アメコカ マイケル  "Twinkle Twinkle Little Star"

マイケルの日常や庭の草花等色々織り交ぜながら、お届けしま~す。

ウガンダのシャロンちゃん 2011

2011-10-07 | sharon in uganda

 アフリカのウガンダのお友達(child sponsorship)のシャロンちゃんから、今年も手紙が 数通届きました。

     (参考)過去数回のシャロンちゃんの記事は、カテゴリーの「sharon in uganda」に あります。

 

 シャロンちゃんも 今年16歳。 背もスラット伸びて お姉さんになりました。 

 

     いつも 晴れ着の素敵な写真を送ってくれるシャロンちゃん。今回は ちょっとお姉さんになってか、穏やかにほほ笑む表情が、いいですね。 家の畑や家事のお手伝いで、なかなか学校に通えないシャロンちゃんですが、 健やかに成長しているなあと 毎年、送られてくる写真を見て、とても嬉しく思います。

また、今までの写真は、いつも裸足のシャロンちゃんでしたが、今年の写真(15歳)は、初めて 青いサンダルをはいています。青いサンダルに胸に大きなリボンのついた水色のワンピース、清純な感じで とてもよく似合っていますよね。 きっと 今回もやさしいお母さんの見立てですね。15歳は、日本でいえば、成人式のような感覚なのかも知れません。 確か昔の日本では、15歳が元服でしたよね。 多分、このドレスとサンダルは、ご両親が、シャロンちゃんのために 生活にかかるお金を切りつめて買った大切な心のこもった贈り物ではないでしょうか??

 

  手紙も少し長くなったようです。また、いつも 便せんの端まで、余白なく絵を 描いてくれるのですが、段々鳥や動物、花の絵から、今年は、様々なドレスを着た女の人の絵が多くなってきました。 シャロンちゃんも10代の女の子、ファッションに関心がでてきたようです。でも、相変わらず、野球のボールの絵が、描かれているのが、幼い頃のままで、かわいいなと思いました。(手紙には、ボランティアの方の日本語訳も同封されています。) 

 

●シャロンちゃんの住むウガンダのカサフォ地域の研修(勉強?)風景です。

  長机に4人ずつで、一体何人の人が、この部屋に詰め込まれているのでしょう。 暑いアフリカですが、多分、冷房はないんだと思います。

 

*「ワールドビジョン」の「チャイルド・スポンサーシップ」に関心のある方は、前の「 」内をクリックしてみてください。

 

                      

 

「アフリカの角の危機」って、ご存知ですか?

●「アフリカの角」と呼ばれているアフリカ北東部(ケニア、エチオピア、ソマリア)で、過去60年の中で最悪といわれる干ばつが発生、1240万人以上の人々が食糧危機に陥っています。特にソマリアでは、この3ヶ月間に29000人の5歳未満の子供たちが、栄養不良で 命を失いました。world visionより)

●また、その危機に関して 今年8月初めに アフリカ開発銀行のドナルド・カベルカ総裁は、アフリカ大陸北東部の「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域の飢饉(ききん)の原因は気候変動だけではなく、「われわれがソマリア内戦の終結に失敗した」ことだと述べました。「この大惨事のきっかけは過去60年で最悪の干ばつだが、その大きな部分はわれわれがソマリアの内戦を終結させることに失敗したことによる」と。1991年のクーデターでモハメド・シアド・バーレ大統領が追放されて以降、ソマリアの大部分は、長らく暴力のはびこる無法地帯と化していて、カベルカ総裁は、AFPのインタビューに「食糧不足が飢饉に発展するには、何かが作用しなければならない」と 語りました。更に カベルカ総裁は、インフラ整備の進んだ英国や米国などでは水不足や干ばつになっても大規模な飢饉は起きないと指摘し、ソマリアの利水環境を整備し、貯蔵施設を作り、インフラを機能させれば「干ばつは来るかも知れないが、飢饉にはならないとの印象を持っている」と述べました。 (AFPBB NEWSより)

●そんな状況の中、今月4日 ソマリアの首都 モガディシオの中心部で、暫定政府の建物をねらった爆弾テロが発生しましたね。200人以上が死傷。教育省の検問所で、燃料の入ったドラム缶を積んだトラックが爆発したようですが、ちょうど、その時、政府の奨学金に応募するために 多くの学生やその保護者が そこに集まっていて、悲惨なことに 彼らも 巻き添えになり 彼らを含む 少なくとも70名が死亡、150名以上がけがをしたそうですね。 

「Suicide blast kills at least 70 in Somali capital」 4日のBBC News の動画あり) 

 

*60年ぶりの干ばつによる飢饉、栄養失調に追い打ちをかけるように、はしかと赤痢の流行で多くの貴重な子供たちの命が次々と奪われ、更に 勉強したいと言う一心で、試験を受けに集まった子供たちや、貧しくて我が子を学校に通わせられないけれど、何とか行かせてあげたい思いで子供に付き添い集まった親達も、突然、テロの犠牲となり、命を失い・・・・・。このような国があること、このような国に生まれる子供たちがいること 考えさせられます。悲しすぎます。ドナルド・カベルカ総裁の言うように 早く20年にもおよぶ内戦を終結させ、利水環境や貯蔵施設、インフラの整備ができ、そして 自活が可能となれば、今後の干ばつに備えることも 自分たちでできるでしょう。その支援もしていく必要もあると思いますが、でも まず今は、この大飢饉への援助のための緊急な支援(募金)が、求められているようです。 私もささやかながら 支援(募金)しました。

以下、いくつかの支援先です。ソマリアだけの所や アフリカの角全体の国々を援助する団体とあります。また、現状況のレポートも載ってます。御関心のある方は、クリックしてみてください。

国境なき医師団 

ワールド・ヴィジョン 

ユニセフ ユニセフ親善大使のキム・ヨナさんも 支援を訴えています。

     

 



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3 Comments

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Unknown (マハロパパ)
2011-10-09 19:19:34
シャロンちゃんが書いている手紙の端のイラスト。
とっても可愛いですね。
野球のボールはどんな意味があるんでしょうね。
諸外国では・・ (よっこたん)
2011-10-11 15:04:52
マイケルママさんのこの記事を読むと日本はまだまだ恵まれてるんだな~って思います。
最低の生活の保証は受けられるし学校にも行くこと出来るし・・・普通に最低の教育さえままならぬ沢山の外国の子供達がいること・・甘えれらる親や兄弟がいることワンちゃんと共に生活出来ることの幸せを強く感じます。
シャロンちゃんもきっと嬉しいんでしょうね~!
我が国のことももち大事ですがこうして外国の子供たちにも目うぃ向けることも大切だし重要なことですよね!
やっぱりマイケルパパさんもママさんも凄いです
返信です (マイケルママ)
2011-10-13 22:51:10
☆マハロパパへ☆
アロハ♪♪色鉛筆も鉛筆も紙も貴重なので、普段は、土に絵を描いているようです。アニメに洗脳されていない素直な彼女らしい絵、いいですよね。野球は、小さい時から、家での仕事の合間に時折行ける学校で 友達みんなでやれる遊び(スポーツ)のようです。ボールを今でも描くのは、学校で 友達とできる野球が、彼女にとっての大切な楽しみだからだと、思います。
☆よっこたんへ☆
私も主人ものほほんと日本で生まれ育ってきて、今もそうで、本当に恵まれた環境にいる事感謝しなくちゃと、思います。食べることすらままならない国々、実際に訪ねた事も、暮らしたこともなく 何も凄い事は、ないです。漠としていますが、いつかは、世の中から争いが なくなり、子供たちも 動物たちもみんなが、幸せに暮らるようになったらいいですよね。