「俺はバリカン、黙っていればいい男。ゴールデンウィークだしバイクで龍飛行くか」
と意気込んでイカしたバイクで龍飛まで一人ツーリング。しかし、道の駅こどまりにて思いがけない出会いを果たす。どうも他にも一人ツーリングをしていた人がいて、一緒に龍飛まで行く事になったそうです。
ゴールが近づくにつれライダーも増え、手を挙げて挨拶。通じ合うライダー同士の心。それを堪能したバリカンは満足に家に帰ってきたのです。
「いやぁツーリングは最高だ。よーしこれから釣りに行こう。最高の休日だな」
と気分のいいところに彼のお母さんが登場するのである。
「ゴールデンウィークなんだから、あんた彼女の1人や2人いないの?」
「たっくうっせーな親が彼女について言うんじゃねぇ」
「と、俺はお母さんに言われてちょっと動揺しているんだ」
「あぁそうか…。良ければ私が知ってる人紹介します」
「おめーも紹介してる場合じゃないだろ」
「俺はいいんだよ。間に合ってますから」
「はぁ?まぁいいわ…とりあえず話を聞こう」
「ゴニョゴニョ…」
「ほう…いい話だが…前にも言っただろう、俺は紹介には頼らん!」
「えー。またお母さんに言われるぞバリカン」
「ウンコー!」
「いいんだよ、それよりドリンクバー行こうぜ」
「そうか…それは残念だ」
バリカンくんに興味のある方がいらしたら私に連絡ください。硬派ですけど説得してみます。多分いないと思うけど。