(※スタイロフォームの厚みを30mmに訂正しました。)
寒い時期になると、当ブログでもオカヤドカリの検索が多くなります。
おそらく、ベストな保温方法を探してる方が、やってこられるのでしょう。
私もそうでしたので、お気持ちがとても分かります。
生き物を飼ったならば、出来るだけいい環境を与えるのがせめてもの飼い主の務めですよね。
オカヤドカリもこの狭い入れ物の中に閉じ込めた限りは、冬の沖縄にも負けないくらいの適した温度にしてあげたいです。
保温器具は最初にそろえてしまえば、あとは冬の間の数百円/月の電気代のみです。
去年そろえたものを今年の冬も使い、同じように飼育しています。
今回はそれらを紹介します。
まずは、年間通して使用する水槽とフタです。
横60cm×奥行30cm×高さ35cmの水槽です。
次にフタです。
これは、爬虫類用のネット。「ハープネット」という商品名です。
水槽に合わせて60cm×30cmのサイズです。
このフタに取り付けるヒーターは「暖突(ダントツ)M」です。
お値段が高めですが、これが一番いいのではないかと思い購入しました。
そして、ヒーターが作動すると、水槽の中が一気に乾燥します。
オカヤドカリは、乾燥がとても苦手です。
なぜかというと、エラ呼吸をしているためです。
水分から酸素を取り込み、呼吸します。
その乾燥を防ぐために、発砲スチロールなどで囲います。
私はスタイロフォーム(30mm厚)を使用して水槽のまわりを囲っています。
180×90cmや、90×90cmの大きさのものが販売されているので、水槽の大きさに合わせてカットします。
自分でカットすると、切断面がデコボコになり隙間ができて、しっかり保温できません。
ホームセンターで購入した際に、カット(有料)してもらうのがオススメです。
これを、固定するのに結束バンドを使っています。
ホームセンターなら、電気コードなどを束ねるものなので電材コーナーなどにあると思います。
ロックタイやインシュロックとも言います。
これを1か所に4本使用します。
プラスチック製なので、やわらかいですが、無理に1本で固定しようものなら、スタイロフォームがつぶれてしまいます。
スタイロホームに差し込みながら4本をコーナーでつなげると、うまく固定できました。
上部と前面は固定しません。
ご飯や水の交換などの時に簡単に外せるようにですが、外れた時が怖いので、対策を考え中です。
そして、またまた大事なものが、サーモスタットです。
「マルカン ミニマルサーモ」(廃番かも?)
これがないと、水槽の中が蒸し風呂状態になります。
サーモスタットは、設定温度になったらヒーターを止め、温度が下がったらまた電気を流してヒーターを作動させます。
サーモスタッドやヒーターを使用したら、しっかり温まっているか確認するのに温湿度計を用意しましょう。
ホームセンターでは、お風呂用温度計のコーナーや園芸コーナーにあります。
私は、100円ショップで購入できました。
これと、フタや周りの囲いを外さなくても温度の確認ができる、デジタル温度計もあると重宝します。
アクアコーナーや、園芸用品、冷蔵庫用の温度計コーナーにあるかもしれません。
これらを、使用した写真です。
一日一回、エサや水の交換や温湿度のチェックをしながら空気の入れ替えをします。
枯れたガジュマルの鉢があるのですが、オカヤドカリがもぐっているかもしれないので、うっかり出せません。
また、乾燥のし過ぎや、温度の変化で、土の中にもぐることがあるので、出来れば入れてあげるといいです。
葉っぱや枝を食べますので、葉のついたガジュマルがあればたまに入れ替えます。
やわらかい葉がおいしいのか、新しい葉はすぐになくなります(>_<)。
下に落ちて黒くなった葉を食べることもありました。
後方にウサギ用のパネルヒーターがありますが、9月~10月頃のあたたかい時期だけ使用しました。
オカヤドカリも一応元気です。
砂などは、バクテリア(微生物・細菌)などが住み着いて、浄化してくれるという情報もありますので、あまり神経質にならずに、たまに様子を見る程度。
砂底で脱皮中のオカヤドカリがいるかもしれないので、霧吹きで湿度調整するしかないです。
あまり、中をガチャガチャしない方がオカヤドカリも安心できるかもしれませんね。(^^♪
しかし、それほど弱くもありませんので、いろいろ工夫してみるのもいいと思います。
あたたかくなったらまた元気なオカヤドカリに会えるよう、冬の間の管理、頑張りましょう!
実は結構ほったらかしですが・・・(^^ゞ