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核廃棄物の行方 50年先の悪夢 /東北に無期限貯蔵の現実味 ‥‥悪夢の無限時限爆弾!!

2013-06-09 17:47:28 | 脱原発
核廃棄物の行方 50年先の悪夢

/東北に無期限貯蔵の現実味

‥‥悪夢の無限時限爆弾!!

半世紀後には現在の原子力政策は

もはや続けられないと言い切る。

人口減、弱る財政!!

そのころはおそらく政府も電力会社も

財政力が現在の半分近くに落ちている。

膨大な費用を要する

原子力政策の実行は困難だ

吉岡氏の論拠になっているのは

人口減とともに経済

社会規模が縮小していくことだ。

六ケ所村の再処理工場が

本格稼働すれば、ガラス固化体になった

高レベル廃棄物はさらに増え、

各地の原発が再稼働すれば

使用済み核燃料も確実に増加していく。






六ケ所村に現在保管中の高レベル廃棄物は、

50年たってもそのまま残っている

ことすら考えられるという。

悪夢の時限爆弾のよう

いわば「無期限の貯蔵地」(吉岡氏)。


使用済み核燃料の埋設【日本では難しい・地震国には】フィンランドのオンカロは自然の地下要


神話の果てに-東北から問う原子力

河北新報 2013年06月06日より
………………………………………

第8部・核廃棄物の行方(5完)50年先の悪夢/無期限貯蔵に現実味

<人口減、弱る財政>

原子力開発の後始末をめぐる約束事は
なぜかかなり先を見据える。

青森県六ケ所村にある
高レベル放射性廃棄物の保管期間は30~50年。

むつ市に建設される
使用済み核燃料中間貯蔵施設の貯蔵期間も50年だ。

炉心溶融(メルトダウン)を起こした
福島第1原発の廃炉作業には30~40年かかる。

六ケ所村の再処理工場が本格稼働すれば、
ガラス固化体になった高レベル廃棄物はさらに増え、
各地の原発が再稼働すれば使用済み核燃料も確実に増加していく。

政府の原発事故調査・検証委員会のメンバーにもなった
吉岡斉九州大副学長(59)は、

半世紀後には現在の原子力政策は
もはや続けられないと言い切る。

「そのころはおそらく政府も電力会社も

財政力が現在の半分近くに落ちている。
(膨大な費用を要する)原子力政策の実行は困難だ」

吉岡氏の論拠になっているのは人口減とともに
経 済、社会規模が縮小していくことだ。

<廃炉に1兆円超>

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の推計
(現在の水準に基づく中位)では、

人口 は2030年に1億1600万人に、
60年には8600万人まで減り、
生産年齢人口は現在 の半分の4400万人になる。

世界経済に占める日本の国内総生産
(GDP、購買力平価換算 )の割合も著しく低下していく=グラフ=。




一人当たりの電力消費量が今と同レベルだとすると、

50年後には国内の総電力消費量は3 分の2程度に減る。

順調に進めば、そのころには、
福島第1原発で溶融した核燃料の取り出しが
終わっているが 、費用は膨大だ。

政府の第三者委員会「経営・財務調査委員会」による推計では、
廃炉完了まで少なくとも1兆1500億円かかる。

東北にあるほかの原発10基も廃炉の時期を迎えている。

50万~100万キロワットの原 発を廃炉にするには、
1基当たり数百億円から1000億円必要になるとみられる。

廃炉に備え電力各社は引当金を積んでいるが、
大丈夫かどうか不透明だと吉岡氏は指摘する 。
「電力会社の引当金は経理上の数字に過ぎない。

(実際に引当金で足りるのか)当てになら ず、
廃炉にどこまで責任を持てるか分からない」

<時限爆弾のよう>

保管して50年後、高レベル廃棄物が「満期」になって、
約束通りに最終処分地へ運び出す とすると、
どれほどの費用になるのか。

資源エネルギー庁の説明では、最終処分場を建設し、
六ケ所村から全て運び出すまでに3兆円必要だという。

むつ市の中間貯蔵施設からも、
50年後には使用済み核燃料を
運び出さなければならないが 、

六ケ所村の再処理工場は
既に耐用年数が過ぎている可能性が高い。

運び出すには新たに再処理工場を造るしかない。
政府や電力業界が推進してきた
核燃料サイ クル政策に従えば、そうなる。

今の再処理工場ですら建設費は2兆円を超えた。

核燃サイクルの先行きに対する吉岡氏の視線は厳しい。

六ケ所村に現在保管中の高レベル廃棄物は、
50年たってもそのまま残っていることすら考えられるという。

いわば「無期限の貯蔵地」(吉岡氏)。

東北にとっては受け入れがたい悪夢のような状況だ 。

核燃サイクル施設の地元、

六ケ所村で反対運動を続ける菊川慶子さん(64)は嘆く。

「最終処分地も決まらないまま、核のごみが運び込まれた。

50年先に問題が表面化する
『 時限爆弾』を抱えてしまったようなものだ」

河北新報 2013年06月06日より
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1098/20130606_01.htm



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