風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

テント積んでツーリング(訓練その2)

2007-05-12 11:50:07 | 1996~97原付日本一周
1996年4月
前回の山中湖ツーリングで、ベンリイのおおよその燃費が分かってきた。
装備はまだ揃ってないが、あるだけの装備で一泊ツーリングしてみることにした。

目指すは大菩薩峠。
高校の時に、担任の先生に誘われて友人と一緒に行った事があった。
そこにはテント場があったし、距離的にも訓練にはいいだろうと思った。

しかし、当時は地図の見方はまだよく解っていなかった。
なのでどの道を走ったのか記憶にない。
テントや安物のシュラフ、ヘロヘロのマットなどを積み、適当に縛って出発。
カメラや食器などは先買った3ウェイバッグに入れて背負っていた。


のどかな山村の風景を楽しみながら、トコトコと走る。
しかし、背中に背負った荷物が肩にくる。これは対策が要るなと感じた。

対向からオフロードバイクのペアとすれ違う。
向こうが手を上げてあいさつしてくれた。こんな事はじめて。
一瞬の出来事だったけども、嬉しかった。
そんなこともあって、とても楽しい気分で走れた。

途中、小さな売店で夕食のおかずを調達。
何時間走っただろうか。夕方前に無事到着。
同じ目的地でも、人に連れられて行くのと、自分で走るのとでは大きな違いがある。
自分で走ると、地図で位置を確認しながら走るので、景色が生きて見えると言うか・・・(その割りに忘れている・・・ダメじゃん)

さて、峠の山小屋でテント泊の手続きを済ませ、テントを張る。
この時はフリーダムスピリットとか言う名前のドーム型テントだった。
狭くて使い難いテントだったので、一番に買い換えたい道具だと思っていた。

夕食は売店で買った豚バラ肉と家から持ってきた米。

飯炊きの訓練開始。
コッヘルは新調したユニフレームのツアラー1。
コンロは使い古しのEPIガスコンロ。

水と米を1:1コッヘルにいれ、20分ほど漬ける。
始めはちょっと強火で、煮汁が吹いてきたら弱火。
このまま15分くらい。時々臭いをかいで焦げないように見張る。
蓋から出る蒸気がやや減り、音が変わってくるので、こうなったら火から降ろす。
容器を逆さにするか振るかしたあと5分ほど蒸らす。


さて炊き具合はどうでしょう。
・・・ほんのちょっと硬いがまあまあでしょう。
豚バラ肉は炒めて醤油で味付け。
インスタント味噌汁も加えてささやかな一人ディナー。
外で食べる飯は本当にうまい。
飯の残りは朝に回し、疲れていたのでこの日は早めにシュラフにもぐった。

翌日は猿橋を見たり、観光気分。


帰りもほとんど行きと同じコースだったと思うが、思い出せない。
ともかく事故もなく無事に家に到着。


実装訓練という名目で行ったが、走るという事が楽しいツーリングだった。
また、今後の行動に必要な装備や道具が何かを考える良い経験になった。
欲しい装備の輪郭がはっきりとしてきた。