先日から、ドネーションウェアの 【 Hydrogen 】 の使い方を紹介
していますが、今日もそれです。
このソフトでは、48KHzのリニアPCMとMIDIで作ったリズムを出力できる
のですが、実は音色を結構変化させることが可能です。
このソフトのLinux版をお使いの方だとご存知だと思うのですが、この
ソフトにはドラムセットが別途用意されており、セットも一緒にインスト
ールしておくと、ヒップホップやテクノサウンドのような音の他に、民族
っぽいパーカッションの塊のようなモノまであります。
これはこれで使えるのですが、単一のドラムセットだけでも音色変更は
可能だったりします。このソフトでは、
【 楽器エディタ 】
と言う機能を利用して、音を結構変化させる事が可能だったりします。
まずあらかじめ、どの楽器の音を変更するかを決めておく必要があるの
で、最初にパターンエディタの楽器の項目でどれかを選択しておく必要が
あり、その後に楽器エディタで音を調整すると言う流れになっています。
楽器エディタは、メニューの
【 表示 】 → 【 楽器エディタ 】
で表示できるのですが、音色と音程の部分が2つのタブで区切られています。
まずは、音色の部分から触れてみようかと思います。
最初に表示をすると、多分こんな感じのダイアログが表示されます。
■ 楽器エディタ(1)

これを見ていただくと、シンセではお馴染みの項目がそろい踏みとな
っています。
と言うか、ボーカロイドでも見かけた事のある項目も揃っていますか
ら何か判断しやすいモノとそうでないモノがあるかも知れませんね。
とりあえず、これは、シンセのエンベローブの調整をする項目とその
他の項目が揃っていると思っていただければ問題はありません。
まず、上部の4つのノブですが、基本的にこんな感じで音が作られる
事を理解されると分かりやすいかと思います。

各項目ですが、
■ アタック : 立ち上がりの最大の音までかかる時間
■ デイケイ : サスティンレベルまで下がるまでの時間
■ サスティン: 音を維持する音量
■ リリース : ノートオフからの余韻の長さ
となります。
そして、【 INSTRUMENT GAIN 】 ですが、これは、楽器の音量だと
思ってください。
【 カットオフ 】 と 【 レゾナンス 】 ですが、
【 カットオフ 】 は、呼んで字のごとく、特定の範囲の周波数をカ
ットする代物です。そして、 【 レゾナンス 】 は、カットオフの直後
を持ち上げる機能です。
最後に一番下にある
【 RANDOM PITCH 】
ですが、ピッチシフト機能だと思ってください。
通常、楽器の音と言うのは一定のピッチ(音階)で固定されています。
これが一定で固定されていないと音が暴れるので通常は特定の音階で音は
構成されています。
この機能では、そのピッチ部分をランダムで変更するので、リズムマシ
ン特有の無機質な音と少し印象が変わります。当然、ランダムですから、
意図的にピッチシフターなどを利用して調整したパターンとは確実に違い
ますし、一度目に鳴らした音が二度目に出るかどうかも解りませんから、
偶然に頼ったモノになりやすいです。
揺らぎの量を小さくすれば極端にピッチが揺らがないので特定の範囲で
使うと効果的かと思います。
この設定変更だと、印象的には結構変化するのですが音的には変化が少
ないので、根本的な音はもう一つの画面に用意されたそれを使います。
タブを切り替えるとこう言ったダイアログに変わります。
■ 楽器エディタ(2)

基本的に、音色を拾ってくる事も可能なのですが、最初から用意されて
いる音色を変更することがこのダイアログを使う事で可能となります。
画面下部のノブを見ると、
【 GAIN 】 と
【 PITCH 】
があるのですが、前述のようにピッチが変わると音階が変わるので音は
強烈に変わります。
ボーカロイドでもジェンダーファクタ(フルマント)の調整よりもピ
ッチシフトのほうが音が極端に変わるのですが、ここでも音階変更の威
力は強烈で、全く違う音になります。
タムやバスドラムやスネアのようにテンションを上げれば実際に音が
変わるものはありますが、パラディドルで同じハイハット叩いて音階が
変わると言うのは相当特殊な状況(と言うか、僕自身はそんな事をして
いる人を現実世界ではまだ出会った事がないので、個人的にはムリな事
だと考えています。)ですが、これがシンバルンとかスティックとかで
調整可能と言う凄い事ができる訳です。
最初にこっちで、GAINとの兼ね合いを見てピッチで音を合わせて、そ
の後、エンベローブで調整して音作りと言うのがやりやすいかと思いま
す。
WINDOWS版でもこの機能はあるので、このソフトでは、用意された音
をそのまま打ち込んで使うと言うだけでなく、音作りにおいてもかなり
自由度が高いと言えるのと思います。
していますが、今日もそれです。
このソフトでは、48KHzのリニアPCMとMIDIで作ったリズムを出力できる
のですが、実は音色を結構変化させることが可能です。
このソフトのLinux版をお使いの方だとご存知だと思うのですが、この
ソフトにはドラムセットが別途用意されており、セットも一緒にインスト
ールしておくと、ヒップホップやテクノサウンドのような音の他に、民族
っぽいパーカッションの塊のようなモノまであります。
これはこれで使えるのですが、単一のドラムセットだけでも音色変更は
可能だったりします。このソフトでは、
【 楽器エディタ 】
と言う機能を利用して、音を結構変化させる事が可能だったりします。
まずあらかじめ、どの楽器の音を変更するかを決めておく必要があるの
で、最初にパターンエディタの楽器の項目でどれかを選択しておく必要が
あり、その後に楽器エディタで音を調整すると言う流れになっています。
楽器エディタは、メニューの
【 表示 】 → 【 楽器エディタ 】
で表示できるのですが、音色と音程の部分が2つのタブで区切られています。
まずは、音色の部分から触れてみようかと思います。
最初に表示をすると、多分こんな感じのダイアログが表示されます。
■ 楽器エディタ(1)

これを見ていただくと、シンセではお馴染みの項目がそろい踏みとな
っています。
と言うか、ボーカロイドでも見かけた事のある項目も揃っていますか
ら何か判断しやすいモノとそうでないモノがあるかも知れませんね。
とりあえず、これは、シンセのエンベローブの調整をする項目とその
他の項目が揃っていると思っていただければ問題はありません。
まず、上部の4つのノブですが、基本的にこんな感じで音が作られる
事を理解されると分かりやすいかと思います。

各項目ですが、
■ アタック : 立ち上がりの最大の音までかかる時間
■ デイケイ : サスティンレベルまで下がるまでの時間
■ サスティン: 音を維持する音量
■ リリース : ノートオフからの余韻の長さ
となります。
そして、【 INSTRUMENT GAIN 】 ですが、これは、楽器の音量だと
思ってください。
【 カットオフ 】 と 【 レゾナンス 】 ですが、
【 カットオフ 】 は、呼んで字のごとく、特定の範囲の周波数をカ
ットする代物です。そして、 【 レゾナンス 】 は、カットオフの直後
を持ち上げる機能です。
最後に一番下にある
【 RANDOM PITCH 】
ですが、ピッチシフト機能だと思ってください。
通常、楽器の音と言うのは一定のピッチ(音階)で固定されています。
これが一定で固定されていないと音が暴れるので通常は特定の音階で音は
構成されています。
この機能では、そのピッチ部分をランダムで変更するので、リズムマシ
ン特有の無機質な音と少し印象が変わります。当然、ランダムですから、
意図的にピッチシフターなどを利用して調整したパターンとは確実に違い
ますし、一度目に鳴らした音が二度目に出るかどうかも解りませんから、
偶然に頼ったモノになりやすいです。
揺らぎの量を小さくすれば極端にピッチが揺らがないので特定の範囲で
使うと効果的かと思います。
この設定変更だと、印象的には結構変化するのですが音的には変化が少
ないので、根本的な音はもう一つの画面に用意されたそれを使います。
タブを切り替えるとこう言ったダイアログに変わります。
■ 楽器エディタ(2)

基本的に、音色を拾ってくる事も可能なのですが、最初から用意されて
いる音色を変更することがこのダイアログを使う事で可能となります。
画面下部のノブを見ると、
【 GAIN 】 と
【 PITCH 】
があるのですが、前述のようにピッチが変わると音階が変わるので音は
強烈に変わります。
ボーカロイドでもジェンダーファクタ(フルマント)の調整よりもピ
ッチシフトのほうが音が極端に変わるのですが、ここでも音階変更の威
力は強烈で、全く違う音になります。
タムやバスドラムやスネアのようにテンションを上げれば実際に音が
変わるものはありますが、パラディドルで同じハイハット叩いて音階が
変わると言うのは相当特殊な状況(と言うか、僕自身はそんな事をして
いる人を現実世界ではまだ出会った事がないので、個人的にはムリな事
だと考えています。)ですが、これがシンバルンとかスティックとかで
調整可能と言う凄い事ができる訳です。
最初にこっちで、GAINとの兼ね合いを見てピッチで音を合わせて、そ
の後、エンベローブで調整して音作りと言うのがやりやすいかと思いま
す。
WINDOWS版でもこの機能はあるので、このソフトでは、用意された音
をそのまま打ち込んで使うと言うだけでなく、音作りにおいてもかなり
自由度が高いと言えるのと思います。