 界各地の仏像や仏教遺跡を撮影してきた。
追求してきたテーマは堆積した時間の重さ。
被災地に残されていたモノにも、人と共にあった記憶が眠っていた。
「がれき」などではなかった
▼『時のイコン』と名付けた写真展がきのう、
東京・丸の内の相田みつを美術館で始まった。
被災3県に何度も足を運んで撮り続けた約50点を展示。
無機的なはずの遺物が、 物語を奏でる。
▼失われた命を、家を、ふるさとを追慕する祈りの一葉一葉。
六田さんは「 モノには、被災者の魂がこもっている」と言う。
細部に着目することで見えてくる被災の 実相があることを知る。
31日まで。
河北新報2013年03月06日河北春秋より
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20130306_01.htm
石巻市・津波被害写真集はコチラ↓↓
宮城県石巻市・津波被害
http://tetunakaya.o.oo7.jp/indexharu20110503.html
3・11東日本大震災から、もうすぐ1年・・・
☆失われた命を、家を、ふるさとを追慕する祈りの一葉一葉。
☆六田さんは「 モノには、被災者の魂がこもっている」と言う。
第2ホール特別催事 六田知弘写真展「3.11 時のイコン 東日本大震災の記憶」
河北新報/河北春秋 2013年03月06日より
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東日本大震災から3週間後、写真家六田知弘さん(56)は、
仙台市の荒浜地区に入っ た。
悲惨な光景にレンズを向けることができず、東京に帰った。
9カ月後、再び被災地に 立った際、発見があった。
▼地面に目をやると、津波にのまれたものが散乱していた。
「『 この世に存在していたことを記録しておいて』と訴えているようだった」。
白紙の上に載せ、夢中でシャッターを切った
▼石巻で撮ったのは片方の幼児用ズック靴。
地面からは雑草が力強く生えていた。
ボロボロの教科書や折れ曲がったフォーク、
朽ち果てる寸前の空き缶もあった。
▼これまで、世 界各地の仏像や仏教遺跡を撮影してきた。
追求してきたテーマは堆積した時間の重さ。
被災地に残されていたモノにも、人と共にあった記憶が眠っていた。
「がれき」などではなかった
▼『時のイコン』と名付けた写真展がきのう、
東京・丸の内の相田みつを美術館で始まった。
被災3県に何度も足を運んで撮り続けた約50点を展示。
無機的なはずの遺物が、 物語を奏でる。
▼失われた命を、家を、ふるさとを追慕する祈りの一葉一葉。
六田さんは「 モノには、被災者の魂がこもっている」と言う。
細部に着目することで見えてくる被災の 実相があることを知る。
31日まで。
河北新報2013年03月06日河北春秋より
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20130306_01.htm
石巻市・津波被害写真集はコチラ↓↓
宮城県石巻市・津波被害
http://tetunakaya.o.oo7.jp/indexharu20110503.html