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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業5章 中小企業を育てる 12 新商品開発の提案は散々な回答

2024-10-11 12:21:00 | 【小説風】竹根好助のコンサルタント起業

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業5章 中小企業を育てる 12 新商品開発の提案は散々な回答 

 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまであらすじ】
 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 角菊貿易事業部長の推薦する佐藤ではなく、初代駐在所長に竹根が選ばれました。それを面白く思わない人もいる中で、竹根はニューヨークに赴任します。慣れない市場、おぼつかないビジネス経験の竹根は、日常業務に加え、商社マンの業務の一つであるアテンドというなれない業務もあります。苦闘の連続の竹根には、次々と難問が押し寄せてくるのです。
 日常業務をこなしながら、アテンドという商社マンにつきものの業務を自分なりに見つめ直す竹根です。

◆5章 中小企業を育てる
 商社マンは、商品を輸出すれば良い、というのが、それまでの商社の生き方でした。はたしてそれで良いのか、疑問に纏われながらの竹根好助でした。その竹根が、何とか現状で仕事をしながら活路を見いだそうと考えていました。
 一方で、駐在員事務所としての重要業務のひとつアテンドでスケジュールが乱れることも多い、毎日でした。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆5-12 新商品開発の提案は散々な回答
 竹根は、市場要求の仕様にそぐわない商品ではビジネスが成り立たないと確信し、提案した新商品案に対する本社の評価は、竹根が想像していた以上にひどい反応であった。
 ここまで来たら、角菊の怒りだけではなく、本件では竹根の最大の理解者であるケント光学の北野原もあきれてしまった。それを含め、顕微鏡の輸出は、従来商品で行うようにと、指示というより命令として竹根のところにもたらされた。
 竹根は、そのような本社からの態度にお構いなしにさらにレポート送付を続けた。この経験は、後に経営コンサルタントになってから多いに役立ち、文章を書くことが苦にならなくなった。
 顕微鏡の光源は、ケント商品は鏡で、自然光を利用して凹面鏡で検体を照らす方法である。竹根からは、顕微鏡のベースに光源を組み込む形にするように要求した。それも高電圧式の照明と低電圧式の六ボルト照明、鏡光源のものと三種類から選択できるようにという内容であった。
 返事は、「外付けのケーラー照明を使うことができる」という短い返事であった。
 竹根の次の要求は、接眼レンズは、四十倍以上はフラットフィールド・アポクロマートである。顕微鏡を覗くとどうしても中心部分と周辺部分の焦点が均一にならない。フラットフィールドは、視野内が均一にピントが合う、レンズ構成をした接眼レンズである。少なくても使用頻度の高い四十倍だけでもフラットフィールドにするようにと主張した。
「フラットフィールドは、ケントの実力では無理である」という回答であった。
 竹根は、フラットフィールドを再度主張した。
 ここまで来ると、北野原が根負けをしたようである。一本の四十倍接眼レンズを送ってきた。これについて市場で評価をしてもらいたいという内容の手紙が、相本の手でしたためられてきた。
 竹根は、早速ロングアイランドのフィルモア光学に飛んでいった。フィルモアの親父は、値段次第で売れるというのである。竹根は、この朗報を、訪れたことのあるフィルモアの親父の意見ということを一言加えて北野原に直接手紙にして返事をした。
  <続く>
 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月10日 ◇自己暗示 ◇カシャリひとり旅 東京 高野山別院山門 ◇農業の労働生産性

2024-10-11 07:02:38 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月10日 ◇自己暗示 ◇カシャリひとり旅 東京 高野山別院山門 ◇農業の労働生産性 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 先日、キンモクセイの香りを嗅いで以来、どこに、そのキンモクセイがあるのかを早朝ウォーキングをしながら探しています。

 まだ、道端のキンモクセイは、蕾が小さかったり、蕾も見られなかったりしています。

 以前訪れた三嶋大社では、甘い香りを漂わせていたのを思いだしました。

*

■【今日のおすすめ】

  【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  農業の労働生産性をどう高めるか 3308-4912

 古米、古古米などが問題になっていたと思っていましたら、米不足が深刻な問題になっています。

 新米が出回れば、米不足は解消されると言うことですが、われわれの購買価格は高止まりしないのか心配です。

 世界一高単価な米を食べさせられているのに、米価が高騰しては溜まりませんね。

 農業も労働生産性を上げる取り組みをしている企業を紹介しました。

 生産性向上で、農家の収益も上がると良いですね。

*

 ちょっと空き時間ができましたので、写真集を開いてみました。庭園めぐりの旅を始めてからはまだ日が浅いですが、それ以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真は、全国各地の漫遊結果です。

 

高輪コース 一番札所 高野山東京別院
 公式サイト
 瑞聖寺に始まりました、私のぶらり散歩「高輪コース」ですが、瑞聖寺の表門から目黒通りにでて、直ぐに右折して、明治学院大学の歴史的な建物を左に見て桜田通りを超えます。瑞聖寺から10分弱ほど歩き、高輪消防署のユニークな建物のある角を右折するとすぐ、左手に高野山東京別院が見えます。
*
 和歌山県の高野山真言宗の東京別院ですが、総本山の金剛峰寺をイメージすると大違いです。御府内八十八ヶ所巡りの一番札所ですので、ここで御朱印帳とガイドブックを揃え、ご記帳をお願いしました。占めて2,000数百円を投資し、本堂に入りました。
*
 最初の印象とは異なり、2015年に参詣した和歌山の総本山の重厚な雰囲気を感じました。弘法大師空海像がご本尊で、正面に厳かに安置されていますが、遠目ですし、薄暗くてよく見えません。
*
 入口側右手奥には閻魔大王像、左手には御毘頭盧尊者像がおかれていますし、奥には弘法大師の絵が飾られていました。
*
 荘厳な雰囲気の中で、スマホを見ながら般若心経を唱え、十分ほど瞑想してから離れることにしました。

 

高野山東京別院 写真と解説 ←クリック

 

 

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 10月10日 ■ 釣りの日 太公望の由縁 ■ 目の愛護デー 小学生の70%が近視

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

*

■ 自己暗示のために一週間を俯瞰すると、あなたのアンテナ感度が高まる A10

 最近は、テレビを視ない人が増えていると言うことを聞いています。

 新聞を購読していない人はそれ以上なのかもしれません。

 スマホがあれば、大半の用は済んでしまう時代ですね。

 洪水状態に流される情報を漫然と見ていると、先ほど読んだ記事は何だったか、実は多くが頭の中に残っていないのです。

 ある脳科学者によりますと、意識を持って観たり、読んだりしないと、99%が記憶として残らないのだそうです。

 逆に、「この記事は有益で、自分には必要な情報だ」と暗示をかけますと、その何十倍もの確率で記憶に残るのだそうです。

 経験上、私自身も、この自己暗示法を使っています。

 ただし、選択時に重点化をしませんと、垂れ流しと同じ状態に陥ってしまいます。

 そこで、事前に、キーワードに目を通しておくのです。

 私は、一週間単位で、「今週のキーワードは?」というリストに目を通しておきます。

 実際に、記事を見つけたり、テレビを視たりしているときに、そのキーワードが、ピピッと信号を発し、「これは重要だよ!!」と教えてくれるのです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

   >> もっと見る

 

■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月10日 ◇自己暗示 ◇カシャリひとり旅 東京 高野山別院山門 ◇農業の労働生産性

2024-10-11 07:02:38 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 10月10日 ◇自己暗示 ◇カシャリひとり旅 東京 高野山別院山門 ◇農業の労働生産性 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 先日、キンモクセイの香りを嗅いで以来、どこに、そのキンモクセイがあるのかを早朝ウォーキングをしながら探しています。

 まだ、道端のキンモクセイは、蕾が小さかったり、蕾も見られなかったりしています。

 以前訪れた三嶋大社では、甘い香りを漂わせていたのを思いだしました。

*

■【今日のおすすめ】

  【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】  農業の労働生産性をどう高めるか 3308-4912

 古米、古古米などが問題になっていたと思っていましたら、米不足が深刻な問題になっています。

 新米が出回れば、米不足は解消されると言うことですが、われわれの購買価格は高止まりしないのか心配です。

 世界一高単価な米を食べさせられているのに、米価が高騰しては溜まりませんね。

 農業も労働生産性を上げる取り組みをしている企業を紹介しました。

 生産性向上で、農家の収益も上がると良いですね。

*

 ちょっと空き時間ができましたので、写真集を開いてみました。庭園めぐりの旅を始めてからはまだ日が浅いですが、それ以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真は、全国各地の漫遊結果です。

 

高輪コース 一番札所 高野山東京別院
 公式サイト
 瑞聖寺に始まりました、私のぶらり散歩「高輪コース」ですが、瑞聖寺の表門から目黒通りにでて、直ぐに右折して、明治学院大学の歴史的な建物を左に見て桜田通りを超えます。瑞聖寺から10分弱ほど歩き、高輪消防署のユニークな建物のある角を右折するとすぐ、左手に高野山東京別院が見えます。
*
 和歌山県の高野山真言宗の東京別院ですが、総本山の金剛峰寺をイメージすると大違いです。御府内八十八ヶ所巡りの一番札所ですので、ここで御朱印帳とガイドブックを揃え、ご記帳をお願いしました。占めて2,000数百円を投資し、本堂に入りました。
*
 最初の印象とは異なり、2015年に参詣した和歌山の総本山の重厚な雰囲気を感じました。弘法大師空海像がご本尊で、正面に厳かに安置されていますが、遠目ですし、薄暗くてよく見えません。
*
 入口側右手奥には閻魔大王像、左手には御毘頭盧尊者像がおかれていますし、奥には弘法大師の絵が飾られていました。
*
 荘厳な雰囲気の中で、スマホを見ながら般若心経を唱え、十分ほど瞑想してから離れることにしました。

 

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■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【今日は何の日】 10月10日 ■ 釣りの日 太公望の由縁 ■ 目の愛護デー 小学生の70%が近視

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

*

■ 自己暗示のために一週間を俯瞰すると、あなたのアンテナ感度が高まる A10

 最近は、テレビを視ない人が増えていると言うことを聞いています。

 新聞を購読していない人はそれ以上なのかもしれません。

 スマホがあれば、大半の用は済んでしまう時代ですね。

 洪水状態に流される情報を漫然と見ていると、先ほど読んだ記事は何だったか、実は多くが頭の中に残っていないのです。

 ある脳科学者によりますと、意識を持って観たり、読んだりしないと、99%が記憶として残らないのだそうです。

 逆に、「この記事は有益で、自分には必要な情報だ」と暗示をかけますと、その何十倍もの確率で記憶に残るのだそうです。

 経験上、私自身も、この自己暗示法を使っています。

 ただし、選択時に重点化をしませんと、垂れ流しと同じ状態に陥ってしまいます。

 そこで、事前に、キーワードに目を通しておくのです。

 私は、一週間単位で、「今週のキーワードは?」というリストに目を通しておきます。

 実際に、記事を見つけたり、テレビを視たりしているときに、そのキーワードが、ピピッと信号を発し、「これは重要だよ!!」と教えてくれるのです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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