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原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は『日本の美しい山脈に降り注ぎ!ガン、糖尿病など』

2013-02-11 18:15:26 | 脱原発
原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は『日本の美しい山脈に降り注ぎ!ガン、糖尿病など』

山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!より
…………………………………………………………

※原発事故の事でなく、原発稼働の事です。
※原発は常に【放射性ガスや放射性物質の粒子を放出している】
※と、、これが日本でガン、糖尿病の急増の原因と
※放射線医学名誉教授スターングラス博士。

☆原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は
☆発表よりはるかに大量で、日本の美しい山脈に 降り注ぎ、
☆それがきれいな湧き水に混入して田んぼや畑、飲み水に混入。

☆風向きに関係なく、これが日本でガン急増している要因のひとつだ。

☆ストロンチウム90から出来るのがイットリウム90。

☆これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。

☆すい臓というのは糖尿をおさえるホルモン、
☆インスリンを分泌しているから、ここに異常が出る と糖尿病になる。

☆世界中で糖尿病が急増しているが
☆日本はすでに人口比でアメリカの二倍もいる。

☆そのアメリカだってイギリスより発病率が高いのだ。

☆日本では戦後から現在にかけて、
☆すい臓がんが12倍にもふくれあがっている。

★スターングラス博士インタビュー

……………………………………
山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!より
:引用開始

見逃せない重大証言!
【戦後のガンと糖尿病 急増は原発稼働による放射性物質が要因】

放射線医学名誉教授スターングラス博士、
「日本にある原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は
美しい山脈に降り注ぎ、環境汚染をもた らしてきた。

これが日本でガン急増している要 因のひとつ。
ストロンチウム90から出来るイットリウム90は
すい臓に集中し、糖尿病を引き起 こす。
日本は人口比でアメリカの2倍に急増。
戦後からすい臓がんが12倍に激増した」と重要 証言(転載)。

放射線医学名誉教授スターングラス博士インタビュー(転載)。

見逃せない重要証言→

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【戦後のガンと糖尿病の急増は放射性汚染物質による被曝が原因】

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「日本にある原発の八割はアメリカ製原子力発電所。

原発が放出する放射性ガスや放射性物質の粒子は発表よりはるかに大量で、日本の美しい山脈に 降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して田んぼや畑、飲み水に混入。

風向きに関係なく、これが日本でガン急増している要因のひとつだ。

ストロンチウム90から出来るのがイットリウム90。

これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。

すい臓というのは糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、ここに異常が出る と糖尿病になる。

世界中で糖尿病が急増しているが日本はすでに人口比でアメリカの二倍もいる。

そのアメリカだってイギリスより発病率が高いのだ。

日本では戦後から現在にかけて、すい臓がんが12倍にもふくれあがっている。」

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◆8. スターングラス博士インタビュー

「僕と核」 (2006)

shing02

http://www.e22.com/atom/page08.htm

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◆スターングラス博士インタビュー

ブログ:思いがめぐる

yumi 2012年02月13日

http://blog.livedoor.jp/ygjumi/archives/67311416.html

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【アーネスト・J・スターングラス博士(Dr. Ernest J. Sternglass)】

プロフィール:

1923年、ベルリン産まれ。 14才の時に家族とアメリカへ移住。若き頃に、既に世界的権威だっ たアインシュタインと議論を交わし、科学の志を新たにする。1960年から1967年は、ウェス ティングハウス社の研究室でアポロ月面科学ステーションプログラムの局長を務める傍ら、アメ リカの大気圏核実験に反対するようになる。彼が国会で発表した研究の成果は、ケネディ大統領 が’63年にまとめた部分的核実験条約(PTBT)の締結に大きく貢献した。(ケネディはその僅か 三ヶ月後に暗殺されてしまう)70年代に入って、今度はそれまで安全だと信じていた原子力発 電所の危険も公に問うようになる。’81年に出版した「Secret Fallout: Low-level Radiation from Hiroshima to Three Mile Island」 (邦題:赤ん坊を襲う放射能)は、低レベル放射線研究の代 表的な本となった。1983年よりピッツバーグ医大、放射線医学名誉教授を務める。過去にスタ ンフォード大学、インディアナ大学、フランスのアンリ・ポアンカレ大学、ジョージ・ワシント ン大学、コーネル大学で放射線医学と物理学の教壇に立つ。1995年より、Radiation and Public Health Project (放射能と公共健康プロジェクト)局長。

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【転載貼付開始】

ここで、スターングラス博士にお話をお聞きしたいと思います。

彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、
核実験や原子力発電による低レベル放射能の影響を訴えて続けて来た、
数少ない科学者の一人です。
2006年の二月には念願だった来日を果たし、青森県の六ヶ所村も訪ねています。

こんにちは、今日はよろしくお願いします。

S博士「まずはじめに、日本には55基もの原子炉が運転しているのを知ってるよね。」 、、、
はい。
S博士「それに、ほとんどが海岸沿いの国土の2割程度の面積に人口が集中していて、
原発も割 と近くに配置されている。
だから、日本政府が2003年度に発行した、
過去100年の日本人の死因 の推移を見たとき、
あまり驚かなかった。」 と言いますと。
S博士「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。
1900年台の前半は、が んはそこまで存在しなかった。
日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入され てから、
一気に増え始めたのだ。
今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」
はい。
S博士「そして、本場のアメリカで分かって来たことが、
原子力発電所というのは、公に発表さ れているよりも、
ずっと大量の放射性物質を放出しているということだ。
大半は、細かい分子に なった、核の分裂によって産まれる物質で、
大気や海に放出されている。核分裂生成物というや つだ。」

はい。
これが、自然放射線と混同されると、訳分からなくなりますね。

S博士「その通りだ、そもそも自然放射線というのは、
海抜0メートル付近では、0.8 から 1mSV(ミリシーベルト)が普通であって、
それ以上はラドンなどごく特定の地域しか関係のな いものや、
0.15mSVほどのカリウムなどを大げさに数えている場合が多い。
しかも、ほとんどの 自然放射線が外部被ばくを起こすガンマ線で、
体の中の特定な器官に蓄積して内部被ばくを起こ すものじゃない。
ストロンチウム90やヨウ素131などの放射性物質は、体の中に入り込むのと、
それと同じ量を地面にばらまいたのでは、威力が全然違うのだ。」 分かります。

S博士「ヨウ素131は、ほとんどが一週間の半減期だが、これは首にある甲状腺に集中する。
甲 状腺というのは、体全体の新陳代謝をコントロールしていて、
多くの器官が甲状腺のホルモンに よって動いている。
だから甲状腺が壊れると、大人だと、甲状腺に異常が生じたり、がんになることがある。

また、ストロンチウム90は骨に集中する。これはカルシウムと似ているためで、 カルシウムは、骨をつくったり、神経の伝達にも欠かせない。
要するに、脳みその働き、考える 力に貢献している。
よって、ストロンチウム90が引き起こす問題というのは、
あまり知られて いないのが、カルシウムと同じように骨だけじゃなく、
脳にも入り込んで、神経にダメージを与 えるため、
特に脳の発達に支障をきたすようになる。」
赤ちゃんですね。
S博士「赤ちゃんもそうだし、お母さんのお腹の中いる胎児のときからだ。
それに、脳みそは10 代まで発達し続ける。だからそこに問題が生じると、
普通の読み書き、理解する力、計算する 力、全体的に影響を受けてしまう訳だ。

健康な脳みそをつくる過程でだよ。」 母親は知っておくべき情報ですね。

S博士「これは、本当に伝えなければいけないことだ。
繰り返すが、ストロンチウム90やヨウ素 131は自然には存在しないもので、
ウランやプルトニウムが核分裂を起こしたときのみ、産まれ るのだ。
原子炉の中で起きていることは、原爆の核分裂が起こす環境破壊と同じなのだ。
つま り、核実験などが広めた汚染を、原子力発電所がそのまま引き継いだに過ぎないのだ。」
なるほど。
S博士「これは数年前にJournal of American Medical Associationで発表されたばかりなんだ が、妊婦が歯科医でX線を数回受けただけでも、散ったX線が、ヨウ素131のように甲状腺に影響 を与えて、それが早産につながる確率が数割高くなることが分かった。
こうした未熟児は、現在 の医学ではほとんどを救うことができるのだが、X線のせいですでに脳の発達に影響が出てし まっている。
それが思考力や、集中力の欠如に表れる。脳の発達に支障をもった未熟児は、
自閉 症になる可能性も出てくるのだ。」

このように器官に集中する放射性物質は、どのようにダメージを与えているんですか?

S博士「ヨウ素131の場合、ガンマ線というのは、X線と一緒で、とても強いエネルギーを持った 光を出す。
そして、ベータ線は電子なんだが、数ミリしか飛ばなくても、臓器に埋め込まれると 周りの細胞を破壊する訳だ。
変異を起こしたり、遺伝子を傷つけてしまう。そして、フリーラジ カルが産まれる。フリーラジカルとは、マイナスの力を帯びた酸素分子で、寿命も一瞬なんだ が、これがプラスを帯びた細胞の粘膜に引き寄せられて、穴を空けてしまうので、大変なこと だ。
これらのことは、60年代の後半から70年代にかけて分かったことで、
原子力発電を始めた ずっと後の話だよ。」
はい。
S博士「初めての原発が1942年のシカゴだったから、そのおよそ30年後に分かったことだよ。
もう一つ興味深い発見だったのは、X線などの強くて短い刺激がつくる多くのフリーラジカルは、 実はお互いとぶつかり合って、そこまでダメージを引き起こせないんだ。
これを、私は『混んだ ナイトクラブ効果』と呼んでいる。
分かるだろう、狭い空間に人が入りすぎて、身動きが取れな いのだ。
これで分かったことが、X線などが与える、自然放射線の一年分に値する1mSVほどの 一度の衝撃は、思ったほど効果がなく、同じ量を一週間、一ヶ月の間に分けて微量を受けた方が、細胞あたりのフリーラジカルが少ないために、ずっと大きなダメージを与えるのだ。」

そうなんですか。

S博士「このことは、衝撃だった。つまり、X線や原子爆弾のように、
集中された強い放射線よ りも、永続的な低レベルの放射線の方が、
ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かった のだよ。」
なるほど。

S博士「我々はヒロシマやナガサキで集めたデータを信じきってしまったのだ。
原爆は、主にガ ンマ線と中性子線を一瞬で放出したから、本当に強くて大量のエネルギーを放出した。
まして や、その頃はフォールアウト(『死の灰』と訳される)のことも良く分かっていなかった。
要す るに、長期的な低レベル放射能の影響を、今日でも、完全に間違って計算しているのだ。
2003 年にイギリスのクリス・バズビー (Chris Busby) 氏らが、ヨーロッパのECRR機構(European Commission on Radiation Risk) に頼まれて、原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な 論文やケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。我々は、低レベルの内 部被ばくによる影響を、少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」

はい。

S博士「もう一つ言いたいのが、ストロンチウム90は骨に入って、強い電子を放出する。骨髄で は赤血球と白血球もつくられているから、ここで異常が起きると、白血病を起こす。
また、白血 球というのは、体のありとあらゆる病源と戦っているから、
白血球がちゃんとつくられないと、 これは大都市で警察のストを起こすと犯罪率が一気に高くなるようなものだ。分かるね。
ストロ ンチウム90が白血球を壊せば、体中にがんが起きても止めることができない。
ストロンチウム 89の半減期は50日で、ストロンチウム90の半減期は28年だから、体に蓄積されていくものだ。 」
そうですか。
S博士「さきほどの低レベルの放射能の話に戻るが、人々が間違いを犯した原因のひとつに、放 射線によるがんの治療による。
これは動物実験で、一週間おきに集中した放射線をあてれば、
健全な細胞は元に戻るということから、放射量を細かく分ければ、体には影響が少ないと信じられ ていたのだ。
ところが、内部被ばくの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、慢性被 ばくと言っても良い。
これが何十年間と蓄積されると、ストロンチウム90のように白血球が壊 されていけば、肺炎やさまざまな感染が起き易く、免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」
では、質問を変えます。 原子力発電所は、すべての排出物をモニタして、環境もモニタして、 すべては安全だと言います。
何がいけないのでしょうか?
S博士「何回も言うが、0.1~0.2mSVほどのX線の影響と、核分裂生成物を比べて、影響を少なく 見積もりすぎているから、誤った安全の基準を適用しているところが間違っている。
2005年に 発行されたUS Academyの論文には、『どんな微量の放射能でも、必ず何らかのダメージを与え ている。無害ということなどない』と書かれているくらいだ。
一時期、『微量なら健康に良い』 と信じられていたのもまったくの間違いで、
『一定値以下なら安全』と信じられていたことも、 間違いだった。
これはようやく最近、世界中で発表されている論文で認められてきたことだ。
更 に、1000倍もダメージを少なく見積もってものだから、0.1mSVだったものが、実質的には 100mSVと同じダメージを加えているのだ。」
これらの核分裂生成物は、化学的にフィルタすることってできるんですか?
S博士「完全には無理だ。中空糸フィルタやイオン交換樹脂など、どんなにテクノロジーが進化 しようと、完璧なフィルタなど存在しない。
例えば、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン などの希ガスは、化学的にフィルタすることはできない。トリチウムなども水分と同じような性 質なので、なかなかフィルタできない。モニタリングは、結局、役割を果たしていないのだ。
自 然界はストロンチウム90やヨウ素131をつくらないから、自然放射能と比べるのはおかしい。更 に、X線などは刺激が短か過ぎる。
だから、安全だと思っていた放出量が、実はそうではなかっ たということだ。」
それでも、核実験からの残量放射能が減って来ていて、今では食物に含まれている値も示してい ますが。
S博士「良いかい。基本的に原子力発電所が自ら検出して発表しているデータはそこまで信用し ない方が良い。
電力の生産があがるほど、放射性物質の排出はぜったいに免れられないのだ。
それに、原子力発電所がどのくらい排出しているかを心配したり論議するよりも、人間にどのくら い入って来ているのかを検出する方がずっと早いのだ。
私たちの90年代の研究で分かったこと は、アメリカで原子力発電所の近くに住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム 90は、かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。
これは原子力発 電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。このプロジェクトもアメリカの政府がデー タを公表しなくなったために、独自で始めたのだ。
ストロンチウム90の値は、すでに胎内で蓄 積されていることが分かることと、ストロンチウム以外の放射性物質も入って来ていることを裏 付けるから大事な訳だ。
これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」
それは日本にも言えることですか。
S博士「繰り返すが、日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、まず間違いない だろう。
原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、日本の美しい山脈に降り注ぎ、
それがきれいな湧き水に混入して、田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。
風がどっちに 吹いていようが関係なく、これがいちばん起こりうる被ばくの方法で、
私はこれが日本でがんが 急増している要因のひとつだと考えている。
ちなみに、ロレン・モレーが日本で集めた乳歯のサ ンプルからもストロンチウム90が充分なレベル検出されている。
これはどこで産まれたか、ど こで育ったかによって大きく異なるし、もっと大規模な研究が必要だが、アメリカと同じような 状況であると予想される。
小児がんを主に、健康な発育が妨げられる確率が数割は高くなるということだ。
もちろん、放射性物質による害は成人にもあてはまることだ。」
そうなんですか。
S博士「ついでに、もう一つ重大な話をしよう。ストロンチウム90から出来るのが、イットリウ ム90だ。これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。
すい臓というのは、糖尿をおさえるホルモ ン、インスリンを分泌しているから、ここに異常が出ると糖尿病になる。世界中で、糖尿病が急 増しているのは知ってるね。
日本は、すでに人口の割合から言えば、アメリカの二倍もいる。
そ のアメリカだって、イギリスより率が高いのだ。
日本では、戦後から現在にかけて、すい臓がん が12倍にもふくれあがっている。
50年代の終わりにドイツの動物実験で発見されたのが、スト ロンチウム90が電子を放出してイットリウム90になると、骨から肺、心臓、生殖器などに移 動するのだが、すい臓に最も高い集中見られたのだ。
インスリンがうまく生産されないように なって、血糖値が上がってしまうのだ。今までは放射能が糖尿病と繋がっているなんてまったく 認知されていないのだ。
これで分かっただろう、国際放射線防護委員会(ICRP)は、当初、放射 能の影響として、特定のがんと奇形児くらいしか認めなかったのだ。
未熟児、乳児の死亡や、 肺、心臓、すい臓、これらの部位への影響はすべて無視されてきたのだ。」
はい。
S博士「民間エネルギーの最初の原子力発電所は、ピッツバーグに57年に、私が15年間勤めた Westinghouse社によって建てられた。
私たちは、汚い石炭の発電所よりも、安くて、きれいな エネルギーだと思っていた。
微量の放射性物質が逃げても、大したことないと思っていたのだ が、それは大間違いだった。これと同じ原子炉が、今でも日本でたくさん稼働している。
70年 代にカナダのエイブラム・ペトカウ (Abram Petkau) 博士が発見した、低レベル放射能によるフ リーラジカルの影響を、未だに反映できていないのだ。
フリーラジカルの性質を分かっていな かったのと、放射線量と人体への影響が比例的な関係だと勘違いしていたのだ。低レベルで起き る様々なことは、ヒロシマとナガサキの生存者を調べただけでは、まったく予期できなかったの は当然のことだ。」
はい。
S博士「だから、原爆の生存者や、X線のデータによって計算された国際的な許容量はまったく 間違っている。
これは、原子力発電所が大規模に建てられるようになって、何十年も後に分かっ たことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、今日まで来てしまった。
その理由の一つと して、すでにウラン鉱山に巨額の投資がされてしまっていたことがあるだろう。
だから、ウラン の利益を受けている人たちは、過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。
ウランは 核分裂以外には役割がないから、それがただの粉末のゴミになることを本気で危惧しているの だ。
世界中の政府や企業、イギリスの皇室などが所有しているウランは、原子力発電所が他の燃 料で動くようになったら困るのだ。」
日本企業もかなり先行投資していますよね。
他の燃料と言いますと?
S博士「天然ガスだ。天然ガス発電に切り替えれば、なんと、設備投資の7~8割は無駄にならな い。天然ガスはあと数十年は持つと言われているから、その間に自然エネルギーを開発すれば良 いのだ。
コロラド州のフォート・セイント・ブレイン (Fort St. Vrain) は、すでにこの成功 例だ。原子炉だけを閉じて、天然ガス用のボイラーを横につくって、タービンの建物など、ほか のものはそっくりそのまま使えたのだ。
そう、原子力はお湯を沸かしているだけだからね。
原子 炉の中の水も放射能を持っているために、配管が錆びて出てくる鉄、マンガン、コバルトなどに も中性子がぶつかって、普通の元素まで放射性になって大気に飛び出てしまうのだよ。
これが体 内にも必要な物質の場合、放射性の鉄分だって血液に入ってしまう訳だ。」
原子炉を解体しただけで、その付近は大丈夫なんですか?
S博士「そうだ。その証拠にコロラド州は、あらゆるがん、小児がんの率が全米でいちばん低い のだ。
解体すれば、新しい核分裂や放射性ガスを止めれば、燃料自体は、まだ残っているが隔離 することはできる。
それが素晴らしい点だ。もちろん、完全に廃棄するにはたいへんなコストが かかるよ。
これはもっと大変な問題だ。だから、原子力産業は、古くなった発電所を解体する巨 額のコストを考えていなくて、将来のコストを少なく見積もりすぎているのが、大問題だ。
で も、運転を止めることさえすれば、せめて新しい放射性ガスが発生することは抑えられるのだか らね。」
環境的には、それがいちばん良い訳ですね。
S博士「とりあえずは、だ。その代わり、何万年、何億年と放射能を持つ核廃棄物をどうするの かを、まだ誰も解決できていない。
何故かというと、長い時間が経つと、地下に埋めようが、山 に埋めようが、放射線が缶から漏れ始めることが分かっているからだ。缶が空気中のバクテリア に侵されて行くからだ。
そうすれば、今度は地下水が汚染される。」
はい。
S博士「環境的な問題はそれにとどまらない。日本のロッカショで起きようとしていることは、 全国の55基分の廃棄物を集めるから、どうがんばっても大量の放射性物質を大気と海に捨てる ことになるだろう。
そうすれば魚も死ぬし、近辺の入江に生息する貝や生物が放射性物質を吸い 込んで、人間と同じように免疫力が低下して行って、死んでしまうのだ。
60年代に核実験が盛 んに行われていた時期も、北大西洋では、魚が激減して、核実験が終わったあと、一気に元に 戻った。
決して乱獲のせいなどではなかったのだ。このことは、今でも世界中の原子力発電所の 近くで起きている。
クジラやイルカも、川に流した放射性物質によって、みんな影響されている のだ。」
何度も言いますが、それでも原子力発電所は、海への放出をフィルタして、ちゃんとモニタして いると言いますが。
S博士「だから、そんなフィルタがあれば、固形の廃棄物の心配だけで済むから嬉しいよ。
でも 現実的には、一部の放射性物質しか取り除けないことは、実績で分かっているのだ。
しかも、事 故や人為的ミスの可能性も計算にいれてなくても、この状況だ。
過去には放出しなくて済んだ放 射性物質も、大量にあった訳だ。
スリーマイル、チェルノブイリ、これらは、世界中に多大なる インパクトを与えたのだ。
我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データと EPAによるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、数万人規模で過剰な死者が出たと 考えている。」
そうなんですか。
S博士「特に日本の場合は、地震国だということを忘れては行けない。
日本の面積にあれだけの 原子炉が集中していることと、
ロッカショの再処理工場の最大の問題点は、さきほど言ったように全国の燃料棒を集めてプールにいれていることだ。
これらは、本当に強い、本当に高レベルの 廃棄物で、なんかの拍子に、
このプールの冷却水にもしものことがあったら、大惨事では済まないことになるだろう。」

、、、質問を変えます。
なぜ、人間はそのような強い放射性物質を扱うことになったのでしょうか?
S博士「まず、自然の中で人間が経験してきた放射性物質は、カリウム40だけだ。
これは体内に 入っても、骨など、どこにも集中しないし、放射線量はストロンチウム90より多くても、体に 蓄積もされないから、割とかんたんに体から抜けて行くのだ。
地球ができたときに、ウランやた くさんの放射性物質ができたが、どれもストロンチウム90のようにカルシウムに化けて、核分 裂生成物が体内に蓄積されるようなことはなかった。
一部のアフリカの地下の鉱山の例外をのぞ いて、核分裂の連鎖反応は自然ではぜったい起きないのだ。」
(註:20億年前に西アフリカに あるガボンのウラン鉱山で自然核分裂があったとされる) はい。
S博士「例えば、普通の水の中にある水素は、宇宙線の影響でトリチウムになることがある。ト リチウムも、特定の部位で濃縮されない。
人間は、自然放射線の中で進化してきたが、これらも 体に蓄積はされなかったし、
フリーラジカルを長い期間にわたって体内に取り込むこともなかっ たのだ。
海の中に微量に存在するウランも同じことだ。
1938年に人間が核分裂を発見してか ら、すべてが変わってしまったのだ。」
分かりました。 では、日本は島国ですから、海の汚染についてもう少し詳しく教えてくださ い。
S博士「海を守ることは、とても大事なトピックだ。我々が予測できなかったエピソードをもう 一つ、教えてあげよう。
昔、科学肥料が海に流れ込んで、藻が異常発生すると、魚貝類の酸素を 奪ってしまうと疑われていた。
その結果、酸欠になった魚や貝が死んでしまう訳だ。ミシシッピ 川が流れ込むメキシコ湾で藻が大量発生したときは、窒素、つまり酸化窒素を含む化学肥料が原因だと思われていた。
でも最近、新たに分かったことは、キセノンやクリプトンなどの放射性ガスのエネルギーが、大気の酸素と窒素を反応させて、酸化窒素をつくることが分かったのだ。
雨 が海に運んでくる土砂が化学肥料と同じ役割を果たして、間接的に魚の酸素を奪ってしまうのだ よ。
この容量で、原子力発電所は、酸化窒素だけでなく、酸素原子が三つくっついたオゾンもつ くっている。つまり、原子力発電所が藻の激増に繋がっていることも、誰も予想できなかったこ との一例だ。」
そうですね。
S博士「だから、発電所が出す液体廃棄物は、始めは誰もが海は広いし、とても深いので、人間 社会にはまったく影響がないと計算していた。
しかし、先ほどから言っているように、微量だか ら大丈夫ということは決して有り得ない。
また、Busby氏らの発見が論文で細かく発表されたように、海に放出した放射性物質は、必ず波に乗って浜に返ってくる。
イギリス、ウェールズ、ス コットランドの原子力発電所付近の砂浜でも、このことが確認されたのだ。
日本でもきっと同じことが起きているだろう。海水で薄まると期待していた放射性物質が、波に運ばれて返って来 て、それが雨にも混ざって、また土の中にも入ってくるのだ。」
それでも、魚からは放射性物質が検出されてないと言われますが。
S博士「だから、まずそれは安全値がニ、三桁ずれたままだからだよ。
もちろん遠洋の魚の方 が、放射線を受ける量が少ないし、日本は遠洋漁業が多いから、
まだ安全な方かもしれない。
そ れでも、50年前の安全基準が残っていることが問題だ。
たいていのガイガー・カウンターは分 かり易いガンマ線を計っているだけで、
アルファ線やベータ線のことは計れないので、これには もっと複雑な機械が必要なのだ。」 そうなんですか。
S博士「ガイガー・カウンターは、砂浜にたまったガンマ線を読むことはできるが、魚のアル ファ線やベータ線などの正確に計るには、魚の肉や骨をとって、化学的に調べる必要がある。
これには大変な技術と計算力が必要になるのだよ。化学的に分離させた液体を、放射線検出用のシ ンチレーション計数管に通すのだから。
つまり、骨にたまるストロンチウム90のように、いち ばん強力で、いちばん厄介な放射性物質ほど、かんたんな計器では探知できないのだ。」
はあ。
S博士「分かったかい?原子力発電所ができてから30年後に、ペトカウ氏が発表して初めて分 かったことがあったように、知らなかったことが多過ぎたのだ。
ひとつの細胞が放射線を受ける と、周りの細胞が影響を受ける『隣人効果 (Neighboring Effect) 』のことも知らなかったし、 いろいろなことだよ。
我々は、世界を壊してしまうような原子爆弾をつくってしまった償いとし て、原子力発電を急ぎすぎたのだ。」 どういうことですか?
S博士「核分裂が発見されたとき、多くの物理学者は大学の研究室を出て、マンハッタン・プロ ジェクトに参加した。
当時はヒットラーが世界的な脅威だったからだ。ドイツに原爆を渡しては いけない、と。
同じことがイギリス、フランス、ロシアでも起きた。
そのうちに、スターリンが 出て来て、今度は冷戦が始まって、多くの物理学者は核戦争を避けるためにと、核爆弾の開発に 一生を捧げたのだよ。
と同時に、そんな軍事目的に利用されただけで死ぬのは良心が耐えられな かったのだろう、アイゼンハワー大統領が提唱した『平和な核利用』のアイディアに皆が飛びつ いたんだ。
アイゼンハワーは、『クリーンな原子力』をつくる原子力発電所を世界中に売り込も うと躍起になって、物理学者はそれを喜んでその手助けをした。
ヒロシマとナガサキで起きたことや、人類を滅亡させる核兵器をつくってしまったことへの罪悪感のためにね。」 とても興味深いです。
でも彼らは、放射能の影響を予知できなかったのですか?
S博士「そのときは、本当に経験とデータが少なかった。いろいろな不幸が重なって、今の状況 をつくってしまったのだよ。
多くの人は、核爆弾がないと不安でしょうがなかった。
私の孫みた いに、お気に入りの布団がないと眠れないのと一緒でね。
共産主義が世界を食い尽くしてまうの を止めるには、核爆弾が必要だと本気で思ってたのだ。
これが核の軍拡の原因であり、それに 乗っかって、アイゼンハワーがきれいなエネルギー政策と称して原子力を勧めたものだから、誰 もが信じきってしまった。
日本の場合は、国民がたいへん丁寧できれい好きだから、モクモクと 汚い煙が出る発電所と違って原子力は魅力的だったに違いない。」
では、これだけの知識が今あって、それを知っている専門家も世界中にいると思うんですけど、 根本的なところで変えて行けると思いますか?
S博士「これが実は難しいのだ。何故かと言うと、大学の研究室などのリサーチのほとんどは、 政府の補助金で成り立っているからだ。
その政府が、原子力発電はクリーンだと信じ切っていた ものだから、今になって過ちを認めたくないのだ。
例えば最近でも、コネチカット州の原子力発 電所で問題があったのが分かっているにも関わらず、微量だから問題ない、と繰り返すだけだ。
EPA(米環境庁)も、原子力産業を守ろうと、必死になっているのだ。
石炭による発電が産むス モッグや水銀と違って、クリーンなエネルギーだと言う、昔の謳い文句そのままだ。でも水銀で は、爆弾はつくれない。分かるかい。」
それは、今だと強く言われてますよね。二酸化炭素を排出しないから良いんだと。
S博士「それはいつの時代も言われてることだが、でも、本当は、ウラン鉱山の採掘、ウランの 運搬、ウランの濃縮、多くのエネルギーを使って、石炭を使ってウランも濃縮すれば、世界の CO2排出量は、原子力発電所を増やすことで解決できないことは、誰の目にも明らかだ。
その上 に、今知られているウランの埋蔵量もたった数十年でなくなってしまうことを、誰も気にとめて いないようだ。
現在では、石炭が排出するガスを地中に送り返して岩に変えることによって、 CO2の排出を防ぐ方法も出て来ているのだ。」
石炭が見直されてるのは聞いたことあります。
S博士「その他にも海洋エネルギーや、地熱エネルギー、風力、太陽、沢山方法はあるし、水素 だけでもさまざまな活用法がある。
これを原子力産業がひた隠しにしているのだ。ウランに莫大 な投資している人たちが、新しい発電方法の浸透を防いでいるばかりか、健康への害も隠してい る。
私が何十年も経験して来たことだが、体質的にモラルを忘れた産業だと言わざるを得ない。 」
一般の人へのメッセージとして、自分の健康を守るには何をおすすめしますか?
S博士「アメリカでは記録を公表することも止めてしまったので忘れられてしまっているのだ が、原子力発電所付近の農場がつくった牛乳は、まず飲まない方が良いだろう。
また飲み水は、 逆浸透装置を使えば、ほとんどの重い放射性物質はフィルタすることができる。
本当は行政がや れば良いことなのだが、コストが高過ぎるのだ。」
それでは、今日はここまでにします。ありがとうございました!
S博士「ありがとう。ほかに質問があれば、何でもきいてくれ。」

【転載貼付終了】

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【取材ソース】

◆8. スターングラス博士インタビュー

「僕と核」 (2006)

shing02

http://www.e22.com/atom/page08.htm

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◆スターングラス博士インタビュー

ブログ:思いがめぐる

yumi 2012年02月13日

http://blog.livedoor.jp/ygjumi/archives/67311416.html

山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル!より転載引用
http://enzai.9-11.jp/?p=12614
http://enzai.9-11.jp/?p=12614

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