本書を読み終えた。再読であったが改めてとても素晴らしい本だと思った。パート5は、「リーダーシップ」についてだ。本からの引用。「まことのリーダーはビジョンを持った人である。リーダーは環境が作るとか、努力してできるというよりは、神様が立ててくださるのである。無能で弱くても、神様が立ててくださるならリーダーである。リーダーは神様のビジョンをなしていく人である。まことのリーダーシップとは支配力ではなく影響力である。」
「21世紀未来の教会になるためにはビジョンとリーダーシップを強調しなければならない。ビジョンは神様の御声を聞くことから始まる。まことのビジョンは神様の御声から来て、このビジョンがリーダーを作り、リーダーシップを作る。聖書的なリーダーシップの霊的影響力において一番本質的なものは、聖霊の油注ぎである。」
著者はリーダーシップのモデルをイエス・キリストとして、主イエスのリーダーシップの三つのイメージを書いている。
1.仕えるしもべのイメージである。
2.良き牧者のイメージである。
3.忠実な管理人のイメージである。
そしてまことのリーダーシップは10の特徴(十戒)を持たなければならないとしている。
1.自分の内面生活を聖さと純潔で武装せよ。
2.自分のビジョンが神様から来たものであるのか、自分の野望であるのかをいつも点検せよ。
3.働きよりは人を考え、人よりは神様を先に考える指導者になれ。
4.危機に処することを知り、その危機をチャンスにせよ。
5.問題のある人と共に働くことを学べ。
6.自分の賜物が何であるかを確認し、その賜物に従って働け。
7.一人でできることも共に働け。
8.損をする方を選べ。
9.いつも喜べ、たゆまず祈れ、常に感謝せよ。
10.謙遜によって腰を締め、聖霊に満たされよ。
リーダーシップについて継続的に学び、リーダーシップの賜物を開発し、リーダーシップによって人々に良い影響を与えていきたいと願う。そして私も使徒の働きの教会を目指していく。