ランドローバーは2021年10月、最高級クロスオーバーSUV『レンジローバー』新型を発表したが、続く派生モデル『レンジローバースポーツ』の最新プロトタイプを「Spyder7」のカメラが捉えた。トランスポーターでの輸送中を捉えたプロトタイプ車両は、これまでの分厚いカモフラージュを脱ぎ、デザインの詳細が見えてきている。ボディは、レンジローバー新型と比較して明らかに短いオーバーハングを持ち、滑かなルーフが見てとれる。またフロントエンドには、2つの水平基調のワイドエアインテークと、両サイドに垂直の給気口を装備。目立ったフロントリップと「フローティング」フォグランプのように見えるものを備えている。ほかは、スリムに進化したヘッドライトとグリル、丸みを帯びたフード、ボディのシルエットが確認できる。側面ではフロントフェンダーベント、パワーリトラクタブルドアハンドル、際立つショルダーライン、分厚いサイドスカートなど、レンジローバーと大きく差別化されている様子が伺える。後部ではスポーティなLEDテールライト、より大型のスポイラーを装備。傾斜したリアウィンドウも見える。ナンバープレートの装着位置はリフトゲートからリアバンパーに移動されている。またクワッドエキゾーストパイプが見当たらないことからも、最強モデルの「SVR」ではないと思われる。新型では、「MLA-Flex」プラットフォームに切り替え、剛性や快適性が高められるだろう。パワートレインは、48Vマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドをはじめ、最高出力400ps、最大トルク550Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンのほか、最高出力530ps、最大トルク749Nmを発揮するBMW製4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジン、頂点には最高出力625psを発揮する「SVR」も期待できるだろう。レンジローバースポーツ新型のデビューは2022年後半と予想される。
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