里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

落ち葉のじゅうたん

2018年12月16日 | 野山


 里山の木々もすっかり落葉しました。
 しばらくぶりで畑の近くの林の中に入ってみました。できることなら、落ち葉を集めて腐葉土や畑の土づくりに利用したいと思ったからです。
 まさに落ち葉のじゅうたんとなっていました。
 ここは主にクヌギの木が多い林です。この辺の雑木林で最も多い樹種はナラの木ですが、この林は特異的にクヌギが多いのです。





 両親が健在のころ、この林は落ち葉集めにしていた場所です。集めた落ち葉は、苗を育てる温床の踏み床資材として使い、その後は腐葉土として利用するのです。先人の知恵は素晴らしかったのだと改めて思います。
 落ち葉を大量に集めやすくするために木はあえて伐採せず大きくしていました。私も、落ち葉集めをよく手伝ったものですが、結構大変な作業でした。




 


 山の傾斜が緩く、クヌギには珍しい大木となっているため下草が少なく、じゅうたんを敷いた野原のような感覚に陥ってしまうのです。
 落ち葉の厚さもすごい。やる気さえあれば落ち葉集めは容易なのですが、運び出すのが大変で、時期が限られているため、なかなか実践できないでいます。











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