心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

世界を分断する動きが目立つ

2019年05月06日 | 世界
これまで世界は世界に通用する法規を重視して頑張ってきたが、いわゆる強大国は、世界が自分の思うようにならないことや、ほかの国が主導する法規が世界の主流になる動きに我慢できず、自分の価値観を強く主張する傾向を強めています。

これまで世界を主導してきたアメリカが変です。
たとえばTPPですが、アメリカはTPPの中心になる動きを示していたのに突然TPPを捨て、2国間貿易交渉を重視する方針に転じました。
国連を軽視する動きは前から顕著で国連泣かせの国です。
貿易交渉ではかつての同盟国に対しても非妥協的で自己主張が強いので同盟国も面食らっています。

ロシアは国土拡大主義的動きを続けているのでアメリカ・ヨーロッパから批判され、経済制裁を受けています。
アメリカ・ヨーロッパからの批判がインターネットでロシア国内に流れていること、ロシアの情報がインターネットでアメリカ・ヨーロッパに流れていること、インターネットを使って情報戦争が行われていることなどを問題にしたのか、国内に独自のインターネットを構築する動きです。
ロシアは国境の壁を情報面でも高くする動きです。

中国は経済力、軍事力を背景に世界で主導力を発揮したいと考えています。
一帯一路という広大な自由貿易圏構想を提唱しています。
アメリカとは反対の動きになっており、中国は世界に通用する法規を重視すると言うなど包容力のある発言を続けています。
しかし圧倒的に強い経済力を背景に一帯一路を提唱しているので外国が中国の経済圏に飲み込まれるという印象を世界に与えています。
また南シナ海や東シナ海では侵略的行動をとっているので一帯一路は中国を中心とする世界づくりという印象を与えています。
その結果、中国に用心する動きが目立ってきています。

強大国の影響の及ばないところで自由平等平和を重んじる国々が現在どの程度交流を深めることができているかわかりませんが、今後は平和主義国が団結して世界を主導することが大事と思います。
まずは経済面での交流を大いに深めるべきです。
平和主義国の経済力が順調に伸びていくことが大事です。

強大国の衛星国でも平和主義国との経済交流は自由です。
平和主義国は強大国の衛星国とも自由に経済交流します。
衛星国も平和主義国との経済交流が重要との認識を深めると恒星国との関係を特に重視する必要がないとわかってきます。
平和的に強大国を置いてきぼりにすることができれば平和主義国は国連を立て、世界に通用する法規を重視し、世界を主導することができます。

日本はアメリカの引力が強くてアメリカの衛星国になっていますが、中国、ロシアとも経済交流を続けており、経済分野では概して自由な立場にあります。
ところが日本は防衛力という名の軍事力を重んじ、経済力の強化を軽視する傾向があります。
この点を注意し、人々が信念をもって生活・生産環境の改善、技術開発と生産を重視するならば道を修正することができると思います。

残念ながら現状は経済衰退、貧困層拡大、防衛力という名の軍事力増強、生活・生産環境悪化、技術開発と生産停滞の状況です。
コメント
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