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本日のなかじま●寒波の中にも春の気配♪

女社長のストレス解消、大好きなパーティがまさかの「お料理教室♪」に発展です。

NHK「あの人に会いたい―SONY 盛田昭夫―」を見た

2004年10月17日 | 私的時事・BZ
偶然かえたチャンネル、そこにあの白髪の若々しい経営者がいて、私はそこに釘付けになってしまった。

SONYがアメリカで初めて小型ラジオを販売したときのことを振り返りながら、
SONYの創始者盛田昭夫はこう語っている。
「日本人は、よその技術や発明を器用に使って製品を作るといわれる。
しかしそうしていい製品をつくったとしても、それだけではだめなんですね。
物をつくるだけではだめで、その売り方も発明しなければ売れないんです。」

30年以上も前からユニークさ、つまり独自性と新規性を実践し続けてきたこの偉大な先人は、
物まね大国と呼ばれた高度成長期の初期の日本にあって、正々堂々と、
日本人のオリジナリティーを明確に主張し続けた”サムライ”である。
それがSONYというベンチャー企業を、世界のSONYたらしめたものなのだ。
だから、彼の著書はいまだに私達にビジネスにおけるさまざまな発見を与えてくれる。
ベンチャーのあるべき姿を、考えさせられる。
そして彼が亡くなって、もう5年が過ぎようとしている。

翻って、私の仕事はその”売り方の発明”なのである。
技術や製品のグローバル化が進み、あらゆる意味で飽和の時代となった今、これからの時代には、
技術や製品だけで差別化をするのは難しい。
ビジネスモデルの新規性や独自性の重要さは、これまでとはまったく違う、しかし市場には
確かに存在しているニーズ、つまり顧客との”新しい関係性”を見出すことにあるのだ。

まさしく「売り方の発明」こそが、きわめて重要な時代なのだと思う。

■BOOK
MADE IN JAPAN(メイド・イン・ジャパン)―わが体験的国際戦略/朝日文庫
価格: 966円 (税込)
盛田 昭夫 (著) 下村 満子/E・ラインゴールド

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (山猫編集長)
2004-10-18 12:59:12
そうか、「売り方の発明」か!

参考になりました。

--(や)--
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Unknown (なかじま)
2004-10-18 18:57:36
ほんとうにすごい言葉だと思いませんか?

私はこの言葉にシビレてしまいました。



現在のベンチャーに最も欠けているのが

この「売る」ということだというのは

アンケートなどの統計にも出ています。





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Unknown (うふ猫)
2004-10-19 01:49:31
はじめてお邪魔いたします。(^^)



「売り方の発明」!!

これって、「方法の時代」をさきがけるような発言ですね。

やはり、目の利く人の考えることって、共通するものがあるんだなーと思いました。







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うふ猫様、ありがとうございます (なかじま)
2004-10-19 23:43:41
考えることに共通点があるのも事実ですが、

どうやら、天才とか鬼才といわれる人が誕生する時代というのも、

かなりオーバーラップするもののようです。



一人の天才が、多くの人に影響を及ぼすというのもあるでしょうが、

時代や環境が、そういう人々を必然的に

育てるのではないかと思えてなりません。
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