初級の授業では「漢字音の녀,뇨,뉴,니が単語の頭に来るときには,頭音法則に従って여,요,유,이と書く」と習いましたが,覚えていますか。
・男女:남녀 ・女性:여성 (×) 녀성
・糖尿病:당뇨병 ・尿素:요소 (×)뇨소
・訣紐:결뉴 ・紐帯:유대 (×)뉴대
・隠匿:은닉 ・匿名:익명 (×)닉명
・汚泥:오니 ・泥炭:이탄 (×)니탄
・閏年:윤년 ・年歳:연세 (×)년세
・年末年始:연말 연시------(×)년말 년시
・年間降雨量:연간 강우량 ---(×)년간 강우량
・年度別現況:연도별 현황 ---(×)년도별 현황
・年2割5分:연 이 할 오 분 ---(×)년 이 할 오 분
・年中無休:연중 무휴 -----(×)년중 무휴
その前に,まずきょうは軽い話から始めましょう。この話を読んで一発で笑えた人は,韓国語の実力は相当です。
昔,ハスがとても好きだった王様が住んでいました。
王様はお城の庭に大きな池を作って,朝晩欠かすことなくハスの花を見るのを生き甲斐にしていました。
その王様の即位18年になった丙申 [병신] の年のある日の朝,池の真ん中に2つのかわいらしい蕾をつけたハスを見た王様は,うれしさのあまり,舌がもつれこう叫んだそうです。
‘지미 씨팔 년간 이 년 저 년 다 보았지만, 저런 쌍년 <雙蓮> 은 병신년에 처음이네!’ [아빠는 판사라면서 김용호 知識工作所1997年刊より]
どうですか。きょうは頭音法則の話をするために,わざわざこの話をしたのですが,
みなさんは笑えましたか。
ここに登場する년ですが,년が頭に来たら연と書かなければならないと習いましたね。ですから王様の言葉をきちんと書き直すと‘짐이 십팔 년간 이 연 저 연 다 보았지만, 저런 쌍연은 병신년에 처음이네!’ となります。
ここで짐というのは「朕」のことです。
天皇や国王は,自分のことを「朕」といいました。
「18年間」は십팔 연간ではなくて십팔 년간と書きます。
依存名詞として使われている漢字語には,頭音法則が当てはまりません。
また,依存名詞や単位を表す名詞は,分かち書きが原則ですが,単に順序を表す場合や数値と並べて使う場合には,ふつう십팔∨년,병신∨년と書かずに십팔년, 병신년と書きます。
さて,先ほどの「王様とハスの話」の続きです。
王様は‘짐이 십팔 년간 이 연 저 연 다 보았지만, 저런 쌍연은 병신년에 처음이네.’ と言ったのでしたね。
翻訳すると「朕は18年間,このハス,あのハスといろいろ見てきたが,あのような双蓮は,丙申の年に初めて見たぞ!」です。
王様になったつもりで,‘짐이 씨팔 년간 이 년 저 년 다 보았지만, 저런 쌍년은 병신년에 처음이네.’と声を出して読むとどこがおかしいか分かります。
それでもわからないようでしたら,今度,韓国の友達の前で,大声で発音して見てください。みなさんの発音がよければ,韓国の人は笑うはずです。
ただし,女性の前ではやめたほうがいいかもしれません。
浦島太郎状態ですが私の経験では
’연이할오분’だと記憶してましたが
いかがでしょうか、ご再考お願いします。