訳わからん このシャバは

今こそ日本人に問う。本当に日本を解体しようとする民主党でいいのか。 

加藤紘一氏と中国

2007年07月20日 22時26分56秒 | Weblog
【筆者記】
1日間、延長された、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合は20日午前(日本時間同)から北京の釣魚台迎賓館で取りまとめの全体会合を開き、午後に議長の武大偉中国外務次官がプレスコミュニケを発表、3日間の日程を終えて閉幕した。コミュニケでは、今回会合の焦点だった北朝鮮非核化の「次の段階」となる核施設「無能力化」や「すべての核計画申告」の手順、履行期限の明示は例によって北朝鮮の言い訳と見返り要求に終始し、見送られました。
協議の中で、北朝鮮は無能力化などの見返り措置について「重油95万トンの支援だけが5カ国が負っている『義務』ではない」つまり、今年2月の6カ国合意で核放棄に向けた初期段階措置の履行期限を設けていたにも関らず、履行期限どころか、2月での約束以上の物乞い、見返りとして新たに軽水炉提供などの新たな条件を提起し、調整に手間取る可能性が出てきたためです。
しかしこのような「強奪やくざ国家」に対しヒル国務次官補は、何を勘違いをしているのか「慎重なアプローチ」を取ることにしたと説明しました。これでは単に言い逃れに過ぎず、いかに米国の対北朝鮮政策が弱腰外交であるかが証明されたと言っていいと思います。
ヒル国務次官補の弱腰、そして言い逃れでわかるとおり、この会談がいかに日本以外の国が北朝鮮に足元を見られ、彼らのペースで動いているか、わかると言うものです。
これでは北朝鮮のペースにハマり、北朝鮮の出方次第では「次の段階」の措置がずるずると先送りされ、北朝鮮の脅しを利用した物乞いに終始すると思いますが、現状は2002年に戻っただけであり、核の脅威を脅しの材料に使われるのは目に見えています、何度、米国は同じ過ちを繰り返せば気が済むのでしょうか。
韓国などはどうでもいいですが北朝鮮を生かす殺さずの中国にとって北朝鮮を利用し、米国と日本をアジアでの行動を奪う「足かせ」にしたいつもりです。まんまと北朝鮮と中国にしてやられています。
さて、この六カ国協議について、加藤紘一氏は17日東京都内の講演で、18日から始まった北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の政府対応について「日本の対朝鮮半島外交は韓国とも中国とも米国とも齟齬(そご)をきたしている」と指摘、拉致問題を優先する安倍晋三首相らの対応に懸念を示しました。
つまり、北朝鮮との話し合いがくいちがって、意図した通りに進まないとして安倍首相と麻生太郎外相の外交路線に関して「イデオロギーで進めており、柔軟な道がとれない」と批判したそうです。
この人は話し合いを優先し、北朝鮮の立場を理解し、彼らの意見を聞き、見返りを渡すべきだと言うことなのでしょうか、何かと中国スタンスで物事を考える加藤氏による特亜的スタンスでの考えは加藤氏こそ逆にイデオロギー的思考が強いと言わざる得ないのではないだろうか。
また加藤氏は「米国と北朝鮮が、かなりやる気でお互いに近寄っている」と述べ、近い将来、米朝の国交樹立もあり得るとの見方を示したが、だからと言って日本が北朝鮮寄りになる必要はありません、今後、外野に左右されることなく、日本には日本が考える独自の対北政策があり、6カ国協議の主題は核問題が中心になろうとも拉致問題解決に向け、徹底した制裁が必要です。
しかし、なぜ加藤氏はここまで北朝鮮寄りであり、日本の立場を考えず中国を中心にした考えを持つことに至ったのでしょうか
政治歴を見れば、1995年に宮沢派を継ぎ宮沢氏の後継として宏池会の会長に就任したころが彼の絶頂期であったと思います、しかし2000年、低支持率ながらも政権を維持する森喜朗内閣に反発し内閣不信任決議案提出時の本会議に欠席、または賛成する意向を示した、いわゆる加藤の乱で宏池会は谷垣そして古賀に分裂し最有力の自民党総裁候補としての地位は完全に失い、自民党総裁そして総理の椅子は夢と消えました。
彼の考えや行動、特に中国詣などでおかしくなったのはこのころからだと思います
一時期、総理を目指す彼の口からはそんなに中国寄りの発言があったわけではありません。
加藤氏は1963年3月、東京大学法学部政治学科を卒業。在学中に朝日新聞の入社試験に合格します、しかし第一希望であった外務省を受け、不合格となりますが 昭和39年(1965)4月外務省に入省、8月在台北大使館勤務そして昭和42年(1967年)6月に在香港総領事館副領事となり昭和44年(1969年)6月 には外務省アジア局中国課課長補佐というチャイナスクールひとすじという経歴をみれば、中国に篭絡された可能性も浮かび上がり、その後の行動や言動をみても納得がいくと思います。
たとえば、慰安婦が強制連行されたと主張するならその通りなのだろうと述べ日本側の非を認め謝罪すべきだとする発言があったり、位牌など存在しない靖国神社の参拝について平成16年10月21日、北京で開かれた中国国際戦略学会で彼は講演し、「小泉首相の靖国参拝について「サンフランシスコ平和条約で明らかなように、14人のA級戦犯がすべての戦争責任を負う。1978年に靖国神社が14人の位牌を合祀して以降は、首相が正式に参拝することは外交上正しくない」と述べ、自重すべきとの考えを示しています。
これでは日本が中国を侵略したとする歴史を認め、反省し、心から謝罪をすることで、真の日中友好が実現するのだと訴えているようなものです。まさに中国のプロパガンダのお手伝いをしているようなものです。中国の反日運動は社会主義政策の失敗を糊塗するため、人為的、作為的に中国の操作が働いていることは明白な事実です。
また加藤氏は「首相自身は日本人の民族感情の問題だと考えているが、中国人から見ると、歴史認識と戦争責任の問題だ」と指摘。参拝は「条約を尊重するかどうかの観点から考えるべきものだ」とも語っています。
これは明らかに中国側に立つ意見であり、歴史的にも無知な発言であり、A級戦犯という言葉にもミスがあります。
加藤氏は昭和28年、衆参両議院、全会一致で「戦犯」の名誉は完全に回復され戦犯として処刑された方々は他の戦死者と全く同じ扱いを受ける事が決議され、それに伴う恩給法も改正されて、不当に処刑された方々の御遺族にも恩給が支払われていることを知らないのでしょうか。

従って彼は最有力の自民党総裁候補としてもてはやされていた時はずっと中国寄りの考えを隠し、総理の椅子を狙っていたのではないかと思うのです。
今となれば、「加藤の乱」がなければどうなっていたことか、身の毛がよだつ思いです。
そして現在、盟友である山崎拓氏と加藤氏は自民党内で孤立を深め、あの加藤の乱では涙を流しながら止めに入った谷垣氏は総裁候補になり、谷垣派に戻ることすら出来ない状態です。悲しいかな、孤立しているのは国民誰もがわかることではないでしょうか。
人生は不思議なものです、YKKともてはやされ、一世を風靡した3人は自分達より格下と思っていた小泉純一郎が総理になるといった番狂わせで加藤氏の政治活動は終わろうとしています。また山崎氏の政治活動は今や、風前のともし火です。
彼らが生き残る唯一の道は反主流派として旧宏池会が大同団結することしかないと思います、しかし、上手くいくでしょうか、麻生氏が率いる旧大勇会、為公会は安倍政権に組み込まれ、町村派に擦り寄っています、そして志帥会(旧亀井派、現伊吹派)は今や主流派に属し、参議院で郵政法案否決への流れを作ったため、大きく面目を失った中曽根弘文氏が落ち、その間隙をぬって虎視眈々と中川昭一氏が総裁の座を狙っています。
私は加藤氏を見ているとプライド高き男、そしてエリートとしてのうぬぼれ、そして「けんか下手」、小泉首相に対する嫉妬と怨念が後継者の安倍氏に批判の矢を向けているのではないかと思っています。
わたしは加藤氏をみていると「政治家の憐れさ」を感じずにはいられません。
なにか、彼をみていると悲しくなってきますね。

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6 コメント

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チャイナスクール (太郎冠者)
2007-07-20 23:47:59
 加藤紘一サマの外務省チャイナスクールでの経歴を紹介してくださって有難うございます。非常に有益な情報で、なるほどと思いました。この辺のことを知らない人はたくさんいると思いますので、どしどし、こういった基礎知識を紹介してください。それにしても、こんな男が防衛庁長官をやっていたのですから、恐ろしいことですね。

 チャイナスクールの連中とか、朝日新聞などの左翼の連中の単細胞的精神構造はどうなっているんですかね。連中とても価値観の多様化が顕著な21世紀に生きているはずなんですがね。
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Unknown (党利すがり)
2007-07-21 14:27:35
今朝のニュウスでブッシュが麻酔を受け、米国憲法にのっとり,チェイニイ政権樹立。しかし是ほどの重大ニュウスを、なぜ大々的に報道されないか?ここ数日、不思議なことばかりですよ。わけが解りません。ゴラン高原に、イスラエルが攻撃を始めたら惟は大変です。日本は自衛隊が常駐してます。9.11テロはブッシュが仕掛けたという情報がかなりあります。アメリカは破綻してます。加藤さんの考えは案外妥当かも?ただし私は無知なる主婦です。勘で言ってますが、国際金融家に日本は翻弄されてきました。中曽根康弘の責任は、壮大なものです。私達はこれから大変な生活が強いられますが、手を取り合って生きていかなければなりません。弱い人から殺されているようなものです。ごめんなさい。私は共産党へ一票入れるつもりです。
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Unknown (党利すがり)
2007-07-21 14:43:56
小泉こそが売国を率先して行った人です。郵政民営化が証拠だ。国際金融家の日本資産搾取を手伝ったではないですか。これからどんどん日本企業は倒産の時代に突入です。若い方々が大変です。アメリカの出方次第です。株の値動きに着目。私は無学無知の60歳ですが、少し勉強したら見えてきました。毎日海外のニュウスを見て。ブログで勉強してます。皆さんもれきし、経済をもっと勉強して、がんばってください。
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Unknown (fuzu-fuzu)
2007-07-21 17:40:17
加藤紘一氏のチャイナスクール、中国志向、その通りですね。若くして防衛庁長官、官房長官と自民党の主流を歩んではきましたが、その頃が絶頂期で、以降なだれを撃っての没落、何を考えているのか自ら疎外感を煽っているのか、本人はそれが分からないのか、バスはとっくに発車しているのに、乗り遅れまいとアクセクしているよう。
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今さらですが、北とオウム (ysbee)
2007-07-21 18:25:32
「・・・中国にとって北朝鮮を利用し、米国と日本の
アジアでの行動を奪う「足かせ」にしたいつもり・・・」
まさしくそうなって行きますね。

先回の「北朝鮮にやさしい米国」の時にも思ったのですが
なぜ米国は、北の言いなりなのだろう?
というのが、随分以前から頭の真ん中でとぐろを巻いております。
果たして、ブログ界で騒がれているような
北と米国との裏取引の密約があったのだろうか?
もしそうなら、それは何?
この疑問がどうしても消えません。

海外にいるので、事件当時読んでいなかった記事で
1999年に週刊現代で11回にわたって連載になった
高沢皓司さんの「『オウムと北朝鮮』の闇を解いた」
http://freett.com/iu/memo/Chapter-010518.html#010518020200
をのめりこんで読んでおりました。

ここ数年東アジアの問題の焦点である
北の「核」とミサイル問題。
その原点が予言的に取材されていましたね。
その時点での推測がひとつひとつ当っていたので
今読むと、なおさらぞっとさせられました。

オウムが北朝鮮に売り渡した日本の国家機密、
「原発=核」やミサイルの極秘マニュアルが
結果的に役立ってしまったのでしょうか。
彼ら(オウム)は、単なる大量殺人の罪だけではなく、
今後数十年にわたって日本の安全を脅かす、
敵に加担した「国賊」として厳罰極刑に処してほしかったです。

北に援助だなんて、盗人に追い銭、
殺人鬼に一宿一飯をほどこすようなもの。
核やミサイル実験で脅されて調印などとは
国際倫理の基盤をくつがえすだけです。

もう米国への追従外交はいい加減で止めて、
Kazuさんが常日頃力説してらっしゃるように
ドイツやフランスと結んだ方がいいかも知れない......
日本だけでも、断固として善悪の筋を通してほしいです。
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Unknown (管理者)
2007-07-22 18:19:38
太郎冠者さん、こんにちは。
いかに日本の政治は年功序列、論功行賞で決まっていたかがわかります。今でもそうですが彼が防衛庁長官になってのも派閥論理のなかで割り振られた要職です。
少なくても私は新風から一議席でも取ってもらいたいと思っていますが。

党利すがりさん、こんにちは。
そんなに悲観することはないと思いますよ。
野党や朝日新聞はほとんど言いませんが2006年度の地方税収は過去最高の35兆7988億円に上がることがわかりました、少なくても企業の景気回復で法人2税、つまり法人住民税と法人事業税は前年度の対比では14.6%増の8兆7125億円と大幅に増えています。これは個人住民税の定率減税が一部廃止されたことが主な要因となっていますが間違いなく日本の景気はよくなっています。今まで大変だったと思います、国民の生活はトップ企業を育て底上げが必要とする経済政策は大手術を終えて回復してきています。
もう少しの我慢ですよ。
今までの浮かれた経済政策は米国のグローバリズムの中で右往左往しました、しかし、現在、金融で生きていくしかない米国経済と物を作る日本経済の戦いは熾烈な一途をたどっていますが、しかし日本は捨てたものではありません。すべてそうとは言い切れませんが今まで胡坐をかいていた企業が潰れているだけです。

fuzu-fuzuさん、こんにちは。
変なことを言いますが彼は俗に言う性格的には「いい男」だと思っているんです。素直というのか馬鹿というのか、彼は政治の流れを読み取ることが出来ないのです。そして彼の思想には学生時代からの築いてきた左派的思考から離れることが出来ない不器用な男なのでしょう。もって生まれた根性は直らないという事だと思いますよ。
やはりプライドが高く、絶対自分の思想を曲げたくないのではないでしょうか。

ysbeeさん、いつもありがとうございます。
読ませていただきました。
日本はアジアから脱却しても拉致問題などは別として日本はまったく影響を受けません、逆にこの脱却と言う言葉は特亜に大きなプレッシャーとなるはずです。アジアの平和と安全というありふれた言葉よりグローバル的に日本の安全と安定を考えたほうがいいと思っているのですが、政治家は不思議です。なぜ、アジアにこだわるのか。どんどん政治家はドイツのメルケルに会いに行くべきです。
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