様々な種類の細胞に変化できる
【 iPS細胞(新型万能細胞) 】
を、
【 人間の血液1滴から従来の約3分の1の時間で作ること 】
に、慶応大学の福田恵一教授らの研究チームが成功したようです。
この方法では、体への負担が小さいうえ、できたiPS細胞はがん化しにく
いというメリットがあるようで、この研究結果は、2日の
科学誌「セル・ステムセル」電子版
に掲載されています。
厚生労働省は8月にもiPS細胞の使用を想定した新しい臨床研究指針の施行を
予定しており、安全性の高い有力な作製技術として注目されています。
福田教授らは血液中に含まれる免疫細胞の一種、T細胞を増やし、特殊なウ
イルスを使って4種類の遺伝子をT細胞に導入しました。
すると、採血から23~25日後にはiPS細胞ができ、導入した遺伝子はウイル
スとともに自然に消滅したようで、この際に血液が0.11ミリリットルあれば
十分なことも判明したようです。
iPSS細胞の作製は、皮膚などの一部を切り取って細胞を取り出し、別の種類
のウイルスで遺伝子を導入する方法が一般的ですが、
■ 手順が煩雑で約70日かかる
■ 傷口を縫う必要がある
■ ウイルスが細胞の染色体を傷付け、導入遺伝子も残留し、
がん化しやすい
などの問題があったのですが、福田教授によると
【 1滴の血から作れるので協力者が増え、臨床応用につながる
研究を進めやすくなるだろう 】
とのこと。
再生医療では必須になる(骨みたいにトウモロコシから作ったコアに沿う
ように骨が再生するので細胞とは違う再生方法と言うのもあるんですが、再
生医療において何の細胞にでもなるこの細胞は重要だと言えます)モノなん
ですが、骨芽細胞とか今までのiPS細胞と言うのはとにかく大変だったので
すが、そうした煩雑さや人体への影響がなく作り出せるようになると言うの
は非常に有益な研究結果のように思います。
骨芽細胞とかに利用できれば
【 永久歯をもう一度生やす事が出来る 】
わけけですし、内蔵移植では、明らかに拒絶反応が発生する可能性が高いの
ですが、こうした再生医療が進むと移植手術のドナーの問題や歯科治療にお
ける手法の変化なども発生してきそうですから未来の治療法として考えると
少しづつですが再生医療も進化しそして技術的にも無理が少なくなっていく
ようにも思えます。