福井県立大学水産経営学研究室のブログ(教員)

福井県立大学の水産経営学研究室(小浜キャンパス)のブログです。

授業改善(FD)

2011-08-27 13:17:26 | Weblog
授業改善(FD)の研修会に参加しました。

大学の先生も授業の改善が必要ということで、
福井県立大学でも、いろいろ取り組んでいる中の一つです。
教えるということは、内容も大事だが、
教員側の伝える技術、コミュニケーション能力も必要だし、
教員が多様な学生の実力を知っておくことも重要だというわけです。

今回の研修で興味深かったのは、学生の学力向上以前に、
基礎的な能力を高めるような指導法が必要だということでした。
企業説明会に出席しても、自信がないために壁の花になってしまうとか、
エントリーシートに部活やアルバイトのことしか書けないとか、
そういう学生をつくらないための教員の研修というわけです。
研修の中で、使えそうだと思ったのはケースメソッド。
自分で考えさせたことを発言させ、意見を交換する訓練法。
もちろん、教えなくても優れた学生もおりますが。

いままでも、ゼミや演習、卒業論文の個別指導などで、
学生のコミュニケーション能力やプレゼン能力を高める努力をしてきました。
何をいまさらとも思うけれども、
学生が、勉強のことや研究のこと以外についても、
自分のことや、社会のことについてもコミュニケーションできる
そういう学生を育てる機会を増やすこと、
その方法を教員が身につけることは重要だと思いました。(T・K)








硫黄島からの手紙

2011-08-14 18:19:11 | Weblog
お盆になるのに暑い夏が続いています。
若い世代にはお盆に帰省する意味がわからない人が多いといいますが、
墓参りを形式だけのものと受け取れば、その意味は不明でしょう。
祖父母の時代以前の戦争体験や、今年の大震災のような体験を知れば
お盆の意味も納得できるのではないでしょうか。
ところで、私の父の兄は2人が戦死し、父自身は被爆者です。
現在の私が存在するのも偶然のような気さえします。

こんな季節柄、
第二次世界大戦の戦争ドキュメンタリー映画が、
TVでいくつか放映されており、
その中で2006年公開の「硫黄島からの手紙」を見ました。
主役は渡辺謙、嵐の二宮くんが出演していましたから、
ご存じの方も多いはずです。

硫黄島の激戦は、年配の日本人にとっては周知の事実です。
しかしこの映画は、日本を舞台にした日本人の映画で、
内容も日本側から描かれているのに、
監督や制作場所は、なぜかアメリカ。
その理由を考えてみると、
登場人物の言動に共感できるものが
当時の敵国のアメリカ人にもあるからだと思いました。
このような映画を制作するアメリカ人には脱帽したい。(T・K)


電気予報

2011-08-06 18:52:47 | Weblog
電力会社ごとに電気の使用量を予測する電気予報。
7月から始まって1ヶ月が経過しましたが、
大規模停電になりそうな電力危機は発生しませんでした。
8月に入ってから暑くなりましたが、
実績をみるかぎり電力供給にはむしろ余裕がありそうです。
さては、電力不足騒ぎは電力会社の陰謀だったか?
もともと根拠がはっきりしない節電要請でしたから。

電力供給量に対する使用量の割合は、
平日のもっとも暑い時間帯でも、
関西電力管内では9割にとどきませんね。
おまけに分母の供給量が発電可能量より少ない日が多い。
使用制限令がでている東京電力管内も余裕がありそう。
しかし、被災地の東北電力管内では9割以上の時があるので、
一段と暑くなると電力不足になるかも。


ところで東京や関西でも、
突発的に暑くなって電力不足になる可能性はなきにしもあらず。
緊急対応への備えは必要ですね。
むしろそれがないところが問題だと思います。
原発への信頼が失われる事態が続いていますから、
年末まで原発が再稼働できない状況がつづくかもしれませんから。(T・K)