■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 独り言

2008年04月11日 | ○ Weblog

 
 多分、日本においてDTMを始められた方に多大なる影響をあたえたのは、

間違いなく、YMOであり、坂本龍一氏だと思うのですが、今現在のDTMで、

確実にその層とは違う層を発掘し、そして裾野のを広げたのは、ミクミク

達の登場だったのではないかと思います。

 この方向性は生音とは違うひとつの方向性として面白く、しかも確実に

違う層への発信という、音楽の別の側面を広げてくれたと言う意味では、

非常に凄い事なのですが、また、違う方向に流れていっている製品も存在

しています。

 FL STUDIO (XXL )


と言うソフトなのですが、このソフトはDAWでVSTなども刺す

事が出来る海外製品で、こんなこと


 ■ FL Scratcher Herbaliser Sensual Woman



もソフト単体でできるのですが、


 「 FL CHAN 」


なるマスコットキャラクターがいつの間にか登場しています。

 そして、展開が物凄いことになっています。

 ■ FL-chan
http://www.flstudio.com/documents/flchan.html


そして、こんな動画まで登場しています。

 ■ FL-chan and FL Studio



 このFL-chanは、FL STUDIO 7.4βに同梱され(壁紙なのかな?)、時期

的には、リンちゃんとレン君のリリース後となる、2007年12月27日あたり

になります。

 まぁ、ソフトが悪くなっている訳でもないですから、問題はないのです

が、新しい顧客層の獲得に動いているようです。

 ある種、音楽というのは、フツーに楽譜読むだけでも省略記号や反復記

号などの演奏記号の羅列があると、戸惑うモノですから、敷居が高い感じ

で、興味を持つ入口としては、それに出会う間口がないと難しい部分があ

ります。

 ある種、ヴォーカロイドのように人の声の音源と言う、今までにまったく

なく、可能性を秘めた音源と言うのは、凄く意味がある製品だったように思

いますし、多分に、買って初めて


 C3の”あ”


の声を聞いた時に、少し鳥肌が立つ程驚くような感じのモノであり、


 「 ロード・クロイド 」


とは別物である事を実感されていると思います。ある意味、楽器のパート

と言うのは、楽器を触った人しか解からないので、解かり辛いですが、ボ

ーカルパートだとカラオケなどで響く部分ですから解りやすい(ただ、音

源として使うと、嘘のように難しいので、フツーに歌がうまい人とか、ボ

ーカルとして曲を引き立てている人の存在は凄まじいなと感じます。ただ、

ロード・クロイドを歌わせる事を考えると、相当楽です。)ので、間口を

広げてくれたのではないかと思います。

 MEIKO姉さんの登場時(KAITOさんも悪い音源ではないのですが、MEIKO姉

さんの声を低くした方がアタック感があって素敵になるので使い易い。)

も凄かったのですが、ミクミクは、いろんな賞を受賞していますし、且つ、

DTM関連で驚異的な売り上げを見せていますし、歌っている作品の数も多く

愛されているなぁと言うのを感じます。

 逆に言うと、それだけ間口を広げてくれたと言えるのかもしれません。
 
それとは別のアプローチで、従来のユーザーにはいいソフトを、そして、

メディアミックス戦略でもあるのか?と思わせるしまう程の、キャラの置

き方で、


 「 違った意味で攻めている 」


ソフトと言うのもある訳です。例えば、今回のFL Studioもそうですが、

MUSIC STUDIO のJAMバンドなどもそうですよね。

 ただ、音楽自体が簡単ハイクオリティーと言う事になってはいないの

ですが、近づきやすく、且つ、音を楽しみやすい状態にはなっていると

思います。

 センスが必要ですがループを重ねて音楽を作ると言う方法もあります

し、ピアノロールでMIDIを打つと言う、一昔前までのMMLの時代と比較

すればGUIでのMIDI作成環境はよくなっており、敷居は低いのとマシン

も速くなっているので、VSTやRewireHOSTを利用するような特殊な事例

をのぞけば環境も作りやすくなっているように感じます。

 そう考えると、クオリティーによりけり(と言うか、拘る場合録音は

スタジオ借りてやっていると思うので、コストはそれ相応にかかります。

)ですが、入口の部分は相当低くなったのではないかと思います。

 楽器が弾けなくても、ピアノロールは打ち込めますし、歌うのが苦手

でも、可愛くミクミク達が歌ってくれる訳ですから...。

(ただ、その大元となる音楽を作る作業は、自分で行う必要があります。)

 ある種、誰でもハイクオリティーの物が簡単にと言う事はありえない

のですが、それを行いたいと思ったときに、以外と簡単に始めることが

可能な環境と言うのは揃っているのかなと思います。

 ただ、専門となると意味が違ってくるのでプロレベルを求めると、学

習と機材だけでは確実にたりない部分が出てくるのですが、趣味として

始めたり続けたりする場合、非常に手軽になっていると考えられます。

 また、ミクミクが特別なのかも知れませんが、メディアミックスも面

白い感じですから、一般的に耳にする聴覚で感じる深みのある音の集合

体である音楽もしっかりとした一本道として存在していますが、樹木の

枝の一部のように派生しているこういう展開も面白いなと感じます。


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