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変形性股関節症に負けない『心と身体』を目指して -運動指導士 彦坂惠子-

踊りが命と舞台と指導に明け暮れていた私が突然変形性股関節症と言われ、手術をし引退したが現在運動指導士として活躍中

Tさんの場合

2011-05-18 23:50:58 | 保存療法

 昨日は、体調もいまいちながら、銀サロの施術の前にランチデート(股関節患者の後輩と)の
 約束をして、そのおしゃべりとお食事を楽しみに元気を出して… 家を出ました。

 私の乗車する京急電車はローカル線(川崎大師線)は、たった10分間で、京急川崎駅に着きます。
 窓が開けてあり、(節電のため)爽やかな薫風が入ってきて、とてもいい気持ちでした。
 次に乗った(東京メトロと乗り入れている)快速特急は、窓も開けられず…ムシムシして、立つて
 いたので、しんどかったー。 だけど、70代後半のおばあさんが、優先席の前に立っているのに
 50~60歳代のおばさんが、(若い人はいなかった)替わってあげないのが…
 切なかった! 
 「席を替わってあげて下さい!」 とも言う勇気もなく…
 さらに、ムカムカした。

 東銀座の階段60段は、スイスイスイスイと実に簡単に上がれました。
 最後の50段目からの10段が、きっかったけれど… やはり、筋肉が強化されているのを
 実感しました。階段もなるべく避けたいけれど…そうも行かない場合も有るので…
 やっぱり、昇れないと困りますものね。
 わざわざ練習をするまでではないとも思いますが…
 
 ランチデートで、Tちゃんが、「和の生活を一週間続けたら、酷く(股関節具合が)悪化した」と。
 彼女は、銀座のキャリァウーマンです。40代後半。普段は洋の生活ですが、ゴールデンウィークで
 里帰りして、掘りごたつとフトンの生活を送っていたら、母親が心配するほど具合が悪くなったと、
 言っていました。

 ということは、和の生活を洋に変えるだけでも、とても効果がある、と反対に思えますね。
 ぜひ、和の方は、洋に変えてみたら如何でしょうー!!!

 悪化のきっかけは2年前。里帰りした時の雪道で、腰と腕を打ち、その時直ぐに分からなかった
 ようですが、尾骨が骨折していて、それが元で股関節が悪化したそうです。
 銀サロで施術をしてもさして効果も感じない(3年前から月一で施術)当初は、調子もよく
 心も体もほぐしてもらってと、 嬉しそうでしたが…その後転んだことが原因してからよくならない…、
 ずっーと2年間よくならない、悪くなっている…と。

 私の経験からのことですが、とても足の状態が悪い時は、何をやっても、どんなにお金を
 かけても、(私は、バレエ界のカリスマ整体師に週に2度もかかり、月に10万円以上、体を直すために
 使いましたが、ちっともよくなりませんでした。坂道を転げ落ち…一歩も歩けなくなり、正座も
 出来ず、踊りなんてとんでもない!)でした。でも、カリスマにかかり続けました。
 ある意味、病気「変股症」を理解していなかったから、年を取って筋肉が衰えてきたために
 踊れなくなったと、信じたかったから、かもしれない。
 だから、意地でも直すと、カリスマにかかり続けた。。。。。。

 もし、あの時、銀座サロンの松本先生に出会っていれば… 手術をせずに踊れていたかもしれない。
 などと、かも、もし、の話をしてもしかたがないが。

 話を彼女に戻します。彼女は、独身なので、仕事も簡単には辞められません。
 いずれは、田舎にかえるようですが。
 施術をしていなければもっと悪くなるかもしれないし?! 
 年齢的(閉経が近い)なことなど、一つの要因だけではないでしょう。
 だけど、転んだことがきっかけで悪循環のどつぼにはまって…
 なかなか抜け出せません。私もそうでしたから、悪循環に我慢できずに
 単純に「手術さえすれば、バレエが又踊れる」と思ってしまったのですから…
 
 たしかに、月1万円×12回 ¥12万 ×年数 欲しいものが何でも買えるし、海外へもいける。
 だけど、体が動かなければ(歩けなければ…) お金があっても…
 何にも出来ない!

  ずっーと、悪い状態が続くとも限らないし…悪くなるかもしれないし…
 私も彼女も… それは、誰にも言えることで、誰にも変股症の状態がどうなるかは分からない。
 でも、何もしないで、泣いているだけでは仕方がないだろうー。

 そんなことを思って彼女の眼を見ると…
 翳りの中に… 強い意志をみました。
 「手術は考えているの?」 「全然!」って、だったら、やっぱり、自己管理のメンテナンスはやらないとね。

 と思っていると、「彦坂さんのブログで阿部先生の講演会のお話やプールのこと、読みました」
 「プールって、やっぱりいいですよね! 私泳ぐの好きだから…、プールへ行ったら、
 少しほぐれましたよ~」って笑いながら言います。
 少しだけホッと安心しました。


 
 施術は、じっくりガッーンと深くほぐしてもらい、5ヶ月先の10月までしっかり予約を入れていただきました。
  5ヶ月先までの予約が一杯って何!!(さすが、天才ハンドは、人気者! だけど、股関節患者が
 それだけ多いということだし…) と驚きながら、家に戻ると2年前に予約をした、「半分忘れられた
 のでは? と疑っていた、『(有)足と歩きの研究所』から、やっと足底板作成の予約が取れる、
 はがきが来ていました。このお店も超人気で2年待ちですものね~。
 又、次回このお話をします。興味のある方は、ぜひ、のぞいて下さい。


  http://www.bookhousehd.com/pdffile/msm102.pdf#search='足と歩きの研究所 入谷誠'


コメント (2)
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