風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

ポンポン船を試作してみました

2016-05-29 22:07:00 | 木工
ポンポン船を作ってみました。
パイプをコイル状に曲げてローソクの炎の熱で走らせます。

船体はバルサ材を加工。軽いのは大事。


バーナーで焼きなましたアルミパイプを曲げます。


舵は銅板と真鍮棒を加工した自作。


動画を作ってみました。
下の文字をクリックすると動画が見れます。
POMPOM BOAT



倉敷フィールドオブクラフトを見に行く

2016-05-29 19:56:00 | 日々雑記
5月21日に岡山県の倉敷で開催された、倉敷フィールドオブクラフトという物作り作家さんの集まる屋外展示イベントを見に行ってきました。


最近、こういう形のイベントに出る事が増えたので、見慣れた光景になりつつあります。
今回で11回目だそうです。
近畿、中国、四国の作家さんが多いですが、関東から来られている方も居ました。
いわゆる、ブース展示販売ですが、出展数に対してのワークショップの割合が多いのも特徴に感じました。



ワークショップブースでデモ演奏もありました。


製作実演も見れました。
箍(タガ)の嵌め直しの実演。


曲げ木の実演。


クラフトの世界では超有名な方も工作実演しておられて、展示品の質もそうですが、内容が濃く、単に商品を並べて売っているだけではない、物作りの意識の高いイベントに感じました。
来場者もイベントの意図を把握して楽しんでおられるなと感じました。

とても勉強になるイベントでした。

音叉(おんさ)の響箱を作る

2016-05-22 01:22:00 | 木工
調律や音の基準となる物には、電子的なチューニングマシンで合わせるのと、音叉(おんさ)のラの音から拾って合わせる方法があります。

モノコードを作ったので、音叉を使ってみようかと思い立ちました。

楽器屋さんに行けば、売っています。

A=440Hzのタイプをば。

単体ですと、か細い音しか聞こえません。

オルゴールと同じで、どこかに当てて鳴らすと音が大きく増幅されます。
と言うわけで、響箱を作りました。
箱はモノコードと同じ材料(チェリー、ヒノキ)を使い、響箱に設置させるための土台は、黒柿を使いました。硬い方が響箱に伝わりやすいかなーと思ったので・・・



良く響きます。

姫路アーティストフェスティバル出展

2016-05-16 15:25:00 | お知らせ
5月14、15日
姫路城直下のシロトピア記念公園にて開催された、「姫路アーティストフェスティバル」に参加しました。


全国から様々な分野の作家さん148組が出展です。
昨年までの姫路クラフトアートフェスティバルがファイナルを迎え、15年の歴史の幕を閉じましたが、昨年と主催は替わり、来場された方にとっては、作家さんと交流の出来るクラフトイベントとしての土壌が出来ているため関心度も高く、盛況だったと感じています。

天気が良かったので、それだけでもだいぶ違いますね。

さて、14日は6:00丁度に会場に到着。
実は別件の試作で一睡もしていませんでした(^_^;)
車を乗り入れて、搬入開始です。
姫路城の堂々たる姿。



私のブースです。
会場中央辺りの角でしたので、絶好の位置でした。
ブーステントも広い物を新調しましたよ。
昨年までは2メートルの小さいテントでぎゅうぎゅうでしたので、かなり楽になりました。


ここでもポルタティフに頑張ってもらいました。
加古川のジャスオルガニストの井渕美保さんが、デモ演奏をしてくれました。


お客さんも、この形のオルガンを見るのが初めての人が多く、その音と共に楽しんでくれたようです。
特に子供達の驚きの反応を見るのが、私の楽しみになっています。


新作の木琴も試しに出してみたところ・・・
これも子供の受けが良かったです。
試しに作ったコルクのマレットが良かった。
柔らかい音色になり、うるさくないのも良いです。
楽しそうに遊んでいました。


赤ちゃんの反応も上々です(笑)



他の作家さんとお話も出来ましたし、知り合いと偶然再会したり、有意義な2日間でした。
来年はもっと出せるよう頑張ろうっと。

お越しくださったみなさん、ありがとうございました。


※番外編
姫路城周りのネコ事情

姫路城の堀の沿道にはネコがたくさんいます。
人慣れしていて全く逃げようとしません。
のんびりした姿は見ていると癒されますね~。
面倒を見ている方がおられるらしく、栄養事情も良いようです(笑)








モノコード

2016-05-13 01:28:00 | 木工
学生の時から気になっていた謎の箱型物体「モノコード」を作ってみました。
理科の教科書に出ていたのですが、授業で一切扱われなかったので、

「何なんだこれは?」

と思ったまま二十数年・・・

いい加減謎のままにしておくのがイヤになって、せっかく木工してるんだから作ってみるかと。

モノコードで検索すると、理科の実験道具としてと、原始的な弦楽器(琴の類で)としての二つに分かれて出てきますね。

私としては、見ためは理科の実験道具としてのそれが気になっていたのですが、楽器としてのそれも今では面白いと思っています。

参考画像





算数嫌いの私としては、物理的な振動幅のどうのこうのとか、ピタゴラスの音律数比がどうのとかどうでも良い!!

この見た目の箱感が気になっているだけで。
図にあるオモリは、弦を引っ張る強さを変えるための物のようです。これでピッチを変化させてもう一本の弦との音のちがいや弦の振れ幅の差をを見ようという物らしい。


というわけで、作ってみました1号機。
材料は箱はスプルース。裏板はチェリー。響板は3mm厚のヒノキ。
始めはわけが分からず、単に木工的に木箱を作って、ギター用の弦を張っただけです。


琴柱を使えば、不器用ながらも簡単な音階を割り振る事は可能です。

んで、2号機。
図に乗っ取ってサウンドホールを開けてみました。
今回は響板をスプルースに。



作ってみた感想。
実験道具なのか、楽器なのか良く分からない(^_^;)

できたら楽器の方にシフトして作りたいと思いました。