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岐阜・タイヤ・キーパー・専門店・イマージン・50才からのイノベーション それからバトンタッチへ!

岐阜でタイヤ専門店を経営しながら洗車コーティング専門店を開業しさらに事業継承する一部始終を描きます。 

ホンマですかミシュランタイヤ値上げ発表!

2013年03月07日 | タイヤビジネス
タイヤメーカー各社が過去最高益を発表する中で
ミシュランタイヤが4月1日から平均5%の製品価格アップを
ホームページで発表しています。
その理由についてはいろいろ書かれていますが
その真意はどこにあるのでしょうか?


おそらく「来春の消費税が上がる前に」ということでしょうが
ミシュラン社はどうやら日本マーケットでのシェア争いから降りて
量より質を求める戦略に舵を切ったと思われます。
日本メーカーが値上げをするといったことは聞こえてきません。
その中でミシュラン社が単独で製品値上げをする理由は
円高から円安といった為替の問題ではなく 
デフレでドンドン安売りされる環境の中で
たくさん売ろうとするとよい条件を出さなければならず
するとますます安売りに拍車がかかる よって量を求めず
利益を求める路線転換の総仕上げと思われます。

かなり以前から第一線のセールスの数を減らしつつ
PC(乗用車)とTB(トラックバス)を兼用で対応させる方針をとってきました。
それによってセールスの訪問回数が減り
当社もミシュラン社製品の扱いを絞ってきました。
「たくさん仕入れると安くなる」というリベートが大きなものにる
メリットよりデメリットが目立ちだして
たくさん仕入れるから売り切るまでの時間が長くかかるようになり
安く買ったからといって儲かる販売手法ではなくなってきました。
それなら無理することなく
売れてから仕入れるという扱いにすればよく
1日~2日で入荷するので在庫があろうがなかろうが
そんなに体制に影響はありません。
営業拠点や人員を減らして
利益を重視する道をミシュラン社は選んだのだと考えられます。


同じマーケットのなかで
韓国のハンコック社がシェアーを伸ばす戦略を取り
ミシュラン社がシェアーより利益を重視する戦略に転換し
メーカーさんの思惑が交差する中で
末端の小さな販売店である我々は メーカーの動向を注視しながら
コツコツタイヤを販売していきます。


今 春需要でタイヤが売れています。
もしミシュラン製品をお求めなら
今月がチャンスですよ。

木を見て森を見ず!  タイヤマーケット編

2013年02月28日 | タイヤビジネス
店の商圏を半径5キロとすると
タイヤ商売においては
その地域に自動車の登録台数分が
一年間に消費されるタイヤの本数というのが
統計にて打ち出されています。
10万台の登録台数があれば年間10万本のタイヤ需要があるとされているわけです。
その中で一つのお店が年間2.000本を販売するとシェアー2%となるわけです。
我々のような小規模タイヤ専門店はそのぐらいの比率の中で
経営を成り立たせているわけです。
100人の内2人が私たちのお店でタイヤを買ってくださるような比率です。
これがタイヤマーケットという森のざくっとした全体像です。


ところがお店の中にいると 女性客が多いとか輸入車が多いとか高級車のお客様が
多いとか それがお店のお客様比率などという
とんでもない誤解をしてしまいます。
これが森を見なくて木を見ているということになります。
すると森全体では100%なのに
市場内シェアー2%が なんだか世の中の全体のような錯覚をしてしまい
女性客に来ていただけるための店作りとか
商品構成だとか 妙なこだわりが出来てしまうことになり
それが「意識」されると それ以外のお客様が見えなくなってしまう事になります。

人間の意識には「レンズ効果」といって
カメラの焦点のように 「一つのものに合わせると それ以外がぼやけてしまう」
いわばピンボケとなってしまう性質があります。
すると女性客だ輸入車だ焦点を合わせれば合わせるだけ
知らぬうちに「お客様」を限定してしまいます。

タイヤ専門店のお客様とはどのように捉えるとよいのでしょうか?
「タイヤを交換する必要が発生した人」と素直に考えるとよいと思います。
タイヤを交換する必要が発生した人」とは
タイヤが磨り減った人であったり 雪道を走る必要がある人
あるいは急にパンクしてしまった人
それがタイヤ専門店がみるべき森であり お客様ではないでしょうか。

そのお客様の中には
女性もおられれば 輸入車に乗っておられる人も 若者も年配の人も
車が好きな人も 車を足代わりだとする人も
森の中にいろいろな種類の雑木があるように
存在されるわけです。
この見方がイマージン商人の見方なのです。
タイヤマーケットという森の全体です。

タイヤ専門店は
タイヤの商品知識もあり タイヤ交換の作業インフラとしても信用度は高いという長所がありますが
一方で それが妙なこだわりになって職人的な視点に陥りやすいのも事実です。
そういった雰囲気を「お客様」は敏感に感じとられて
敷居が高い店と思われてしまい せっかくの販売チャンスをなくしてしまうのではないでしょうか。

商人的か?職人的か?
自らに自問してみるのもよいでしょう
2%ぐらいの極少シェアーをたとえ0.1%でも伸ばそうとするなら
デフレの時代は一人でも多くのお客様にご来店いただけるようにしなければなりません。
そのためにはどうするか?
「まずタイヤマーケットの森全体を見る」と意識を強めることが絶対必要です。
その上でどうしたらよいか?
これを考え続けなければなりません。
もしこれがインフレの時代なら お客様の数を増やすより
より良い物高単価のものをお薦めすれば売上げも上がるわけです。

タイヤマーケットという森に
デフレという霧がかかっているという認識を持ちながら
お客様が求めていらしゃるものを知る必要があります。
それは無難な回答をするなら「低価格でありながら価値のある商品です」
タイヤにおける価値とは
燃費性能であったり 静粛性であったり 耐摩耗性であったり 価格であったりしますが
絶対低価格とは少し違います。
デフレだから絶対低価格に対応した商品
例えばWEBで取り寄せるアジアンタイヤであったりするのですが
お客様には拒否反応のある方も またそれを求めておられる方も
混在しますから 売り手はお客様の真意を知らねばなりません。

ここに「聴く」という事が重要になるのです。


ものの見方を戦略性
その「聴く」手法をメソッドと呼ぶのなら 
商売において「見る」とはマーケット全体像を指します。
そして「見えた」マーケットの中にある個々のお客様に
「聴く」というメソッドをもって お客様も知らない「欲しい物」
を選択して差し上げるのが専門店の役割であり意義だと思います。


情報過多の時代とはいえ お客様はご自身で「これを買う」という
最終決断を専門家の意見を聞いてからという順序でなさいます。
その専門家として 我々がお客様からご指名を受けれればよいわけでして
タイヤマーケット全体に時間がかかっても浸透していくためには
個々のお客様に尊敬と信頼の念を持ち笑顔で明るく接するだけでいいのです。
誰でも出来る事を
誰でも出来ないほど継続していけば
おおよそ10年で 「専門家」として認識され頼りにされるに至り
店は繁盛しているわけでして 
タイヤ専門店として 他のお店と比較したりする必要はないわけです。


タイヤ商人とはこのような人ではないかと思うわけです。
こうした目を養っていくには
まず自分の意見や見方を持ち
披露してみるのが好い すると
いや私はこう思うとか いろいろな意見が出て
より洗練されていきます。

知らぬは一生の恥 聞かぬは一時の恥ですから。






春の準備始まる タイヤの入荷順調!

2013年02月21日 | タイヤビジネス
昨日 東京でヨコハマゴム(株)の感謝式が開催され
当社からは上村タイヤ課長が参加しています。
確か東京タワーサイドのプリンスホテルタワーが会場だったと思いますが
お陰さまで毎年招待され
スタッフが順番に参加する事にしています。

タイヤメーカー各社はこのところ
過去最高益を記録するなど業績が急回復しています。
1 それは製品価格を天然ゴムの高騰を理由に引き上げた所
  天然ゴム価格はそこが天井で価格が低下し収益が増大した。
2 為替が円安に昨年暮れごろから転換した。
3 新興国を中心に海外で収益が上がっている。
という大雑把に三つの理由から成り立っています。
タイヤ業界を取り巻く内外の要因がプラスに働くと共に
また国内販社を統合し販促費や物流費を削減するなど
無駄の排除を徹底しているとか企業努力も大きいのです。


その一方で末端の販売店の我々はそのしわ寄せを受けています。
初夏に発注したスタッドレスタイヤの入荷が12月の中旬になり商戦に間に合わないサイズがあった。
タイヤラベルも均一に小さくなり判別しにくくなった。
メーカーがくしゃみすれば 弱小販売店は吹き飛ばされるのが
世の常です。

そうすると余計に
対販社 対メーカー のいろいろな部署と
パイプを作りコミュニケーションを深めていく必要性があります。
もはや担当者だけの対応では押し寄せる大波を乗り越えられません。
弱小の我々は地域販社の担当者 その上司の部長や社長はもとより
地域販社の上部組織の支社とのパイプ
またメーカーから出向してきていて今は戻っているメーカーの
幹部候補生や メーカーの幹部などと 
感謝式の機会を利用して顔つなぎやあいさつなど
生き残るための情報網の構築するというテーマもあるわけです。

また感謝式ということですから
販売店のもてなしということで
料理やお酒で和気藹々といった旅行気分でもあるわけです。
日頃味わえない雰囲気で楽しんで来るとともに
CIAやMI5の工作員というテーマも面白いのです。
弱小勢力が生き延びるには
情報が大きなウエイトを占めます。

お店では春のタイヤ入荷していても
大メーカーの懐へ飛び込んで情報収集に余念がないタイヤ課長


飲まされて逆に当社の秘密を聞き出されたかもしれません?。
ミイラ取りがミイラにされる
呑み助の上村タイヤ課長・・・右側の方です。








エアーセンサー付きバルブ!

2013年02月17日 | タイヤビジネス
一部高級車の純正ホイールにエアーセンサーバルブがセットされています。
ドライブ中空気圧が低下した時 センサーが反応して警告を発することによって
「安全」を守る優れものです。

ホイールを交換しようとした場合
新たにセンサーバルブを購入するか 純正ホイールから移植する必要があります。






今回はこの車に 上記のホイール交換を致しました。


別途でバルブを購入した場合 1ヶ1万円×4ヶがコストとしてかかるそうです。
ノーマルで採用しているタイヤサイズは
F 235-40-19
R 265-35-19
タイヤブランドはブリジストンポテンザRE050

このタイヤはメチャクチャビート部が硬い為
ホイールからタイヤを取り外すには神経を使います。
ホイールを傷つけてもいけないし
内蔵しているセンサーバルブを破損させてもいけませんから。


4本のホイールを交換するのに通常の倍
一時間を要しました。


後から装着しようとするホイールの形状によっては
センサーバルブが装着できないものもありますから 要注意です。

夏タイヤ続々入荷中です!

2013年02月15日 | タイヤビジネス
今日はブログの開設から 1111 日だとカウンターが示しています。
1の並びに何か縁起の良さを感じます。
南岸低気圧の影響で小寒い日です。


スタッドレスシーズンはいつの間にか終わってしまい
タイヤショップは閑古鳥がなく日が続いています。
タイヤというアイテムが消耗品である以上
「必要」というニーズが沸き立つ時には「売れ」て
そうでない時は「不必要」という烙印が押されてしまいます。

したがってタイヤショップは
スタッドレスシーズンの11月・12月
ハメ戻しシーズンの3月・4月の
4ヶ月が繁忙期であります。

その他の「3分の2」に当たる月日は
?????閑なんです。


店を中心に15キロ半径の市町村には
統計によると乗用車で45万台程度の保有台数が確認され
それから推測される事実は
「一年で約45万本のタイヤが売れている」ということに行き当たります。
ではそれがいったいどこで販売されているのか?
データから読み解くと
  大手量販店 
  メーカー直営タイヤ専門店
  独立系タイヤ専門店 
  カーディーラー
  GS
  モータース
  インターネット
    ほぼ網羅されていると考えられます。


そういった中で当社は約3%のシェアーに関与させていただいている訳でして
実に97%以上のお客様にはノータッチなのです。
まったくの少数派という意味では弱小勢力の弱者であるわけです。


自然界の掟で淘汰されてしまうかというとそうではありません
弱者は弱者なりに「強味」さえ持ちさえすれば
弱者であっても生き延びていけるわけでして
当社はそうやって25年間を過してきたわけです。

その強味の一つがスゴウ店のコンセプトである
「タイヤ」と「キーパーコーティング」のコラボレーションと
その発展系である
本店の「タイヤ専門店」と「コーティング洗車専門店」とコラボレーションです。

なんせ1年の内3分の2にあたる期間がタイヤの非繁忙期なのですから
非繁忙期をそのままにしておく事は出来ません。
確かに過去は足回り商品やマフラーといったGT系のパーツが
その期間を中心に売れていましたが
時代の変化と共に そういった需要もどこかに消えてしまいました。


そのあたりからタイヤ専門店の苦悩が始まったわけです。
幸い当社は キーパーコーティングとのご縁をいただいて
弱者であっも他にはない特徴を持つことが出来ました。



これから春の需要期に向かいます
スタッドレスタイヤと夏タイヤの巻き変えも
メーカーさんの協力で進んで
夏用タイヤがどんどん入荷して
皆様をお待ちしております。