この日本で難民ってどういうことよ【それでも国は原発を……】
津波に流され、命かながら……原発が爆発した。。南相馬。。
山形米沢に。。
■規制庁、再稼働手続き前倒しへ 来夏の運転に現実味。新聞記事。
■あなたは、それでも原発に賛成ですか??
河北新報 河北春秋より
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米沢市に来てもう二冬目を迎えた。
昨年3月、南相馬市小高区の志賀恵子さん(56)が着いた時は2メートル近い雪。
「10 センチも積もればびっくり」の小高とは別世界だ
▼あの日、橋の欄干につかまって津波に流されまいとしたが、駄目だった。
濁流の中で目を開け、白っぽく見えた方に向かったら水の上に。
木につかまったまま、延々と流された
▼途中、「頑張れよー」と励まされ、「はーい」と返事。
やっと安全な場所に着いたと思ったら、夫がいない。
夜遅く夫は救助 されたが、低体温症ですぐ福島市の病院へ運ばれた
▼「原発が爆発した。西へ逃げろ」。翌12日、小高の避難所で言われ福島市 へ。
夫の退院を待ち、親類を頼って米沢に来た。
それから1年9カ月。
「山を越え福島県に行くと、涙ほろほろになる」と志賀さ んは言う
▼迎えた側の心痛も深い。「米沢はあのころ避難者であふれていた」。
市内の主婦(53)は車で来たお年寄りが忘れられない。
疲れ切った様子で道を聞かれた時、「難民」という言葉が浮かんだ。
「この日本で難民ってどういうことよ」
▼米沢は山形2 区だが、志賀さんの投票先は福島1区。
もう自宅に戻れるとは、思っていない。
古里から引き裂かれても、1票を行使する。「有 権者」であるために。
河北新報 河北春秋 2012・12・7 より引用
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20121207_01.htm
■規制庁、再稼働手続き前倒しへ 来夏の運転に現実味
東京新聞より
原子力規制委員会の事務局を務める原子力 規制庁が、
東京電力福島第1原発事故を受けた原発の新たな
安全基準が来年7月までに決まるのを待たず、
来春に骨子がまとまった段 階で既存原発が新基準に適合するかどうか
事前調査に入る方向で検討していることが6 日、分かった。
再稼働に向けた事実上の手続 き前倒しで、
一部の原発で来夏の再稼働が現実味を帯びてくる。
規制庁幹部も「法的根拠も含めて可能かど うか検討している」と認めており、
調査の進 め方など詳細を今後詰める。
規制庁は新基準決定後の正式な審査手続きの効率化を目 的として挙げている。
東京新聞(共同) 2012年12月7日より引用
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012120601001931.html