読書の記録です
<「ザ・万歩計」万城目 学 著 文春文庫 刊>
すっかり、万城目ワールドにはまってしまった私。
こちらは初のエッセイ集なのですが、とても楽しめました。
著者が作家となった歩みや大学に入ってから海外の様々な場所に旅に出た話や会社勤めをしていた頃の出来事などが書かれたエッセイ集です。
高校生の頃に書いた文章がきっかけで書くことが好きになったとか、ケアレスミスで合格最低点に数点足らずに浪人生活を強いられた話など微笑ましく読みました。
その中で、私が好きなエッセイを紹介します。
「・・・っち」(←と言うエッセイのタイトル)
会社勤めをしていた著者の上司や先輩が人物名の後に「○○っち」(たとえば自分の子どもに「うちの子どもっち」と言ったり社内の人々を呼ぶのに「スズキっち」と呼んだり)とつけるのを不審に思い始め、最後に先輩に「いくらなんでも社会人なんだからおかしすぎます。社員との会話に『○○っち』って!!」と抗議します。
すると先輩曰く「違うんだよ。静岡では「○○たち」というような意味で「・・・っち」と言うんだ。方言だよ!」と言われてしまいます。
そこで、終わっているのですが・・・。
まるで笑い話。こんなことがあるんだなぁ・・・と可笑しくなりました。
実は、この話を電車の中で読んでいたので、思わず噴出しそうになるのを必死でこらえました。
本当に文章が上手い作家だな・・・と思います。
とにかく、面白くて楽しく読めますので時間の空いたときの読書にオススメです
<「ザ・万歩計」万城目 学 著 文春文庫 刊>
すっかり、万城目ワールドにはまってしまった私。
こちらは初のエッセイ集なのですが、とても楽しめました。
著者が作家となった歩みや大学に入ってから海外の様々な場所に旅に出た話や会社勤めをしていた頃の出来事などが書かれたエッセイ集です。
高校生の頃に書いた文章がきっかけで書くことが好きになったとか、ケアレスミスで合格最低点に数点足らずに浪人生活を強いられた話など微笑ましく読みました。
その中で、私が好きなエッセイを紹介します。
「・・・っち」(←と言うエッセイのタイトル)
会社勤めをしていた著者の上司や先輩が人物名の後に「○○っち」(たとえば自分の子どもに「うちの子どもっち」と言ったり社内の人々を呼ぶのに「スズキっち」と呼んだり)とつけるのを不審に思い始め、最後に先輩に「いくらなんでも社会人なんだからおかしすぎます。社員との会話に『○○っち』って!!」と抗議します。
すると先輩曰く「違うんだよ。静岡では「○○たち」というような意味で「・・・っち」と言うんだ。方言だよ!」と言われてしまいます。
そこで、終わっているのですが・・・。
まるで笑い話。こんなことがあるんだなぁ・・・と可笑しくなりました。
実は、この話を電車の中で読んでいたので、思わず噴出しそうになるのを必死でこらえました。
本当に文章が上手い作家だな・・・と思います。
とにかく、面白くて楽しく読めますので時間の空いたときの読書にオススメです