風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

黒染め

2015-10-20 21:52:00 | 木工道具
4年前に購入して、グミの柄をすげて使い続け、いまでももちろん重宝しておりますダルマ玄能。
購入したときから、黒塗装が安っぽくて嫌でした。
何とかしたいと思いながら数年。
なかなか実行に移せずでしたが、今日塗装剥がしと黒染めをやりました。


ホームセンターで購入した塗装剥がし液(緑のドロッとした液体)を塗ってみたら・・・
あっという間に塗装が溶けてキクラゲみたいに浮き上がってきましたよ。
すごいわ剥がし液。


ヘラやウェスで拭い取り、現れた地金。
いかにも機械で削ったような表面。


このままでは黒染め液を塗っても染まってくれません。
#240のペーパーを当てて、下地処理してから黒染め液を塗ると・・・


染まってくれました。
容器に入れて、マスキングして漬け込むのをネットで見かけましたが、鉋屋さんに聞いたら実演しながら教えてくれました。
普通の筆で塗るだけで十分でした。

ただし、黒染めされた被膜は、鉄の表面を保護するほどの強度はないので、剥がれや錆が付くことはあるそうです。
保護クリアを塗るか、油を塗っておくのが良いようです。


ついでに、いただいた赤錆びた釘締めも錆を取り、黒染めしました。
 



これでスッキリ使えます。(^o^)

譜面台完成!

2015-10-16 21:26:00 | 木工
ニス塗りの写真はありません。
と言うのは、手袋をいていてカメラが持てないのと、塗装中はムラやホコリなどに気を付けたり塗る方に神経を集中するので、撮る余裕がありませんでした。
養生中の写真です。



いきなり、完成写真です。
装飾付きと無しでは重さがけっこう違います。
装飾を切り抜いて彫った分だけ軽く仕上がっていますね。




装飾のアップ


譜面板の角度や支柱の伸縮ももちろん可能。
まあ、こんな極端な使い方はしないでしょうけども・・・





装飾付きの方は、依頼主さんの所へ無事引渡しできました。
末永く、音楽の友として使われますように・・・

譜面台製作への道

2015-10-13 23:26:00 | 木工
しばらく更新できませんでしたが、譜面台の製作は進んでいます。

2日がかりで糸鋸による切り抜きが終わりました。ふぅ・・・
目が疲れました。


いよいよバラの彫刻です。
蔓の所はカービングナイフを主に使い、バラの花びらや葉は彫刻刀の浅丸刀と丸刀で彫っていきました。
糸鋸の切り抜きも間違いは許されませんから、意識を集中させますが、彫刻はさらに集中力が要ります。
とは言え、木と向かい合って形にしていくのは楽しい物です。


サンディングの後、塗装に入るわけですが、今回は濃色指定だったので、顔料系ステインで染める事にします。
まずはテスト材で試し。


染め具合も良好だったので、いよいよ本番!
ムラにならないよう、半乾きの時にしっかりと拭き込みます。






1日養生して、ニスで仕上げます。