無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

8月分

2019年09月01日 15時05分27秒 | 感想
8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1884
ナイス数:40

おやこ豆―料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)おやこ豆―料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)感想
出ました、ゲストキャラ軒並み不幸のドン底に叩き込んでブッコロの久し振り和田節がw 胸糞ひでぇ話。捕物パートは最後の数ページでいつも通り何の伏線もなく、横丁からひょっと出てきた主犯が滔々と自己解説してくれるというアレな展開。烏賊侍はレギュラーサブキャラとして生き残れるのかw 蚕豆は塩茹でデフォはともかく、莢ごとの焼きって生産地では比較的やられてたんじゃないの?などとの疑問も。前々回でさんざ昔の女にメロメロになって私情で動いたデ奉行、そちが他人の私情をどうこう言えるのか?wなどもw
読了日:08月02日 著者:和田 はつ子
将軍の料理番 包丁人侍事件帖 (1) (角川文庫)将軍の料理番 包丁人侍事件帖 (1) (角川文庫)感想
細かいこと考えるとアレな設定ではあるのかなぁ。お目見え以下の御家人がしょっちゅう将軍に呼び出されてサシで会ってたらそりゃ疑われるというか、消されるでしょw とか。話の落し処が微妙に政治の闇の中に消えちゃう感じで、読後感はすっきりしない。クリハンガーというか伏線張ってるのが見えてるのに回収されないというか、煙に巻く感じがアレだけど、続きですっきりするならいいのかなぁ。捕物は割りとしっかりしてたけど、京都料理侍のテンプレキャラ造形wとはいえ、微妙にいけ好かない感じがナニだったかなw イメージは土井善晴w
読了日:08月08日 著者:小早川 涼
剣客太平記 (ハルキ文庫 お 13-1 時代小説文庫)剣客太平記 (ハルキ文庫 お 13-1 時代小説文庫)感想
良くも悪くもシリーズ1巻目という感じ。キャラ紹介と周辺環境の説明しつつってゆーか。一応、主人公の目指すべきスタンスは「剣侠」ってなってるけど、あまりそういう感じはしないかな。一端の剣客となるには斬人シーンはあまりなく、テレビドラマっぽい軽さがある。ただし、同じく剣客としての先達の生き様(死に様?)は正しくその道の在り方ではあったので、今後事件やキャラが増えればそうした展開もありえるのかも。続きは読む方向。つか、太平記ってシリーズタイトルはあんましピンと来ないねw
読了日:08月16日 著者:岡本さとる
混沌 (徳間文庫)混沌 (徳間文庫)感想
光格天皇のケツ持ちなんて正直当てにならないと思ってたけど、全然そんなことおまへんなw 一応今回も殺し屋は撃破したものの、檜川がしばらく戦闘不能?なのが今後の展開を危ぶませる感じ。ゼニボケ商人の攻撃は結局かわしきれてないまま、今度はちょっとした絡め手も使われそうな気配。とはいえ、公家も武家もセコい小悪党ばっかなので何とかなる展開というか、主人公が珍しくうすばかに成り下がらないw でもダブルヒロインへの対応はうすばかのままで、どっちかの死か身を引く形で決定しきれないままフェードアウトになりそうではあるのかw 
読了日:08月19日 著者:上田秀人
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)感想
献辞が稗田礼二郎リスペクトだったんだけど、実際読んだら宗像教授伝奇考に近い感じだなぁって思ったら、参考文献に書いてあって軽く噴くw んー妖怪ハンターも宗像教授もどっちも民俗学からスーパーナチュラル方面に事件はスライドするけど、話そのものは民俗学から離れないけど、これは主人公二人がその道のひとでそれ由縁で事件に巻き込まれるけど、事件そのものは現実の殺人事件なんで、民俗学とは実はほぼ絡まないっていうか、乖離がある感じだったかな。あと主人公のイメージは、その二つの漫画でなく、邪学者姫野命なんじゃないかなぁとかw
読了日:08月25日 著者:北森 鴻
蓮美人 (ハルキ文庫 わ 1-23)蓮美人 (ハルキ文庫 わ 1-23)感想
実は和田さんはミステリ書くのあんまり巧くないかもね!などw ちょっと入り組ませ方が変というか、もっと書きようがあったんじゃねぇの?とか。いや、最後に黒幕が動機からトリックから全部一人語りするサイアクのアレじゃなくてw 今回、非公式wの仕事人とは別の系統のブラックエンジェルスが登場ってことでいいのかな。微妙にクリフハンガーという感じではある。ついに主人公にもたぬき認定されるデ奉行w 三吉の徒弟制度の甘さには毎度×
読了日:08月26日 著者:和田 はつ子
ゆず女房 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-24)ゆず女房 料理人季蔵捕物控 (ハルキ文庫 わ 1-24)感想
あれだわ。和田さんて、意外な展開ってのをなんか読者の期待を裏切るだと思ってねぇか?って感じ。しかも悪い方へ。まぁこう時代劇のテンプレとして、悪人は主人公にぶった斬られる、毎回ゲストは悲惨な目にあってそれを主人公が救うってのはあるけどさ、鬱展開とか誰も望んでねぇっつうか、分かれよw まぁでもこんだけシリーズが続いてるってことはコレを善しとしてる層も多いってことなのかな。別に武藤さんに感情移入してたワケじゃないけど、毎回殺しの和田節見せられてもなぁってのはあるw 今回遂に季蔵はデ奉行を烏谷と呼び捨てw 校閲w
読了日:08月30日 著者:和田 はつ子

読書メーター