五色岳をのぞむ蔵王エコーライン(宮城側)の大黒天の駐車場から出発する。上の写真を撮影した地点である。
写真中央奥の黒っぽい山が五色岳で、御釜の外輪山である。なので、その裏側に御釜がある。写真左側の登山道から登っていく。
①蔵王レストハウス~熊野岳
②大黒天~刈田岳~蔵王レストハウス~熊野岳
③蔵王レストハウス~熊野岳避難小屋~地蔵山~三宝荒神山
④蔵王レストハウス~熊野岳避難小屋~名号峰
⑤蔵王レストハウス~熊野岳~中丸山
2011年の写真を見ていると、②の大黒天~熊野岳(避難小屋)と④の熊野岳~名号峰(みょうごうほう)は、同じ日に行ったようなので、一つにまとめて書く。
登り始めは、階段があり、歩きやすくなっている。水色の蝶はアサギマダラで、秋になると南西諸島や台湾まで、海を渡る固体もいるらしい。
そして繁殖のために暖かくなるとまた北上してくるそうだ。このナチュラルガーデン風のいい感じの小道を抜けると、刈田岳が見えてくる。
このあたりは、2月24日の厳冬期に刈田岳登山に挑戦して、途中撤退した地点のあたりである。夏と冬の景色がまったく違っているのが、すごい。
登るにつれて少しずつ御釜が見えてくる。
そして、刈田岳避難小屋の脇を通っていくと、刈田岳山頂にたどり着く。昼間は平日でも観光客がたくさんいる中を黙々と歩く。観光客の中を、大きなザックを背負って下っていたら、豪快に転んだことがあった。
ここまでくればあとは前回歩いたように、御釜を眺めながら馬の背を歩いて熊野岳避難小屋をめざす。
熊野岳避難小屋から先の行程は、未計画だった。
が、どこまでも続くような、なだらかな稜線を見て歩いてみたくなった。
この先には自然園といわれる、まるで日本庭園の様な風景のところがあるらしい。どんな所なのか。地図は持ってきてはいるが、迷わないだろうか。道が明瞭であれば戻ってくることが出来るので、いけるとこまで行ってみよう、となった。
大きな石がごろごろとした似たような道なので不安になる所もあったが、しっかり頭に道順を焼き付けるようにしていたら、途中から普通の登山道になってきた。そうして歩き続けたら、名号峰にたどり着くことができた。たどり着く5分くらい前のところで、他の登山者の方に、あともう少しだから頑張れ!とエールを頂いた。
山頂で自撮り。3年前は、今より痩せていた。若いし。あ~、着実に老いていってるなあ。(笑)