牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

1月11日(金) 「健康な教会への鍵④」 リック・ウォレン著

2013-01-11 11:17:10 | 日記

 第三部のタイトルは、「地域住民に届く」。本からの引用。「伝道の対象を絞る作業は、その地域社会に関するデータをできるだけ集めることから始まる。具体的には地理的、人口統計的、文化的、霊的という四つの側面から、対象とする人々を明らかにする必要がある。」

 教会開拓で最初にすることは、地域住民に届くことである。私たちの地域についてデータを集める作業を少しずつしていきたい。そして将来的には地域の人々の必要に応える働きもしていければと願っている。


 第四部のタイトルは、「群衆を集める」。地域住民にできるだけ届いていくことを目指しながら、地域住民の一番の受け皿として同時進行で、説教を含めた礼拝(日曜日)の充実に力を入れていく必要がある。ここで未信者を中心に教会を離れてしまっているクリスチャンにも来てもらいたい。礼拝などの教会生活を通して人々がイエス・キリストを信じること、また信仰の回復が起こることを期待している。


 第五部のタイトルは、「教会を建て上げる」。ここには数段階ある。
 ・礼拝出席者を教会員にするという「加盟」の段階。イエス・キリストへの献身から、教会への献身である。
 ・教会に加盟した教会員を「成熟」に向けて育成する段階。基本を身につけ、世界観を変える時である。
 ・教会員を「奉仕」と「宣教」に献身した者にする段階。受ける者から与える者に変わり、教会と人々に仕え、人々をイエス・キリストに導くことが大切である。


 第三部~第五部はどちらかというと適用なので、実際に教会を開拓した時にまたこの部分を再読したいと思った。原則的なことが多く書かれていた第一部の「概観」と第二部の「目的主導教会」というコンセプトがとても参考になった。