風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

羅臼と相泊の珍メニュー

2007-06-27 21:35:06 | 1996~97原付日本一周
白樺ライダーハウスで、先日書いたチャンチャン焼きを食べたのですが、朝食も選択メニューになっています。

イクラ丼か、ガモメ丼か。

ん?ガモメ丼って何?

てなわけで、珍しい物が気になる自分は値段もちょっと高いガモメ丼に期待し選択。

さて、なぞのガモメ丼が来ました。
見た目はタマゴぶっかけご飯みたいでした。

ガモメの正体は、トロリとしたコンブエキスだったのです。
それをドンブリご飯にぶっかけたということ。

生卵の食感に似ています。
自分は、生卵のヌルヌル食感苦手なんだよなあ・・・

コンブエキスの旨味もあまり味わう余裕がありませんでした。
これならイクラ丼にしておくべきでした。
前の列車食堂にしてもそうですが、イクラ丼また食い損なった・・・

しかし、一緒に出たホタテの入ったコンブ入り味噌汁は最高でした。
これは本当に美味しくて、3杯もおかわりしました。

昼は相泊の「熊の穴」食堂に行きました。
以前、テレビで見たことがあったので、来てみたかった所でした。

茨城から来たと言う人と一緒の席で、お話などしました。

ここの看板メニュー(?)の「馬鹿ラーメン」を注文。
何が「馬鹿」かと言うと、鹿の肉とトドの肉が、焼き豚代わりに入っているのです。
トドは「海馬」と書くそうで。


さて、そのお味は?
鹿肉はそこそこいけましたが、トド肉は黒っぽい色をしていて、レバーみたいな味。
レバーは大の苦手なんだよなあ・・・ハァ。

まあ、珍しい物を食べたという事で、思い出になりました。
この店の珍品メニューは他に、
熊鍋
トドの刺身
熊の肉が入った熊ラーメン
などがありました。

会計を済ませると、最北東端証みたいな紙をくれました。

ウトロから羅臼へ

2007-06-26 21:46:57 | 1996~97原付日本一周
ウトロキャンプ場2日目。

自分の斜め後ろにテントを張っていた自転車旅らしき女の子が、なにやらガスコンロに苦労していたので、思い切って話しかけてみました。
「火が付かないの?」
「ハイ・・」
「ちょっと見ていただけますか?」

ハイハイ、お安いごようで。

火のつけ方を教えてあげ、米炊きもあまり知らないようだったので、自分の知っているノウハウを教えてあげました。
自分も夕飯の用意をしていたので、ついでに一緒に食べることにしました。

女の子は大学3年生とのこと。
夏休みの思い出作りといった所でしょうかねえ。
男一人旅、たまには女の子とこうしてお話するのも楽しいものです。yellow19

翌朝、女の子が一人で飯炊きに挑戦していましたが、ちょっと芯が残って硬かったようです。
まあ、徐々に上手くなってください、と言ったところです。(笑)

さて、自分は荷物をパッキングして、移動です。
知床峠を越えて、羅臼に向かいます。

天気が良かったので、知床峠からは、羅臼岳が青空に映えて良い眺めでした。海の彼方にかすんでいましたが、北方領土も見えました。


羅臼では白樺ライダーハウスに泊まることにしました。
町を走っていて、目に飛び込んだ看板がこれ。


やっぱ、北方領土から近い人達にとっては、切実な問題なんだなあと。

ウトロ

2007-06-25 22:14:40 | 1996~97原付日本一周
いよいよ知床に入りました。

北海道ならではの自然がたくさん残っている領域として注目の場所です。
ウトロ温泉街のちょいとはずれにあるキャンプ場でテントを張りました。
ここは知床訪問の拠点のため、キャンプ場はテントの華が咲いていました。



お隣にテントを張っていたキャンパーさんは、なんと自分の住んでいる所の隣の市に住んでいるというではないですか!
夜はお話しながら一緒に夕食をとりました。
そうしたら、近くの地元ファミリーキャンパーさんが、昼間に海で釣ったという魚の天ぷらをご馳走してくれました。
白身のさかなで、塩をふってサクサクといただきます。いや~うまいのなんの!
ごちそうさまでした。

翌日はいよいよ知床散策です。
知床五湖を見たのですが、あいにくの天気で知床連山は見えませんでした。
この後に10kmほどのダートを走り、カムイワッカに向かいます。
実はこの時に、先日書いたように、ヒグマと遭遇してしまったのですが。



カムイワッカは温泉の滝なので、滝壺が天然の湯船です。



上流に行くと適温の滝壺がありますが、滝を登らないと行けません。
入り口に、ちゃっかりというか、滑り止めのワラジをレンタルしている露店があります。
一足500円を高いと見るか安いと見るか・・・。

一応上流まで行きましたが、自分はタオルなどを用意していなかったので、足をつけただけ。
今思うと、なんともったいないという感じです。(汗)

サロマ湖から網走へ

2007-06-24 22:02:51 | 1996~97原付日本一周
サロマ湖の特産品はシバエビだそうで、以前美瑛で出会った旅人さんから教えてもらった、藤屋というお店に寄りました。
とても感じのよいおじさんとおばさんが、「いらっしゃい」といって迎えてくれました。
味見にと、シバエビの塩茹でを4匹もくれました。
とても美味しかったので、家に送ることにしました。他に毛ガニも送りました。

この日は珍しく良い天気で、走行も快調。
オホーツクの海はとても穏やかでした。
網走に到着。網走と言えば刑務所でしょうか。



刑務所が観光地のようになっているのも不思議な感じですが、(正確には観光地ではない)門の近くにある受刑者の作った製品を売っている店で、ニポポ人形のキーホルダーを購入。

ニポポ人形を模った電話ボックスです。


さて、網走は輪行する人にとっては一つの拠点のようで、荷物満載の自転車を多く見かけました。
8月だったので、大学のサークルらしき自転車軍団もいました。
30~40人はいたと思います。

網走を過ぎて、斜里の町に入りました。
知床はもう目の前です。

旅人の宿

2007-06-23 18:19:23 | 1996~97原付日本一周
宗谷岬からはクッチャロ湖、ウスタイベ千畳岩とテント泊をし、広大な牧場風景と、オホーツク海を眺めながらサロマ湖へ向けて走りました。

北海道には、無料のキャンプ場や、「ライダーハウス」のような独特の宿泊施設があって、値段も安いので、これが実に助かる存在でした。
特に走行中に雨が降ってきていまい、テントを張るのが難しい時などは、助かりました。
もちろん丁度良いところにあったらの話ですが・・・。

自分が北海道を走った時は、どうも雨雲を追っかけてしまったようで、天気にはめぐまれませんでした。
朝、キャンプ場を出発して、30分ほど走っていたらいきなりどしゃ降りの雨・・・
雨具を着ていても、下着までグッショリなってしまいました。

そんな時、サロマ湖の近くにある工藤食堂がやっている、「旅人の宿」という無料宿泊所があり、本当に助かりました。
これは、食堂でご飯を食べるという条件で、無料で宿泊できるという所でした。
食堂の隣の古い建物が宿泊所でした。



自分が入ってからも後にどんどん入ってきて、ついには満室状態。
天気が悪い時は、みな考えることは同じですね。(笑)
こんな時は、束の間の交流です。
皆、様々なところから来るので、知らない土地の事など互いに情報交換をしたりしました。
翌日には皆方々に旅立っていくので、本当に束の間の出会いといった具合。



そして、自分も東に向かって走って行くのでした。