7月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2595
ナイス数:60
介錯人別所龍玄始末 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)の感想
辻堂作品のいつもの主人公と同じまずは「見」に回るタイプで、話が主人公の内側に入ってくるものでなく、市兵衛も天一郎と同じく外野のひとって感じなのも一緒。山田家とは違う幕府の公式なものではない罪人の首切りや切腹の介錯が仕事って部分がメインで、そちらのエピソードに家業になった謂れや家庭人としての姿が交えられるって感じかなぁ。そういう構成なんかも既刊シリーズと同様。ただ、主人公が自分から請け負った仕事はするものの自らに外野であることを課してるってのは、話の血みどろさwと静謐な主人公のあり方とのギャップになって、
読了日:07月03日 著者:辻堂 魁
寵 臣 鬼役(二十三) (光文社時代小説文庫)の感想
ようやく硬骨漢らしい生き様みせてもらったって感じかなぁ。今までが今までだったけど、有終の美ってんじゃないけど、なんだかんだ言いつつも、少なくとも主人公に向けては死に花を咲かせられたという気はする。あとはまぁこう、イメージとしての武士ではなく、やっぱブラック企業徳川物産への忠、CEOの将軍への忠ってのは、やっぱ「大義」かっつーと微妙ではあるんだよね。結局は政権争いの話に終始してるので。一応業務天誅は調査案件への対処ではあるからそこそこ正当ではあるけども、迂遠で遅きに失する感は否めないし。
読了日:07月05日 著者:坂岡 真
白刃 鬼役(二十四) (光文社時代小説文庫)の感想
この徳川物産のCEOのお墨付きってさ、そもそもアンタの弱腰が招いてることじゃん!てのがあるからさw 何だろなー感はあるんだよね。万里小路にしても姉小路にしても、将軍の権威をバックにした大奥経由の派閥介入って感じがして、密命の大義とかそーゆー多分主人公的には一番大事なはずの「使命」が胡乱な業務命令になっちゃってる感じがするんよね。
読了日:07月06日 著者:坂岡 真
引導: 鬼役(二十五) (光文社時代小説文庫)の感想
やっぱ、一応主人公の精査の上でとなってるけど、確実にブッ殺し対象の鳥居は、ぐだぐだ言い訳して何もしなるクセに、悪徳商人や一般のクロヤロウは無許可で一刀両断とか、ブレてんだかブレてないんだか。まぁ、鳥居は史実で死なないから殺せないんだろうけど、じゃあ万里小路が桜田屋敷に下がるの十三代家定の時じゃんとかね。天保改革って旗印がある水野忠邦はまぁ一応幕府のためでは動いてるけど、鳥居はそうじゃないってんならイイトコなしじゃんよw 何で天誅らねぇの?ってなるわいな。
読了日:07月08日 著者:坂岡 真
大江戸料理競べ (料理人季蔵捕物控)の感想
主人公が向かう先さしたる伏線も泣く自動的に謎が解決されるご都合主義なのは、もうこのシリーズではテンプレと考えるべきかw 段々お奉行が、まぁ元からそれっぽくはなかったけど、本来の業務から離れたあやしい影奉行みたいな感じになってるなぁ。政治のことを分かれとか、前の何とか屋の闇の話にしても、清濁併せ持つ懐の深さっていうよりも、単に胡散臭いおっさん化してる感じw あと、テンプレエフェクトで毎回悲惨にが死んじゃうひとってのが今巻ではいなかった。でもそういうケリの付け方にはう~ん?とは思う。瑠璃はもういいべw
読了日:07月08日 著者:和田 はつ子
春恋魚―料理人季蔵捕物控 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))の感想
盛りだくさんだけど忙しい感じがも散漫な感じもしないのは、蛋白で且つご都合主義な展開だからだろうか。ソコはこのシリーズの良くも悪くも味なんだろうな。今回今後の影業務に提携してくれそうなキャラが出て来るも、あっさりと現地でコンビ解散てのは、まさにご都合主義のいい味という気もw 正直突っ込み始めるとキリがないのも15冊も読んだら今さらではあるw さんまの糠漬けって食ったことないなぁ。漬物なのか?
読了日:07月10日 著者:和田 はつ子
夏まぐろ―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-17 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
料理の知識がないので分からんのだけど、作品全体の考証が大分甘めではあるので、あるいは料理についても当時の調理法的には「ねぇよw」があるんじゃないかなんて、余計なことも考えちゃうのがこのシリーズの隙で、そこが好きか嫌いかで大分評価も変わるんだろうねぇなどw マグロが下魚で当時は棄ててたなんてのは聞いてはいたので、そこはともかく、料理としては現代ものとしてイメージはしやすかったかな。経年進行してるのか分からんけど、キャラ配置変えないための、瑠璃のスーパーナチュラル無茶振りはさすがに笑うw
読了日:07月11日 著者:和田 はつ子
秋はまぐり 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-18 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
ここまで読んで、あータイトルは四季ものだったのかと気付くw ナントカ屋と悪御前の会話w 何で訊いてもいないのに急に自分の悪事アピってんのw 悪人とはそうしたものだ的なのわからなくもないけど、酷いわw コントかよって。しかし、三吉が子ども扱いされたまんまなのは、当時の職人の徒弟のあり方としてやっぱり実に気持ちが悪い。主人公が武家からの逸脱組だってのはともかく、きちんと〆るべき部分は〆た方がスッキリするでしょうに。季蔵やおき玖のそういうダメな部分は、常連の隠居が代表して言うべきケジメでは。
読了日:07月21日 著者:和田 はつ子
冬うどん 料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)の感想
捕物パートのひどさはもはやデフォルトwなんで、そこはまぁもう・・・ね。つか、今巻は輪をかけて奉行がひどいw 公私混同親爺w 不正収用した金を民のためにとか政治のも民間の闇もわしの匙加減ひとつですか。それ度量か?w 胡散臭さ爆発じゃん。そして三吉、奉公先から窃盗ですか。やむにやまれぬという前提で悪の道に嵌りかけたのを助けて奉公までさせてくれたって主人公は恩人じゃねぇのかい。子供の悪戯程度の叱り方しか出来ねぇからそういうことになるんじゃねぇのか。親方の自覚もケジメもねぇ季蔵もどうなのか。胸糞。
読了日:07月23日 著者:和田 はつ子
料理侍 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-20 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
死ぬか不幸を背負い込むか別方向にフェードアウトがパターンのこのシリーズで、生き残った初のキャラ料理侍w まぁ結婚して子供が出来て作者の魔の手から逃げ延びた(さすがにに殺すの忍びなかったかw)元船頭の代わりに、烏賊侍登場ってのは主人公と同じような設定で活かしようがあるのは、違う生き様(妻子持ちでそこそこ幸福そうw)のギャップを出すためか。まぁ瑠璃を殺してもおき玖とくっつくとしてもキャラ配置のバランス崩れるからアレなんだろうけど、経年進行してる話ではそろそろヒロイン両方共行かず後家になっちゃうんだけどどうよw
読了日:07月29日 著者:和田 はつ子
読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2595
ナイス数:60
介錯人別所龍玄始末 (宝島社文庫 「この時代小説がすごい!」シリーズ)の感想
辻堂作品のいつもの主人公と同じまずは「見」に回るタイプで、話が主人公の内側に入ってくるものでなく、市兵衛も天一郎と同じく外野のひとって感じなのも一緒。山田家とは違う幕府の公式なものではない罪人の首切りや切腹の介錯が仕事って部分がメインで、そちらのエピソードに家業になった謂れや家庭人としての姿が交えられるって感じかなぁ。そういう構成なんかも既刊シリーズと同様。ただ、主人公が自分から請け負った仕事はするものの自らに外野であることを課してるってのは、話の血みどろさwと静謐な主人公のあり方とのギャップになって、
読了日:07月03日 著者:辻堂 魁
寵 臣 鬼役(二十三) (光文社時代小説文庫)の感想
ようやく硬骨漢らしい生き様みせてもらったって感じかなぁ。今までが今までだったけど、有終の美ってんじゃないけど、なんだかんだ言いつつも、少なくとも主人公に向けては死に花を咲かせられたという気はする。あとはまぁこう、イメージとしての武士ではなく、やっぱブラック企業徳川物産への忠、CEOの将軍への忠ってのは、やっぱ「大義」かっつーと微妙ではあるんだよね。結局は政権争いの話に終始してるので。一応業務天誅は調査案件への対処ではあるからそこそこ正当ではあるけども、迂遠で遅きに失する感は否めないし。
読了日:07月05日 著者:坂岡 真
白刃 鬼役(二十四) (光文社時代小説文庫)の感想
この徳川物産のCEOのお墨付きってさ、そもそもアンタの弱腰が招いてることじゃん!てのがあるからさw 何だろなー感はあるんだよね。万里小路にしても姉小路にしても、将軍の権威をバックにした大奥経由の派閥介入って感じがして、密命の大義とかそーゆー多分主人公的には一番大事なはずの「使命」が胡乱な業務命令になっちゃってる感じがするんよね。
読了日:07月06日 著者:坂岡 真
引導: 鬼役(二十五) (光文社時代小説文庫)の感想
やっぱ、一応主人公の精査の上でとなってるけど、確実にブッ殺し対象の鳥居は、ぐだぐだ言い訳して何もしなるクセに、悪徳商人や一般のクロヤロウは無許可で一刀両断とか、ブレてんだかブレてないんだか。まぁ、鳥居は史実で死なないから殺せないんだろうけど、じゃあ万里小路が桜田屋敷に下がるの十三代家定の時じゃんとかね。天保改革って旗印がある水野忠邦はまぁ一応幕府のためでは動いてるけど、鳥居はそうじゃないってんならイイトコなしじゃんよw 何で天誅らねぇの?ってなるわいな。
読了日:07月08日 著者:坂岡 真
大江戸料理競べ (料理人季蔵捕物控)の感想
主人公が向かう先さしたる伏線も泣く自動的に謎が解決されるご都合主義なのは、もうこのシリーズではテンプレと考えるべきかw 段々お奉行が、まぁ元からそれっぽくはなかったけど、本来の業務から離れたあやしい影奉行みたいな感じになってるなぁ。政治のことを分かれとか、前の何とか屋の闇の話にしても、清濁併せ持つ懐の深さっていうよりも、単に胡散臭いおっさん化してる感じw あと、テンプレエフェクトで毎回悲惨にが死んじゃうひとってのが今巻ではいなかった。でもそういうケリの付け方にはう~ん?とは思う。瑠璃はもういいべw
読了日:07月08日 著者:和田 はつ子
春恋魚―料理人季蔵捕物控 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))の感想
盛りだくさんだけど忙しい感じがも散漫な感じもしないのは、蛋白で且つご都合主義な展開だからだろうか。ソコはこのシリーズの良くも悪くも味なんだろうな。今回今後の影業務に提携してくれそうなキャラが出て来るも、あっさりと現地でコンビ解散てのは、まさにご都合主義のいい味という気もw 正直突っ込み始めるとキリがないのも15冊も読んだら今さらではあるw さんまの糠漬けって食ったことないなぁ。漬物なのか?
読了日:07月10日 著者:和田 はつ子
夏まぐろ―料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-17 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
料理の知識がないので分からんのだけど、作品全体の考証が大分甘めではあるので、あるいは料理についても当時の調理法的には「ねぇよw」があるんじゃないかなんて、余計なことも考えちゃうのがこのシリーズの隙で、そこが好きか嫌いかで大分評価も変わるんだろうねぇなどw マグロが下魚で当時は棄ててたなんてのは聞いてはいたので、そこはともかく、料理としては現代ものとしてイメージはしやすかったかな。経年進行してるのか分からんけど、キャラ配置変えないための、瑠璃のスーパーナチュラル無茶振りはさすがに笑うw
読了日:07月11日 著者:和田 はつ子
秋はまぐり 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-18 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
ここまで読んで、あータイトルは四季ものだったのかと気付くw ナントカ屋と悪御前の会話w 何で訊いてもいないのに急に自分の悪事アピってんのw 悪人とはそうしたものだ的なのわからなくもないけど、酷いわw コントかよって。しかし、三吉が子ども扱いされたまんまなのは、当時の職人の徒弟のあり方としてやっぱり実に気持ちが悪い。主人公が武家からの逸脱組だってのはともかく、きちんと〆るべき部分は〆た方がスッキリするでしょうに。季蔵やおき玖のそういうダメな部分は、常連の隠居が代表して言うべきケジメでは。
読了日:07月21日 著者:和田 はつ子
冬うどん 料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)の感想
捕物パートのひどさはもはやデフォルトwなんで、そこはまぁもう・・・ね。つか、今巻は輪をかけて奉行がひどいw 公私混同親爺w 不正収用した金を民のためにとか政治のも民間の闇もわしの匙加減ひとつですか。それ度量か?w 胡散臭さ爆発じゃん。そして三吉、奉公先から窃盗ですか。やむにやまれぬという前提で悪の道に嵌りかけたのを助けて奉公までさせてくれたって主人公は恩人じゃねぇのかい。子供の悪戯程度の叱り方しか出来ねぇからそういうことになるんじゃねぇのか。親方の自覚もケジメもねぇ季蔵もどうなのか。胸糞。
読了日:07月23日 著者:和田 はつ子
料理侍 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-20 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)の感想
死ぬか不幸を背負い込むか別方向にフェードアウトがパターンのこのシリーズで、生き残った初のキャラ料理侍w まぁ結婚して子供が出来て作者の魔の手から逃げ延びた(さすがにに殺すの忍びなかったかw)元船頭の代わりに、烏賊侍登場ってのは主人公と同じような設定で活かしようがあるのは、違う生き様(妻子持ちでそこそこ幸福そうw)のギャップを出すためか。まぁ瑠璃を殺してもおき玖とくっつくとしてもキャラ配置のバランス崩れるからアレなんだろうけど、経年進行してる話ではそろそろヒロイン両方共行かず後家になっちゃうんだけどどうよw
読了日:07月29日 著者:和田 はつ子
読書メーター