最近目にとまった二つの原発関連の新聞記事のことです。
一つは福井県が11月から核燃料税という税金をみなおし、
原発が停止していても税収を確保できるようになるということ。
この税の目的は、安全対策とあるので、
ようやく住民の安全対策が進む可能性がでてきました。
原発は停止していてもリスクがあります。
安全神話のもとで防災対策がきわめて不十分であることが、
福島の事故によって明らかになっているので、
新しい核燃料税を有効に活用してほしいものです。
もう一つは、関西電力の安全確保に向けた取組についてです。
11月9日付けの福井新聞に同社の全面広告が掲載されました。
実施済みの応急対策に加えて実施する今後の安全対策の予定と、
当キャンパスにもっとも近い大飯原発のストレステストの一次評価結果です。
このテストの結果では、応急対策で安全性が大きく高まったように書かれていましたが、
さらなる対策の実施がないと、まだまだ不十分だと思います。
対象になった大飯原発3号機は、比較的新しい軽水炉なのですから、
この原発が安心できなければ、他の原発も再起動できないでしょう。
電気料金値上げもあるし、冬の節電目標10%達成に取り組まざるをえませんね。(T・K)