まったり~

まったり~っとしながら、お気に入りのものたちの紹介や、日々の出来ごと、読んだ本の感想などなど・・・日常生活を綴ります

『偉大なるしゅららぼん』

2012年03月31日 | 本の記録
図書館に予約して半年以上経ち、やっと順番が回ってきた万城目さんの本です。

<『偉大なるしゅららぼん』 万城目学 著 集英社 刊>



万城目学さんの本を読んだきっかけは『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』だったのですが、それから全ての作品を読み、すっかり万城目ワールドのファンになってしまいました。

今までは、大学生、学校の先生、国家公務員などが主人公でしたが(かのこちゃんと・・・は、児童書と言う目線で書かれていたので、小学1年生でしたが)今回はもう少し下がって高校生が主人公。

やはり、神から授かった不思議な力を巡っての物語です。

今までは、奈良・京都などが舞台でしたが今回は滋賀県の琵琶湖が舞台として、湖畔に建つ城が登場。
しかも、その城に主人公のような「力」を持つ一族の本家が暮らしているという設定です。

ちょっと日本版の「ハリーポッター」のような感じです。

最後には「灯台下暗し」のような展開になりました。

何とか丸くおさまりましたが、一時はヒヤヒヤ・・・

最後は、読者の想像に任せます・・・といった書きかたでしたが、おそらく今までのストーリーを全て読んだ読者なら誰もが「あの人だ・・・」と思えるセッティング。

(まだ、読んでいない方のためにここまでにしておきます)

分厚い本ですが、結構楽しめると思います。


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