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 言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

子の年に寅さんのこと

2020年01月03日 | 日記
     

 「男はつらいよ」の3作品が先日NHKで放映されました、BS民放でも何度も放映されていたので何度も見ていました。‘帰ってきた’寅さんが映画公開されています。なぜ、いま寅さんが生き返ったのでしょうか。

 50年ほど前のことです。私が住んでいたアパートは杉並区方南町・・1階が大家さんの住居・・横に階段があって、2階に4部屋・・4畳半、小さな炊事場があるだけ、トイレは4部屋共同、風呂は近くの銭湯・・・いま、考えるとよく住んでいたなあと思います。そこの大家さんが松竹の株を持っておられて、松竹映画館のタダ券がきていたのでしょう、私がもらうことがありました。寅さんがあっていた時は喜んで新宿松竹に行っていたことを思い出します。何作目だったのかは忘れていますが楽しく見たことは今でも思い出させられます。

 70年代、せちがない、隣の人は何してる、という時代でした。大学生でしたがあんまり学校も面白くなくて世の中は物騒としていたころでした。いまと何か共通するような気もします。そんなときには一服の清涼剤みたいに‘寅さんの生き方’は求められるのかもしれません。そんなことできないから寅さんの生きざまに笑って自分をゴマ化したかったのかもしれません。

 今年も景気は良くなさそうです、笑いたくても笑えない時代です、そんな時だからこそ‘寅さん’に登場してほしいのかもしれません。再来年が寅年なのに、2年も前倒しての「寅」さんの出番なのかもしれません。
 新宿の映画館で聞いた寅さんのセリフ『けっこう毛だらけネコ灰だらけ、お尻の周りはクソだらけ』はいまでも印象深く覚えています。今の時代は高倉健さんや菅原文太さん的ではなくフーテンの寅さんの出番なのかもしれません。私も暇を見つけて(帰ってきた寅さん)に会いに行こうと思っています。

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