変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

脚長差

2018-09-16 11:17:53 | 保存療法

  保存療法を続けていて、なにが困ると言ったら、長い年月をかけて
 身体が背骨が左右に歪み、悪い方の脚 骨頭が丸から楕円になることによって、
 足の長さが短くなることです。

 よく、股関節患者さんの歩き方を見ると(医師が)どのくらいの症状かわかる、
 と昔から言われていました。

 ハコウ、知っていますか?
 左右に体が揺れる→体幹が弱くなり 重心が左右2本線になってしまい
 歩き方が 一本線で歩けず、2本線の平行線で歩くようになる。
 痛みで足を引きずる。
 脚長があるので、痛くないのに体が左右に揺れる。

 そういう方々 たくさん見てきました。
 私も痛みが強い時 ハコウします。

 痛みがなくなって、ハコウが最後に残った方々 知っています。

 また、片足が先天股関節脱臼 片足はなんともない方、で
 片足人工にしたら、人工にした足が長くて左右差が出て ハコウした、と
 いう話も 知っています。
 ですから、一概には 言えることではないのですが、、
 脚長差がでないように 痛みを炎症を抑えることは とても大切だと
 私は、考えています。
 
 そんなことから、昨年の記事ですが 脚長差について書いています。
 新規に見てくださる方が 多くなったので、記事にしました。
 今年の追記は、みかん色で書きました。





脚長差

2017-09-14 11:58:32 | 保存療法

  三連休は、台風18号の影響をかなり受けそうですね。
 アメリカを襲ったハリケーン並に発達して日本列島に沿うような予想が
 されています。
 南西諸島は、50年に一度の大雨が降ったと…
 台風と秋雨前線が 合体して 被害が心配されます。
 くれぐれも 皆さま ご予定もあると思いますが…
 自分の身は自分で守ってくださいね。


 私は、自宅待機です。
 月曜日のリハビリは 祭日でお休みなので よかった。。
 今年もリハビリは休み、三連休です。


 
 保存療法をしていくと 左右の足の脚長差(片足が、悪化して骨頭が変形して
 脚が短くなる。両足悪い方は、極端な脚長差は、あまり聞かない。
 1㎝から2㎝は、ある程度インソールでカバーできても、3cm4cm5㎝の左右差
 がある方々は辛いものがあると思われます)
 昔、人工術を受ける前に4cm脚長差があった股関節友は、ブーツがはけなかった。
 膝から下があまりに左右差があるため恥ずかしくて。と言ってました。
 今は、手術してブーツはいてます。

 秋雨前線の影響で、今週は7日間 ずっと雨が毎日降るようです。
 雨が降ると 憂鬱な気持ちになりますね。



 海に囲まれ、四季に恵まれ、自然の恵みを受けて…
 けれど、自然の驚異を忘れては、生きていけない、私たちです。ですね。
 このところの地震だけでなく、災害は、やはり無くなりません。
 自然と共に共生していく、智恵の必要性をさらに感じます。

 防災意識を個人個人 高めていきましようね。
 すぐに逃げられない 長距離歩けない、走れない 身の私たち、
 自分の身を守らなければ なりません!!



 
 今日は、脚長差のある方からメールで、ご相談を受けまして、思ったことを
 書きます。もう、1ヶ月位 そのことばかり考えて みかんさんの手術後
 反対の脚手術していない足との 左右差の お話やら、
 いろいろと考えてきましたが…


 脚長差は何故でてくるのでしょうか?
(医療者ではないので私の知っている範囲で、生意気かもしれませんが
 素人には素人しか? 分からないこともあると いう視点で?)


 保存療法を続けていると…
 長い間の股関節痛のため、股関節周りの筋肉が正常に働かず、
 しだいしだいに
股関節の軟骨がなぜか なくなり、骨頭が楕円に変形してあるいは、
 骨頭が臼蓋とくっつき
軟骨のすき間がなくなり…
 さらに悪化した場合は 亜脱臼のように骨頭が上がってしまう場合もあります。

 あるいは、骨盤のゆがみのため、骨盤が片方だけ上に上がってしまう…

 保存療法で、大事なのは、なるべく、脚長差が出ないようにするために、
 股関節周りの筋肉が正常に働いて、体重の3倍もの荷重を吸収して、という
 話は、みなさんよくご存じだと思いますが…

 脚の負担を減らすこと、が大事だと私は思ってます。
 (皆さん、体重を減らしなさい、と主治医に言われていると思います)

 でも、股関節痛があると、痛みのためにきちんと筋肉が働きません。
 それを長い間放置していると…
 普通の人が使っている股関節周りの 筋肉が使えなくなります。

 でも、変形性股関節患者さんたちは、使えている、、と思っている。
 自分が身体が揺れて ハコウしているとは 夢にも思っていない。
 うすうすは、気が付いていても 認めようとはしない?

 引退したハンマー投げの室伏選手でさへ、年齢と共に使えなくなった
 筋肉がでた…
 だから、新しい体幹を鍛える運動を取り入れて、肉体改造をした…
 と言っていたのには、数年前の話ですが 驚きました!

 ですから、私たち患者は使えない筋肉がでてきても当たり前❔
 しょうがないんだ… とも思いました。
 が、あきらめていては、なにも始まりません。
 それなりに、使わないと…………と。

 話を戻します。
 股関節周りの筋肉の痛みを少なくし、少しずつ、使える筋肉を増やさなければ。
 関節包内の炎症が強い時には…運動、特に荷重をかける歩行はダメですが
 なぜなら、痛みを逃そうと 外に外に 荷重かけて 余計に外転筋群を
 傷め 軟骨がすり減ります。悪化します。
 痛い時は、なるべく 足の荷重を減らして 荷重をかけないで 関節を動かす、
 そして、痛みを減らすために 温泉 ほぐし ゆらし 体重管理
 理学療法士のリハビリなどなど。できる範囲で 時間がとてもかかりますが
 悪化させないことが大切です。

 そのために、私は、自分で自宅で
 マッサージ器でほぐし、温泉や入浴を重視し、ほぐしたり揺らしたり
 して、自分で振り付けた運動を立ったり座ったりして 30分動いています。
 それ以外に、自宅で 貧乏ゆすり(健康ゆすり器で) と 
 リラックス 力抜き体操 と ながら体操を
 暇をみては、やります。

 「股関節周りをよく動かしなさいね!」
 という富士温泉病院の矢野先生の言葉と篠崎PTの言葉 を
 実践して、自己管理を徹底しています。

 では、脚長差が出てしまったときは、どうしたら?

 実際に‘きらら'の相棒も9年前の当初初めての
 人工関節置き換え術の前には、
 痛みのため2㌢の脚長差がでて、背中(足に力が入らない分 上半身に
 かなりの力が入り 背中と腰が カチカチです。背中がカチカチの人は
 足が使えていないと思って ください。)と腰の痛み、
 杖をつくための腕の痛みが出ていました。
 
 彼女は障害者手帳があったので、整形外科医の処方箋で靴をオーダーしたり、
 インソールを作ったりしていましたが、なかなか高額をかけたわりには…
 しっくりするものは、なかったようです。
 余計にハコウしてましたし、、(今は、反対の人工にしていない足が痛む
 ようですが、仕事もゴスペルも遊びも元気に 普通に歩いてますから、
 こうして書けますが…そして、相棒は、 今年の6月に人工置き換えしました。)

 本当にむずかしい、なぁーと私は、そんな彼女をみて感じていました。

 私自身、脚長差が5ミリはあると思いますが…


 どんなに、お金をかけた靴でも、自分に合わなければ、一回でゴミになります。
 自分で研究して、自分に合うものを合わせていく…ことが大切なのだ、
 


 実際に、ご自分が一番なじむ ものに することが
 自分の足を守ることになりますので…

 大変ですが…
 試行錯誤になると思いますが、、
 頑張ってみてください。
 背中と肩と膝と足首など 傷めず 痛まないために
 適度な運動も大切です。

 上手くできなかったり、心配でしたら、、
 富士温泉病院の矢野先生など、信頼のおける 医師とPTを
 時間がかかっても 探しましょう!
 それが、安易に手術を繰り返さない 自分の身体を守ることになります。から。


 朝一番で、股関節仲間の インド舞踊の方から 6年ぶり?に電話が
 ありました。
 彼女のお母様が 神奈川県のE病院K先生に8回目の 人工関節術を
 77歳で、お受けになった。。今年は、78歳だと思います。

 恵子さん、どう思う❔みたいなお話から始まった。
 片足3回 片足5回目(さすがに 5回目の高齢では、今回の手術、
 全身麻酔ではないようです。
 ご自宅で ほとんど歩けず ご自宅で歩行器で歩行して
 転倒し 人工大腿骨が割れたので 致し方なく した5回目の通算8回目の
 人工股関節術だったと。
 リハビリもきちんとしてくれないようでした。
 両肩も千葉の肩関節術で有名な 病院で手術して 手の親指も手術して
 お好きだった お習字も外出もままならないから しないようになったようで…
 杖も手と指に 痛くて 力が入らない様子 で、
 でも、手術志向なので、手術しかない、、、と思っていて先生の言われるままに
 手術を繰り返すご様子、、、。
 娘さん(彼女の)言うことに耳を貸さないようでした。

 富士温泉病院の橘田さんとお父様がケンカしたそうでした。
 何年前の話か分かりませんが。。。
 一応一回は、行ったのね、、、


 言葉も出ません。
 ただ、5回も置き換え出来るんだ、、と思いましたが、
 歩くのもままならないのに…とも思いましたが、
 異物が転倒で破壊されていたら 替えるしかないし、、


 あと、彼女と同じ50代前半の方が お母様と同じ病院にいらして
 20歳で、約30年前に人工術をされて 3回目の置き換え術を受けていた、
 そうでした。

 一生持つ、、なんて、幻想かも?❔ しれません。
 ある方には、大丈夫でも ある方には、だめかもしれません。
  
 ですから、、、今、

 なるべく、痛みが出ないように 痛み少なく、自分でケアして、
 自分で手に負える範囲で、自己管理して 手に負えなくなったら、
 しっかりしたリハビリ病院(山梨 石和富士温泉病院へ)
 意地を張っている場合ではない、とそのお母さんを身近に感じて
 思いました。。。


 最近の人工関節置き換え術の人工のステムは、簡単に取り外しができ、
 まあるい部分だけ骨頭の部分だけ取り外してできる 医学の進歩?
 で、ステムが改良されて良くなった。
 再置換は、昔は ステムの下の部分全とっかえだったけれど…
 今は、簡単 と相棒が言ってました。
 が、それもその病院の人工関節と医師の技術によるだろうし、、
 まったくお任せの考えでは、とても心配になりました。
 かといってあれこれ聞く 患者は 嫌がられるだろうし、、
 最新の再置換は、どうなっているのでしょうか❔?


 他に心臓とか脳に疾患があれば 脚は、後回しになる?
 あるいは、手術できない場合もあるだろうし、、
 なかなか、難しい現実もあります。
 
 参考になりましたか?色々と考えなければいけないこと多いです。


            『変形性股関節症に負けないでね!』

         

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