縁浅からぬ元国立市長上原公子さんが、その国立市から損害賠償請求の裁判を起こされた。上原さんには、保坂展人参院選での金沢への応援行脚、くるま座との交流、私たち市政連議員の選挙応援等々、深い交流にある。
1999年、市が制定した景観条例によりマンションの高さ制限を受けた業者が、営業妨害と信用毀損を訴えて国立市を提訴したことが発端だ。詳しく述べる時間はないが、勝訴した当時の業者は、裁判の目的はマンション建設事業の正統性を明らかにすることだったので、判決後、市が財政調整基金から支払った賠償金3123万円余と同額のお金を市に寄付し、それはまた同基金に戻されているという。市が実害がないことは言うまでもない。ところが、一部の市民が、後任の関口前市長に、上原さん個人への損害賠償をするよう求める裁判が起こされ、一審で市は敗訴。控訴中に市長が交代し、現佐藤市長が控訴を取り下げて判決が確定した。支払いに応じない上原さんに今度は市が損害賠償請求を行う裁判を提訴した。
上原さんは、景観の保護を求める市民住民の運動により、条例制定した市の公的施策を否定する裁判には、真っ向から立ち向かうと力強く宣言している。
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