1月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1899
ナイス数:76
悪霊じいちゃん風雲録の感想
作者の意向なのか編集部の指示なのか分からんけど、ちょっとシリーズ編成の気を持たせすぎな感じなのかなぁ。そのせいで尻の据わりの悪い散漫な印象。キャラの配置はいいと思うんだけど、既存のシリーズに比べるとメインのキャラも弱い印象。皆塵堂や左門よりキャラに力がなくて、溝猫長屋よりじじいの悪霊っぷりも質が悪いw割にお化け話に絡みが薄くて、謎解きも絵師の話があまり現実の盗品泥棒のオチに響いて来ない。黒幕っぽい商家の話ももっと振ってもよかったんじゃないかなぁ。
読了日:01月08日 著者:輪渡 颯介
布石 百万石の留守居役(十五) (講談社文庫)の感想
一番長いシリーズになって且つまだ2~3巻は続く感じなのかな。最近の上田作品見てると、何となく本多の爺様出て来てから上田さんの筆が乗ってる感があってw、気に入ったキャラが出ずっぱりでそれもあって長引いてるのかなーと思ったり。つか、ぶっちゃけ今更だけど、奥祐筆シリーズが上田作品として絶妙なバランスの上で成立してたんだなぁと思わされたね。権と謀になりがちな説明分を、読者の時代劇観に則した剣と謀にキャラを振り分けることにして上手く歯車がかみ合ってたんだなぁと。敵役もきっちりいい配役だったし。
読了日:01月10日 著者:上田 秀人
総力 聡四郎巡検譚(六) (光文社時代小説文庫)の感想
いやぁwww いや、ホント、うん、いやぁwww ですよ、奥さん。何で上田さんは藤川を引っ張ることに面白ストーリー展開の光明を見ちゃってるの?ソコ引っ張っても面白くならないのこのシリーズでもうわかってんでしょうが!クリフハンガる意味ないでしょうが!ってね。まー一応、前巻のクライマックス案件が落着して次シリーズ惣目付水城聡四郎になるってのは基本的には歓迎ではあるけども。VS尾張宗春とした場合その手下にするなら、宗春を悪役にしなくちゃだけど、上田さんは結構宗春を評価してそうだから、
読了日:01月11日 著者:上田 秀人
シャクシャインの秘宝: 秘闘秘録 新三郎&魁 (新潮文庫)の感想
前巻からちょっと間があったんで、展開が繋がらなかったけど気にせず読了。シリーズが長くなった割に、最初のお試し読み切り的な1巻の内容が良くも悪くも拡大再生産された的な部分がちょっと悪目立ちしちゃってるのかなぁって。端的に展開にご都合な流れが多いとか。アクション多めなのはよかったんだけども。ラストちょっと急展開だったけど変に引っ張るよりはコレでよかったのかなぁと思う。あと、最初伝奇だったはずなのが、スーパーナチュラル寄りになるのはあんまし戴けない感はやっぱりあったかな。ソコも含めてご都合過ぎるというかw
読了日:01月17日 著者:中谷 航太郎
残照の剣 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)の感想
今回も算盤案件ナシ。前大阪シリーズもそうだったけど、助っ人とか用心棒的な感じよね。それでも大阪のは詐欺事件の絡みもあって多少は算盤情報もあったけど、今巻はそれもなく、しかも主人公つってもほぼほぼ脇に回った感じ。ラストの風の剣劇場のスッキリ感は相変わらず良しだけど、やられ役がいつものクソヤロウ共とはちょっと違ったかな。頑迷な身分主義ではあったし気分のいい人物ではなかったけどやってることは権力の刃に過ぎなかったワケだし、そういう意味ではボンクラ殿様もその周囲の欲ボケ家老たちも、
読了日:01月24日 著者:辻堂魁
黒幕 鬼役(二十八) (光文社時代小説文庫)の感想
超法規的に悪を叩き斬るって点ではいつも通りだけど、密命が下ってからもなんだかんだ理屈つけて執行しないとか、調査が半端、あるいは遅れた故に無駄な犠牲が出てからようやく重い腰を上げて首チョンパって流れではなく、密命なしに勝手に首チョンパ。バックにあるはずの担保が重要なはずじゃなかったの?など思う。一応調査はするけど確定証拠は微妙なまま囮捜査で現場掴むみたいなよくある流れ。話はまぁこう、TV時代劇風にそれなりに遣る瀬無い発端からの勧善懲悪っぽい成敗でスッキリっちゃあスッキリではあったw つか倅弱いよw
読了日:01月29日 著者:坂岡 真
読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1899
ナイス数:76
悪霊じいちゃん風雲録の感想
作者の意向なのか編集部の指示なのか分からんけど、ちょっとシリーズ編成の気を持たせすぎな感じなのかなぁ。そのせいで尻の据わりの悪い散漫な印象。キャラの配置はいいと思うんだけど、既存のシリーズに比べるとメインのキャラも弱い印象。皆塵堂や左門よりキャラに力がなくて、溝猫長屋よりじじいの悪霊っぷりも質が悪いw割にお化け話に絡みが薄くて、謎解きも絵師の話があまり現実の盗品泥棒のオチに響いて来ない。黒幕っぽい商家の話ももっと振ってもよかったんじゃないかなぁ。
読了日:01月08日 著者:輪渡 颯介
布石 百万石の留守居役(十五) (講談社文庫)の感想
一番長いシリーズになって且つまだ2~3巻は続く感じなのかな。最近の上田作品見てると、何となく本多の爺様出て来てから上田さんの筆が乗ってる感があってw、気に入ったキャラが出ずっぱりでそれもあって長引いてるのかなーと思ったり。つか、ぶっちゃけ今更だけど、奥祐筆シリーズが上田作品として絶妙なバランスの上で成立してたんだなぁと思わされたね。権と謀になりがちな説明分を、読者の時代劇観に則した剣と謀にキャラを振り分けることにして上手く歯車がかみ合ってたんだなぁと。敵役もきっちりいい配役だったし。
読了日:01月10日 著者:上田 秀人
総力 聡四郎巡検譚(六) (光文社時代小説文庫)の感想
いやぁwww いや、ホント、うん、いやぁwww ですよ、奥さん。何で上田さんは藤川を引っ張ることに面白ストーリー展開の光明を見ちゃってるの?ソコ引っ張っても面白くならないのこのシリーズでもうわかってんでしょうが!クリフハンガる意味ないでしょうが!ってね。まー一応、前巻のクライマックス案件が落着して次シリーズ惣目付水城聡四郎になるってのは基本的には歓迎ではあるけども。VS尾張宗春とした場合その手下にするなら、宗春を悪役にしなくちゃだけど、上田さんは結構宗春を評価してそうだから、
読了日:01月11日 著者:上田 秀人
シャクシャインの秘宝: 秘闘秘録 新三郎&魁 (新潮文庫)の感想
前巻からちょっと間があったんで、展開が繋がらなかったけど気にせず読了。シリーズが長くなった割に、最初のお試し読み切り的な1巻の内容が良くも悪くも拡大再生産された的な部分がちょっと悪目立ちしちゃってるのかなぁって。端的に展開にご都合な流れが多いとか。アクション多めなのはよかったんだけども。ラストちょっと急展開だったけど変に引っ張るよりはコレでよかったのかなぁと思う。あと、最初伝奇だったはずなのが、スーパーナチュラル寄りになるのはあんまし戴けない感はやっぱりあったかな。ソコも含めてご都合過ぎるというかw
読了日:01月17日 著者:中谷 航太郎
残照の剣 風の市兵衛 弐 (祥伝社文庫)の感想
今回も算盤案件ナシ。前大阪シリーズもそうだったけど、助っ人とか用心棒的な感じよね。それでも大阪のは詐欺事件の絡みもあって多少は算盤情報もあったけど、今巻はそれもなく、しかも主人公つってもほぼほぼ脇に回った感じ。ラストの風の剣劇場のスッキリ感は相変わらず良しだけど、やられ役がいつものクソヤロウ共とはちょっと違ったかな。頑迷な身分主義ではあったし気分のいい人物ではなかったけどやってることは権力の刃に過ぎなかったワケだし、そういう意味ではボンクラ殿様もその周囲の欲ボケ家老たちも、
読了日:01月24日 著者:辻堂魁
黒幕 鬼役(二十八) (光文社時代小説文庫)の感想
超法規的に悪を叩き斬るって点ではいつも通りだけど、密命が下ってからもなんだかんだ理屈つけて執行しないとか、調査が半端、あるいは遅れた故に無駄な犠牲が出てからようやく重い腰を上げて首チョンパって流れではなく、密命なしに勝手に首チョンパ。バックにあるはずの担保が重要なはずじゃなかったの?など思う。一応調査はするけど確定証拠は微妙なまま囮捜査で現場掴むみたいなよくある流れ。話はまぁこう、TV時代劇風にそれなりに遣る瀬無い発端からの勧善懲悪っぽい成敗でスッキリっちゃあスッキリではあったw つか倅弱いよw
読了日:01月29日 著者:坂岡 真
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