淡路島西岸、兵庫県淡路市江井沖で2月11日浮遊が確認された多数の黒い油の塊が付着して周辺で養殖している海苔5500万枚分が廃棄処分されたそうです。処分量は約200トン、処分費だけでも1億7000万円ぐらいかかるそうです。まだ油流出の原因はわかっていません。
小さな事件ですましてはいけません。
瀬戸内海は、内海です。広いようで狭く、水質汚染は細心の注意が必要です。海上交通路として大昔から活用されていますが、その水産力は日本の人々にとって非常に重要です。私は横浜の住民ですが、毎日使っている鰯の煮干しは瀬戸内海産です。だしをとるだけではありません。食べてしまいます。
どうも近年の日本は水産軽視で心配です。根幹の価値観が異常になっていると思います。東京電力福島第一原発(事故原発)から出た放射能汚染水は放射能汚染水なのに放射能「処理水」と呼んで事実をいつわっています。国も人々もです。日本は変です。現代技術で取り除ける放射性物質は除去していますが、放射性水素トリチウムは除去できていません。間違いなく放射能汚染水です。
日本の精神、清さ、自然に対する畏怖の念、恵みへの感謝を忘れたら発展は止まるでしょう。
外国の批判に対し、日本の行為を正しいとしたいため正しい事実認識の心を失うことは悲しいことです。福島県沖で漁業を営んでいる人達は、漁業に被害が出ており、放射能汚染水海洋投棄を喜んでいません。
糞尿は一滴だって海洋投棄してはいけないと思うでしょう。
沿岸漁業軽視の風潮が日本にあるのではないかと本当に心配です。変な国粋主義で国の生産力を失い、自ら日本が衰亡する愚はやめてほしいと思います。
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