福井県立大学水産経営学研究室のブログ(教員)

福井県立大学の水産経営学研究室(小浜キャンパス)のブログです。

夏休み

2011-07-29 13:44:43 | Weblog
もうすぐ夏休み。
今週の火曜日は研究室の打ち上げをしました。
なかなか楽しい打ち上げでした。
現在は補講期間で、来週は期末試験期間、集中講義とつづき、
8月中旬から9月末まで休みになります。

夏休み中の研究室の予定です。
8月7日はオープンキャンパスで研究室の演習室も使います。
9月13日は4年のゼミ、9月20日は3年の地域活性化演習A、
9月21日から23日は2年~3年の流通調査実習です。
9月22日は演習室の掃除、27日はオリエンテーション、29日は講演会です。
4年生は、夏休み中に卒論研究を前進させ、発表してください。(T・K)

追記)このブログへのコメントを一時開放してきましたが、
今回をもって閉鎖します。







牛肉の放射性セシウム汚染 

2011-07-23 11:50:18 | Weblog
放射性セシウムによる牛肉の汚染が、全国へ広がっていたことが明らかになっています。
食品の流通について研究している立場からも無関心ではいられません。
今回の根本的な問題は原発事故にあることは明らかですが、
餌である藁の汚染や牛肉の汚染を早期に発見することができなかったことも問題です。
放射能を測定し対策を講ずる危機管理体制が、いかに不十分であるかを、
国や福島県に限らず、すべての関係者は認識すべきです。

福島原発の事故から4ヶ月以上も経過した今になって発覚したため、
全国規模のトレーサビリティシステムがある唯一の牛肉なのに、
被害が全国へ広がってしまいました。
現時点で汚染が確認された、1600頭分もの牛肉が全国へ流通し、
まだ販売されていなかったものは回収できたようですが、
消費されてしまったものは確認もできないでしょう。

食品の原産地表示制度によれば、
畜産物の産地表示制度は「国産表示」だけでも可となっており、
消費者には、どこの産地の商品だったかもわからない場合が多い
と思われます。
消費者は肉牛の購入を控えざるをえず、
その結果として牛肉の価格が暴落し、
またも肉牛生産者が大打撃をうけることはまちがいありません。(T・K)

地産地消

2011-07-16 16:48:02 | Weblog
今週21日(木)に学内で地産地消の発表をします。
「その土地で育ったものをその土地で消費する」ための地産地消と
それを支える地域流通について報告します。

福井県の量販店では福井県内産の商品が多くはないのに、
米や野菜の自給が多いことや、近年の直売所の増加により
地産地消の割合が意外にも高まっているようです。
また量販店でも地産地消に取り組む例がふえており、
さらに高まる可能性があることを強調したいと思います。

そういえば、私も市民農園を借りて野菜の自給をはじめました。
今は夏野菜の収穫の最盛期です。
キューリやナスやレタスは毎日収穫しています。
これからの完熟トマトやメロンにも期待。
鮮度のよいもの、完熟のものはおいしいと実感します。
同じ農園に来る人たちも、元気そうにみえます。
食べる人の健康を守る以上に、
つくる人の健康を守ってくれるような。

原子力災害がおきた福島県では、
こんなささやかな幸福も吹きとばされたわけですね。(T・K)

ストレステスト

2011-07-09 12:04:48 | Weblog
九州電力の玄海原発の再稼働が決定的かと思ったら、
やらせメールが発覚。
管首相は7月6日に突然にストレステスト実施を打ち出しました。
電力会社の閉鎖的体質はあいもかわらず。
残念ながら日本の政治もアテニナラナイ。

現状で再稼働を強引に進める方も問題なら、
突然にストレステストの実施を条件にするのもおかしい。
原発のストレステストを科学的におこなうことは時間がかかるうえに、
それで、安全性や信頼性が格段に高まるわけでもない。
判断材料がふえるだけではないか。

早く福島原発事故後の新基準を国民に示し、
安全性が高い原発については再稼働を認め、
問題がある原発は再稼働を認めないということを
政治的に判断すればよいことではないか?
ストレステストの結果がよくない原発は、
テストのあとで止めればよい。
この世に100%安全なものなど存在しないという立場からです。(T・K)



節電生活 その2

2011-07-02 16:21:49 | Weblog
今回は自宅の節電事情について書きます。
昨年夏の猛暑で、7月の消費量は1ヶ月で650KWアワー、
8月には751KWアワーとなり過去最大でしたが、9月には減少しました。
電気料金は1KWあたり平均22円~23円で、8月は17200円でした。

これは多いのか少ないのか?
1日あたり平均消費量は、8月は最大の24KW、
ちなみに家族数は5人だったので、一人一日あたり5KWでした。

前回紹介した大学の学部電力使用量は
冷房や照明といった変動部分だけで1日2000KWだったので、
学部の消費人口を200人とすると、1人1日10KWとなり、
我が自宅のほうがほぼ半分の消費量になります。
大学に比べたら、ずいぶん少ないといえますが、一般家庭としては普通でしょう。
大学も節電しているのですが、
大学の設備の消費電力の多さには思いあたるところがあるからです。

我が家の8月使用量のうち半分以上の400KWは冷房用だったようです。
昨年の夏は格別に暑かったので冷房をよく使用しました。
今年は冷房を30%節約できれば全体を15%以上節約することができます。
冷夏?なら簡単に節約できそうですが、お天気しだいでしょうか。

そこで我が家の今年の節電対策。
自宅のベランダ外側に、すでにゴーヤを2株、アサガオを4株うえました。
すでに高さ2メートルの柵の上まで上ってきそうな勢いですから、
7月~8月はベランダ全体を緑のカーテンでカバーできます。
それと室内の冷房の設定温度は28度とし、必ず扇風機と併用します。
電気炊飯器の保温はやめました。など
でも、これで全体で15%の節電が可能かどうかはわかりませんよね。(T・K)