「マイウェイ」観ました

オダギリジョーとチャン・ドンゴンの共演映画「マイウェイ」観ました。

日本統治の朝鮮、京城で出会った俊足の 日本人と朝鮮人が戦争に翻弄される物語です。
二人は対立しあっていたけれど、だんだん助け合って生き抜くために日本軍→ソ連軍→ドイツ軍と渡り歩く壮絶な長い長い物語なのですが、あまりに凄すぎてあっという間の二時間半でした。

はじめはオダギリジョーはじめ日本人の汚さや特権意識がほんとに嫌で、こういうことをしてたんだろうなあ…とは思っていたものの、見てて辛かったです。
でも、だんだんオダギリジョー演じる辰雄が人間らしく変わっていって、戦争教育がどれだけ恐ろしいものかを感じました。
チャン・ドンゴン演じるキムジュンシクは走ることが好きということと、友達を思う気持ちがぶれない強い人間で、もしかして綺麗に描きすぎ!!って思う人もいるかもしれないけど、自分の国なのに国じゃない、国民すべてが虐げられる状況では、そういうものを信じることだけが最低限のプライドだったのかなと思いました。

それにしても戦闘シーンの連続で俳優さんたちは大変だっただろうなあ。
なにかのプロモでオダギリジョーは大変だったと言っていたけど、チャン・ドンゴンはそんなには…みたいなことを言ってたのは、やはり徴兵を経験してるからなのかなあ。

チャン・ドンゴン以外の韓国の俳優さんたち、みんなドラマでお馴染みの方で、名前はわからないけど、すこし懐かしい気分でした(笑)

この映画は大事なものを考え直す、映画だとおもいます。戦闘シーンが大丈夫は人は一度は見ることをお勧めします。