無駄記

徒然なるままにモニタに向かひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば死ねばいいのに。

12月分

2020年01月01日 19時07分48秒 | 感想
12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:4120
ナイス数:54

新装版 シャイニング (上) (文春文庫)新装版 シャイニング (上) (文春文庫)感想
読もう読もうと何回も思って途中で投げ出してたのを、ドクタースリープの読後の余力を駆ってようやく読了w 上巻しか読んでないし、大まかな話はリーダーズダイジェスト風にw知ってはいて、それ故にドクタースリープを先に読んじゃったんだけど、これやっぱ先にシャイニングを読むべきだったと思ったw 話はドクタースリープのみでも十分分かるけど、先にシャイニング読んでこそのダニー⇔ダンの苦悩と癒し、「トランス一家の物語」なんだというか。前半はふつふつと徐々に近づく沸騰の気配。後半のボイラー爆発へ読み進めよう。
読了日:12月01日 著者:スティーヴン キング
死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA)死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
中学生くらいでよんだんだっけ?高校生だっけ?まぁでも当時はすごい好きだったけど、幻魔がゲンケンやりはじめてパラレルがウルフガイにも拡がってアレし始めてナンダカナァな状況になる前の、ちゃんとまとまったモノってのはすごくよかったんだっけかってノスタルジーw 今読んでも面白かったけど、ちょっとこう角度違うけど寄生獣なんかもコレの延長戦にあるのかなぁとか思ったり。でもオチはマーズオチだったねw 当時も今もひどいwとは思う。
読了日:12月03日 著者:平井 和正
奈緒と磐音 居眠り磐音 (文春文庫)奈緒と磐音 居眠り磐音 (文春文庫)感想
正直まぁ予想はしてたけどがっかり感は否めなかった。というのは、これ磐音シリーズ51巻全て書き終わった後から、過去に遡行してシリーズ0話として、「後付け設定で構築した別のパラレルの磐音」でしかなかったから。最近の佐伯さんのよくないクセというか、こんな老成した餓鬼いねぇだろって主要キャラに盛りすぎなんだよね。話はまぁ0話としてファンブックとして楽しめたけど、でも、これは飯食う時に飯の旨味にとろ~んとして忘我してるような、かまぼこ板で親友の位牌作って毎朝祈ってた茫洋として朴訥な、
読了日:12月07日 著者:佐伯 泰英
船参宮 新・酔いどれ小籐次(九) (文春文庫)船参宮 新・酔いどれ小籐次(九) (文春文庫)感想
久しぶりではあったけど、ちょっと前に食傷気味で読まなくなった佐伯作品のマイナスの印象は変わらずなんだけど、このマンネリと主人公補正と作者のおっさんドリームwとどう付き合っていけるかが、今後の佐伯作品との付き合い方のキモなんだろうなと思って、また一旦離れる心心算w 決してつまらないワケじゃないんだけど、佐伯さんはどのシリーズのそんな敵役でもスーパーナチュラル関係はあんましだねw
読了日:12月08日 著者:佐伯 泰英
浮雲心霊奇譚 赤眼の理 (集英社文庫)浮雲心霊奇譚 赤眼の理 (集英社文庫)感想
んー、本当は八雲の方を読もうと思ったんだけど、1巻がなかったんでこっちを読んでみた、というところの動機の薄さの割にはサクッと読めたんで、読みやすいってのもあるにせよ詰まらないわけではなかったのかな。なんか、昔のウィングスとか白泉社コミックスみたいな感じ。漫画っぽいというのでも、やや少女漫画寄りのしかもちょっと腐ってるw感じのキャラや世界観設定で。作者は二つの両輪みたいなこと言ってたけど、印象はやっぱり先に八雲シリーズありきな外伝スピンオフっぽくはあった。あと、正直、時代物としては読むには色々厳しいw
読了日:12月08日 著者:神永 学
お医者同心 中原龍之介 猫始末 (講談社文庫)お医者同心 中原龍之介 猫始末 (講談社文庫)感想
シリーズ1冊目だからか、捕り物パートと日常パートとのそれぞれの登場人物の設定から何から1冊でやってるので、あややとっちらかった印象。でも、ブレンド具合は季蔵シリーズよりは好みかなぁ。同心の見習い云々とか相変わらず考証がトンデモな甘さ満々なのが和田さんらしいという感じはしたけど、読後も含めて楽しく読めたかな。続きへGO
読了日:12月10日 著者:和田 はつ子
新装版 御宿かわせみ (4) 山茶花は見た (文春文庫)新装版 御宿かわせみ (4) 山茶花は見た (文春文庫)感想
時代的にそんなもんかってのもあったけど、あれだけイチャついて一筋面してんのに、普通に登楼してやることやるのかとw まぁやることやらんと相手への信頼なんかも得られないってのもあったんだけど、源の字にるいには秘密だぜテヘペロみたいな軽さがあれぇ?感。印象に残ったのは単行本タイトルにもなってるエピソードでなく、らしくないタイトルの最後の「夕涼み殺人事件」なんだけど、甘やかされたクソぼんかと思ったら、そこいらのヤクザ以上のクソ外道だったんで殺されてザマァってので収まりきれず、ちょっと後味が悪過ぎたよね。
読了日:12月11日 著者:平岩 弓枝
お医者同心 中原龍之介 なみだ菖蒲 (講談社文庫)お医者同心 中原龍之介 なみだ菖蒲 (講談社文庫)感想
ゲストキャラでバタバタした展開になって穴アリまくりの流れを全部回収させちゃうってのは和田作品らしい感じw 一応、捕り物サイドのメインというか主人公じゃない方がシリーズタイトルロールになってるのがアレなんだけど、龍之介の過去についての伏線を張ってシリーズとしてのふくらみを持たせて次巻へ引っ張る感じ。クリフハンガーではないからサクッと読め終えられるのはいいけど、日常サイドのおだいの描写はどうしても少なめになるのは仕方ないのかしらね。
読了日:12月14日 著者:和田 はつ子
表御番医師診療禄13 不治 (角川文庫)表御番医師診療禄13 不治 (角川文庫)感想
さんざん引っ張って、幕府の暗黒面はココだった!的なのは如何にも上田さんらしくていいけど、説明と前振りが長いよw ハッタリとかケレンが少なめだから余計そう感じちゃうのかもな。時代的にも話の流れ的にも割合中途半端な時期ではあるんだろうけど、史実変更しない上田さんとしては、この後のでんも綱吉も主人公を突っ込んで、自説開陳しつつのスキマがなくなって書きようもないしキリがいいので終了ってことだったのかな。結局ワイフの仲とか未亡人フラグとか、いつもの権と謀語ってたら時間切れって薄さもらしい幕切れだとは思うw
読了日:12月15日 著者:上田 秀人
お医者同心 中原龍之介 走り火 (講談社文庫)お医者同心 中原龍之介 走り火 (講談社文庫)感想
前の巻で振った龍之介の過去についての伏線はアッサリ回収。もうちょっと引っ張るかと思ったけどこれはこれでスッキリしていいのかなw なんとなく世界観説明は終了して、ワトソン訳の熱血漢が先走ってもいい感じなってくとこまで来て、これからいよいよ本格的に始動という気もしなくもなく期待は出来そうw
読了日:12月16日 著者:和田 はつ子
口中医桂助事件帖 南天うさぎ口中医桂助事件帖 南天うさぎ感想
和田さんの時代物シリーズとしては初期の作品なのかな?試行錯誤というか色々雰囲気が硬い、こなれてない感があったような。キャラは立ってるんだか立ってないんだか、主人公はともかく、サブの配置がちょっと微妙な気はする。話はシリアスな捕り物なんだけど、キャラは青春群像なんだかって。一応続きは読む方向で。いくら幕府も終わりかけの末期で制度も腐ってるとはいえこんな簡単に側用人の采配で一町人が医者つっても大奥に入って、お腹様の診察するとかあり得ないでしょwってのは、もちろんフィクションが大前提だけど安定の和田節とも思う。
読了日:12月17日 著者:和田 はつ子
窓際同心 定中役捕物帖 (徳間文庫)窓際同心 定中役捕物帖 (徳間文庫)感想
たまたま先に手に取った和田さんので定中役同心て役所で他の人が書くとどんなかなーって動機だったんだけど、まぁバディシステムで閑職実は切れ者とかほとんど一緒だったのはアレだったけど、味は全然違ったのおで楽しめた。ただ、誉田さんのは実直な書き味で、ハッタリとケレンが少ないのでこの捕り物のトリックのナイスさがあんまし光ってない地味な展開に見えて、ソコがちょっと勿体無かったと思う。
読了日:12月23日 著者:誉田 龍一

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