風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

ニセコから支笏湖へ

2007-05-21 10:53:09 | 1996~97原付日本一周
1996年7月

ペンション街にあるこのライダーハウス。
ペンション「ミルキーハウス」が経営していた。
ペンションで受付を済ませる。1泊1000円。
部屋の前には広いベランダもある。丘のような感じの所にあるので、とにかく見晴らしが良かった。
有線放送も聴け、函館のライダーハウスとはまた違った特徴があった。

このライダーハウスから5~6キロ離れた所に薬師温泉という温泉がある。
夕食の後で入りに行く。宿泊施設もあるがもちろん日帰り入浴もできる。
入浴料は300円。
鉄鉱泉なので、浴場は赤錆のようになっている。
お湯はちょっとぬるめだったが、ひなびた感じの良い所だった。

居心地の良いライダーハウスだったので、翌日の出発は昼過ぎになった。
次の行き先は支笏湖。さらばニセコよ。

支笏湖までの道は、ひたすら畑の景色が続き、その後は谷と登り坂と峠だった。
美笛峠にある道の駅「フォーレスト276」は世界最大のログハウスらしい。

室内にはコンピュータ制御の自動演奏ピアノが鳴っていた。
誰もいないのに鍵盤がピョコピョコ動いているのはちょっと不気味ではあったが、演奏はうまい。(笑)

さて、そこを過ぎると下り坂となる。
10分位走ったら湖が見えた。どうやら支笏湖らしい。
湖を左に見ながらひたすら走る。
カルデラ湖ということだが、なんと大きいことか。

「モーラップキャンプ場」の看板が見えたので、そこを入るとすぐ先にそれと分かる場所が見えた。
キャンプ場の手前にライダーハウス「樽前荘」があった。
珍しい町営のライダーハウスだ。

感じの良いおばあちゃんにあいさつして受付を済ませる。
1階は売店とシャワー室。
ギーギーいう階段を上がると、廊下を挟んで左右に部屋がある。

廊下の奥はテレビのある縁側になっている。
自分は5番の部屋に入る。
隣の部屋とは襖で仕切られているだけの和室だ。
シーズンになると、にぎやかになるのだろう。


(これは樽前荘の旧舎。現在は新しくなっています)

午後18:00過ぎ、腹が減ってきたので、外にある別の食堂でラーメンを食べ、頭痛薬を飲む。

前日の疲れのせいか、朝から頭が痛かった。
ライダーハウスに戻り、100円のシャワーを浴びる。
蛇口をひねると、蒸気機関車のようなけたたましい音とともに湯が出てくる。
止めると、今度は水道管がうなってボイラーが止まる。

午後21:00過ぎにはシュラフにもぐり、とっとと寝た。