里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

茎立ち菜の追肥土寄せをする

2019年12月06日 | 畑:花菜類

 冬越しに向け、茎立ち菜の追肥と土寄せをしました。
 言い方に、いつも苦慮してしまうのですが、菜の花、ナバナ、茎立ち菜、とう立ち菜。類似の表現ですが、ここでは、ナバナ類の一つとして、これから冬越しし、春先にトウが立ってきたものを収穫する野菜と言うことで茎立ち菜と言っています。とう立ち菜と同一です。
 台風19号襲来の数日前に播いたので、発芽や生育には最悪の条件となりました。欠株が出たり、生育も不揃いとなりましたが、何とかここまで持ち直しました。
 こちらは「仙台雪菜」。


 これは当地方の伝統的な雪菜で、普通に葉も美味しく食べられますが、トウも大変美味しいので茎立ち菜として作っています。
 台風19号の大雨で所々欠株が出ました。すぐには手が着けられず、しばらく立ってから追い播きしましたが、気温も低くなり厳しい状況となりました。
 この辺は比較的揃っています。この状態でおいしく食べることも出来ます。間引きもしばらく遅らせていましたが、今回、1本立てにしました。


 畝の両側に追肥しました。長持ちするように緩効性の肥料にしてみました。


 土寄せは管理機を使わずクワだけで済ませました。
 悪いところはこんな状態。


 これは比較的揃っているところ。
 仙台雪菜は弱く作りにくいのですが、春は少し早めから穫れ、トウは柔らかく食味がいいので作っています。


 こちらは「かき菜」。


 仙台雪菜よりも丈夫で作りやすいのが利点です。やはり比較的バラツキは少ないです。


 こちらも今回1本立ちにしました。
 追肥も同様に緩効性の肥料にしましたが、どうでしたか。


 土寄せして終了しました。

 「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東でこう呼ばれています。当地方ではつぼみ菜の方が一般的です。西の方の三重ナバナなども同種でみな姿が似ています。トウが立っても花芽がなかなか見えません。花が咲くようになるころには硬くて食べられなくなるので、花ではなく新葉を食べます。せいぜい蕾の段階までです。仙台雪菜よりわずかに遅く穫れ始め、食味は少し落ちますが,沢山穫れます。
 このように1列ずつ並べて作っています。


 今収穫しているナバナ類には、アスパラ菜と寒咲花菜がありますが、この仙台雪菜やかき菜はアスパラ菜や寒咲花菜と一緒に播いたからといって同様に穫れるわけではありません。仙台雪菜やかき菜は寒さに当たらないと花芽ができないので早く穫ろうとすると低温処理した苗を植えなければなりません。



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