
ごきげんよう。ついに轍が30センチ級になり路面がぐちゃぐちゃ酷くなりました(除雪されましたが)。こういう道路は2WDと4WDの差が最も出やすいのではないでしょうか。かつてバリカンという男は言った「轍が酷いとFRはランダムに曲がる」と。やってきましたエボ3とエボ8MRとのハイテクの差を試す時が!(笑)
タイトルのようにですね、ハイテク効果は絶大です。エボ3のジャスミンと比較しても安定性は抜群に良くなりました。ジャスミンに乗ってた頃はかなり安定性高い車だと思っていたんですけど、やっぱり新しいだけありますね。エボ10だとさらにパワーアップされてますのでこれまた気になります。
今までは普通の雪道ですが、今回は轍での比較です。水分豊富で硬くて見たくもない轍はブラックアイスバーンよりたちが悪い。ハンドルと逆に曲がる事も。オマケに30センチ級ともなるとお腹を擦るレベルです。あぁヤダヤダ、車高高い車が欲しくなる。1ヶ月だけパジェロレンタルしたい(笑)誰も乗らないから2ドアのショートでOK。自分で買うならもちろんロング。
「駆動関係」
前後のトルク配分は50:50
エボ3
フロント オープンデフ(つまり無し)
センター ヘリカルLSD
リア 機械式1.5way
エボ8MR
フロント ヘリカルLSD
センター ACD
リア S-AYC
エボ3の場合はフロントにデフはありませんでした。ですから前輪の片方が空転するとどうも曲がりづらくなるのはありましたね。ですからちょっとアクセル戻してグリップを確保しないと行けませんでした。強引にアクセル踏んでいけるかなーって思えば後輪がグイグイ前に押してくるのでアンダーステアになりながら前に進みます。前輪があまり機能していなくてもどんどん前に進むってのは4WDの特性ですね。
ハンドル取られるとさすがにハンドリングが悪くなります。スピード出てるとハンドル効かなくなるのでとりあえず減速が必要です。1回これで事故りそうになりました(汗)あの時もう少しでも前輪が遅く応答したら左フロントが潰れてた事間違いなし。おー怖い怖い。
エボ8MRは轍においてもパワーを発揮します。いやぁさすが(笑)フロントにもヘリカルLSDが付いているのでフロントの空転をそこそこ抑える事ができますね。
一番違うのは轍でハンドル取られても、すぐに曲がるという事。ハンドルを取られると一瞬前輪の機能を失うのは共通しますが、回復時間が短縮されています。エボ3のように忙しくカウンターあてたり、曲がれ!!と祈る事も少ないと思います(笑)
ACDをスノーモードにしているのでロック率が高く、安定性が高いです。開発者によるとACDはヘリカルの3倍くらい作動制動力があり、ほぼ完全直結状態まで持っていけるそうです。お陰で轍でも安定性が高く走れます。なおスノーモード時はACDが最も強く作動し、AYCは弱めに作動します。エボ10みたいに作動モニターがあればいいんですけどねぇ。
よーしこれでとりあえず雪での全ての検証テストは終了ですね。当初の目的のひとつに雪道でのハイテクの性能を試す、というのがありました。結果は予想以上に高性能である事がわかりました。今まではスノーモードだったので、しばらくグラベルモードでACDを少し弱め、AYCをより作動させようかと。あまりグラベルモードって使った事無いんですよね。雪が降るまえはターマックで、雪降ったらスノーだったし。
なお、ターマックモードはACD弱め、AYC強めですが、雪道では比較的安定性に欠けます。
それではまた。