無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

4月分

2020年05月03日 11時10分39秒 | 感想
4月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2907
ナイス数:63

赤まんま―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)赤まんま―慶次郎縁側日記 (新潮文庫)感想
クソヤロウ、クソアマ、マダオ、マダ子?w 破れ鍋に綴蓋かよwってのもあるけど、これまぁ人情とか江戸情緒って体だけど、別に江戸時代に書かれたもんじゃないしって考えると、基本的に各エピソードのシリーズメインキャラ以外のキャラってカウンセラー相談案件だよなぁとかw じゃあ慶次郎がソレに当たるのかつったら、カウンセラーというよりも地区の民生委員とかケースワーカーにちかいのかもなぁなんて。
読了日:04月03日 著者:北原 亜以子
御刀番 左京之介 妖刀始末 (光文社時代小説文庫)御刀番 左京之介 妖刀始末 (光文社時代小説文庫)感想
タイトルで手に取ったんでその後に作者が藤井さんだと知り、まぁ予想の通り昭和の時代劇で相変わらず結構無茶苦茶。妖刀かよ~ッ!ってw 裏柳生総帥・柳生義堂って義仙と烈堂足して二で割ったのかよ。つか、ソコ子連れ狼に乗っかっていいところ!_とか。まぁソコはフィクションでいいけど、話が単調で、主人公にイマイチ魅力がないのはともかく、文章がなんかえ?藤井さんてこんなコピペのト書き描写だったっけ?という感じ。主人公苦笑してばっかり、裏柳生の草の若い女連呼してみたり、大分文章が変。
読了日:04月08日 著者:藤井 邦夫
牡丹ずし 料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)牡丹ずし 料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)感想
瑠璃が回復の兆しを示し始めてるってのが第二部の重要なことなんだけど、相変わらず事件の中心に何となくいると強力な主人公補正で謎が自動的に溶けていくとう和田スタイル。今回は変則的に悪役が自動的に自白といういつものパターンでなく、全部外部の盗賊がお膳立てしてるというご都合展開。でも、瑠璃の回復まで謎の、盗人そっくりさんwに丸投げるってのはどうなのか。まーなんだかんだいい離脱の機会を見つけないと、アンタも和田式ゲストに全部おっかぶせる系エンドで殺されるぜ?とかも思うw おき玖に不幸が訪れず豪助的な距離感を望むw
読了日:04月13日 著者:和田はつ子
平蔵狩り (文春文庫)平蔵狩り (文春文庫)感想
タイトル、てっきり複数の盗賊凶賊の類いが、平蔵を狩り出せつって追い掛け回すのかと思ったら全然違えw なるほど、ソッチの方向でもまぁ平蔵狩りには違えねぇやってw 前巻と同じ感じだけど、若干キャラ配置や構成に慣れてきたのかな。ただ、茶室で茶を立てながら部下に指示っていうちょっとした大家の旗本っぽさが、池波版テレビ版で人口に膾炙した茶碗に冷酒って下情に慣れしたんだイメージからの乖離があるので、先行有利は中々拭えないなぁと思ってみたりw
読了日:04月18日 著者:逢坂 剛
疾風の義賊: 〈新装版〉 (徳間時代小説文庫)疾風の義賊: 〈新装版〉 (徳間時代小説文庫)感想
この作品に限らずだけど、ラスボスを鳥居のクソヤロウに据えちゃうと完全成敗は出来ないという史実の壁にぶち当たる訳で、そうなると作品のオチとしての爽快感てのの置場所をどうするかってのは結構な重要事になって、作品の方向性すら決しちゃうよね。その意味においては、負け犬ムードとは行かないまでも、時代の趨勢と共に先行きの暗さを暗示してるような主人公達の真っ直ぐさには、ある程度は報われて欲しいって気持ちと、決して諦めないガッツがギリギリのバランスで成立してると思う。
読了日:04月19日 著者:辻堂 魁
叛き者: 疾風の義賊二 〈新装版〉 (徳間時代小説文庫)叛き者: 疾風の義賊二 〈新装版〉 (徳間時代小説文庫)感想
ラスボス死なないの分かって読む人とそうでない人は、作中から感じる雰囲気に差はあるんだろうか。なんて。前回と大体構成は同じ感じなのかなぁ。辻堂さんのは他のシリーズでもそうなんだけど、敵のゲスっぷりクソヤロウっぷりがそれなりにあるから、そういうのを払拭するくらいのスカッとした勧善懲悪さがないと、バトルの行方に悲壮感が伴うし読後感に爽やかさが足りなく感じちゃうのかなぁ。不殺の信念持ってるんじゃなければ、暗殺密殺しちゃえばスッキリ綺麗に片付くんだろうけど、そういう主人公じゃないと中々難しいよな。
読了日:04月22日 著者:辻堂 魁
剣客商売 三 陽炎の男 (新潮文庫)剣客商売 三 陽炎の男 (新潮文庫)感想
2年半振り。「わしもいよいよ年寄りの仲間入りか」このことである。失敬な!w 世間のアレのおかげで色々不自由になったってのもあるんだけど、取り敢えず手元にあったんで何となく。この時点で語られる、村岡道歩2世が小兵衛を看取ったってエピソードと、浮沈で語られるシリーズの終焉みたいのではやはり重みが違うな、と。
読了日:04月25日 著者:池波 正太郎
剣客商売〈4〉天魔 (新潮文庫)剣客商売〈4〉天魔 (新潮文庫)感想
どうも前に読んだのは新装版の大き目活字のやつだったらしい。多分その時に新刊文庫買って後に整理した後、今のこっちの旧版のを古本で買ったっぽい。2度手間かw 池波先生の3大シリーズは何度か読み返すの前提で、整理しないで手元に置いて置くのが正解だったのかな。でも、世間のこんなアレさえなければ、全然図書館でいつでも借りられるものなんだよなぁw ままならねぇわ。如何な剣の達人と言えども疫病には勝てぬ、それが道理よ。って。つか毛饅頭って宗哲先生が言い出しっぺか!
読了日:04月26日 著者:池波 正太郎
耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫)耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前 (だいわ文庫)感想
前回から7年振りか。ちょっと前に読んだ気もするけど気の所為か、面倒だから日記アップしなかったかw 今読むとさすがに最初のはまだ世界観描きなれない感もあるし、結構色んなことをはしょらずに描写してるなぁというのと、今のは仕方がない部分もあるけどキャラ小説になっちゃってる(それが全面的に悪だというわけではないけど)けど、最初は結構ちゃんと捕り物としてのミステリやってたんだなーと思ったw 結局おたかのことは今に至ってもちゃんと語ってないってのが意外っちゃ意外だけど、ハナから語らないというのが決まってたんだろうねw
読了日:04月30日 著者:風野 真知雄

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