東京 DOWNTOWN STREET 1980's

東京ダウンタウンストリート1980's
1980年代初頭に撮影した東京の町並み、そして消え去った過去へと思いを馳せる。

馬込からの古道、田無街道~その六:馬込八幡神社

2015-04-07 19:24:17 | 大田区
さて、再び尾根筋の田無街道へと戻る。馬込八幡神社がある。
「時は鎌倉時代の建久四年(一一九三年)、馬込の松原(現在の北馬込二丁目付近)にいた、源頼朝の家臣の渡辺対馬守正久が、京都石清水八幡宮の分霊を勧請し、翌年の秋に遷宮を行ったと言われています。そして、その後荒廃したものを、江戸時代の文化十三年(一八一六年)、馬込村の名主であった高山幸右衛門らが再興して、馬込全域の総鎮守となりました。」(境内の案内より)


この神社で目を惹くのは、鳥居の奥に棟門があること。あまり門がある神社は見た覚えがない。


豪奢なわけではないが、格式を感じさせる門。


門の脇には永い時を越えて来たであろう古木。


社務所は入って左手にある。


石灯籠と狛犬の奥に社殿がある。狛犬には慶応元年の銘があった。


「現在の社殿は、昭和三十六年(一九六一年)に建てられた鉄筋コンクリート造り(典型的な八幡造り)のものです。御祭神は、品陀和気命(ほんだわけぎのみこと)です。社殿の向かって左側には、毎年九月の第二土・日曜の例大祭の日に、神楽や演芸が奉納される神楽殿があり、さらにその左に稲荷神社、御霊社、氷川神社、三峯神社と末社が続きます。」(境内の案内より)


拝殿前から振り返って境内を見たところ。


社殿のとなりにある神楽殿。こちらは木造。


その隣には稲荷社がある。子育稲荷と扁額にあった。


そして御霊神社、氷川神社、三峯神社が並んでいる。裏手は、隣にある元別当の長遠寺。


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