まずは前置きです(長いです)
男子シングルの報道を見ていると、
「ショートプログラムを終えた段階で11位の町田選手と3位の選手との点差はわずか3.5点。これは十分メダルを狙える点差です!」
みたいな解説しかしてなかったような・・・・。
でもさ、だいたいどういう点数のつけ方をしているのかを知らないと(点数の重み)イマイチぴんと来ないのでは?と思いました。
「転倒すると1点減点」
これはわりと知られています。
それと3.5点を比べるとなんか3.5点はかなり厳しいようにも思えてしまいますよね。
というわけで点数についてかんたんにかんたんに説明します。
とりあえず、ジャンプについてだけ説明しますね。
フィギュアはそれぞれの要素に点数がつきます。
ジャンプも種類・回転数・出来映えによって点数がつきます。
点数の幅は、女子で一番点数の高いジャンプであるトリプルルッツ(3Lz)を例にとるとルール上は8.1点~2.1点もの開きがあります。
この3Lzをごくごく普通に跳んだとすると
6.0点(基礎点)で出来映え点(GOE)は0点で合計6.0点のジャンプになります。
で、この3Lz回転数がちょっと足りないと判定されて(アンダーローテーション)さらに転倒したとします。
7割の基礎点4.2点と出来映え点がマイナス2.1点で合計2.1点になってしまいます。
さらに完全に少ないと2回転としてみなされてたら(ダウングレード)さらに点数は開いてしまいます。
基礎点は2.1点で、GOEはマイナス0.9となり合計1.2点になります。
だから演技後のスローで「回ったか回ってないか」を気にするわけです。
この出来映え点についてですが、上記は最低の出来映えである転倒を例にしました。
実際には高さ、飛距離、姿勢、着地、着地後の流れ、正しい跳び方などで判定されます。
みなさんは、回転数が足りてるかどうかと、高さや飛距離や流れなどを比べてみるとわかりやすいかもしれません。
おまけです
高橋選手のフリーの4回転トーループは転倒そしませんでしたが、3回転とみなされさらにGOEでもマイナスとなり2.1点でした
(基礎点4.1点、GOEマイナス2点)
町田選手のフリーの4回転トーループは転倒でしたが、4回転とみなされました。GOEはマイナス3点で合計7.3点でした
(基礎点10.3点、GOEマイナス3点)
つまり、「最悪転倒しても回り切れ!」これがひとつのポイントになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・前置き終わり
さて本題です。
女子では大技の4回転はありません。
3回転ジャンプの点数の幅は基礎点だけでいうと6.0点から4.1点となります。
ではどこで点差がつくかというと2つあります。
ひとつは前置きで述べた「出来映え点}(GOE)
そしてもうひとつはコンビネーションジャンプ
です
特にショートプログラムはジャンプは3回だけです(女子のショートでは4回転は跳んではいけません)。
1、単独の3回転
2、3+3もしくは3+2のコンビネーション
3、3アクセルか2アクセル
です
なぜコンビネーションジャンプで差がつくかというと、
一番高得点のジャンプに2回転ジャンプをつけた点数(3Lz+2Tは6+1.3)は7.3点ですが、
3Lz+3Tは6+4.で10.1になります。
キム選手やリプニツカヤ選手は
3Lz(トリプルルッツ)+3T(トリプルトーループ)のコンビネーションを跳んできます(基礎点だけで10.1点)
村上選手や鈴木選手やコストナー選手は3T+3T(8.2点)です
もしかしたら浅田選手は3F+3Lo(5.3+5.1=10.4点)か3Lo+3Lo(5.1+5.1=10.2)をやるかもしれません。
そしてみなさんご存知トリプルアクセルです。
団体での3アクセルは最悪の結果でした。
2アクセル(3.3点)と認定され、さらに転倒でGOEはマイナス1.5となり合計1.8点しかとれませんでした。
もしこれが、3アクセルと認定されていれば転倒しても8.5マイナス3点で5.5点もらえました。
浅田選手以外は全員2アクセル(3.3点)なので、最高の出来映えで演技後半(点数が1.1倍になる)に跳んだとしても4点ぐらいにしかならないのです。
男子シングルの報道を見ていると、
「ショートプログラムを終えた段階で11位の町田選手と3位の選手との点差はわずか3.5点。これは十分メダルを狙える点差です!」
みたいな解説しかしてなかったような・・・・。
でもさ、だいたいどういう点数のつけ方をしているのかを知らないと(点数の重み)イマイチぴんと来ないのでは?と思いました。
「転倒すると1点減点」
これはわりと知られています。
それと3.5点を比べるとなんか3.5点はかなり厳しいようにも思えてしまいますよね。
というわけで点数についてかんたんにかんたんに説明します。
とりあえず、ジャンプについてだけ説明しますね。
フィギュアはそれぞれの要素に点数がつきます。
ジャンプも種類・回転数・出来映えによって点数がつきます。
点数の幅は、女子で一番点数の高いジャンプであるトリプルルッツ(3Lz)を例にとるとルール上は8.1点~2.1点もの開きがあります。
この3Lzをごくごく普通に跳んだとすると
6.0点(基礎点)で出来映え点(GOE)は0点で合計6.0点のジャンプになります。
で、この3Lz回転数がちょっと足りないと判定されて(アンダーローテーション)さらに転倒したとします。
7割の基礎点4.2点と出来映え点がマイナス2.1点で合計2.1点になってしまいます。
さらに完全に少ないと2回転としてみなされてたら(ダウングレード)さらに点数は開いてしまいます。
基礎点は2.1点で、GOEはマイナス0.9となり合計1.2点になります。
だから演技後のスローで「回ったか回ってないか」を気にするわけです。
この出来映え点についてですが、上記は最低の出来映えである転倒を例にしました。
実際には高さ、飛距離、姿勢、着地、着地後の流れ、正しい跳び方などで判定されます。
みなさんは、回転数が足りてるかどうかと、高さや飛距離や流れなどを比べてみるとわかりやすいかもしれません。
おまけです
高橋選手のフリーの4回転トーループは転倒そしませんでしたが、3回転とみなされさらにGOEでもマイナスとなり2.1点でした
(基礎点4.1点、GOEマイナス2点)
町田選手のフリーの4回転トーループは転倒でしたが、4回転とみなされました。GOEはマイナス3点で合計7.3点でした
(基礎点10.3点、GOEマイナス3点)
つまり、「最悪転倒しても回り切れ!」これがひとつのポイントになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・前置き終わり
さて本題です。
女子では大技の4回転はありません。
3回転ジャンプの点数の幅は基礎点だけでいうと6.0点から4.1点となります。
ではどこで点差がつくかというと2つあります。
ひとつは前置きで述べた「出来映え点}(GOE)
そしてもうひとつはコンビネーションジャンプ
です
特にショートプログラムはジャンプは3回だけです(女子のショートでは4回転は跳んではいけません)。
1、単独の3回転
2、3+3もしくは3+2のコンビネーション
3、3アクセルか2アクセル
です
なぜコンビネーションジャンプで差がつくかというと、
一番高得点のジャンプに2回転ジャンプをつけた点数(3Lz+2Tは6+1.3)は7.3点ですが、
3Lz+3Tは6+4.で10.1になります。
キム選手やリプニツカヤ選手は
3Lz(トリプルルッツ)+3T(トリプルトーループ)のコンビネーションを跳んできます(基礎点だけで10.1点)
村上選手や鈴木選手やコストナー選手は3T+3T(8.2点)です
もしかしたら浅田選手は3F+3Lo(5.3+5.1=10.4点)か3Lo+3Lo(5.1+5.1=10.2)をやるかもしれません。
そしてみなさんご存知トリプルアクセルです。
団体での3アクセルは最悪の結果でした。
2アクセル(3.3点)と認定され、さらに転倒でGOEはマイナス1.5となり合計1.8点しかとれませんでした。
もしこれが、3アクセルと認定されていれば転倒しても8.5マイナス3点で5.5点もらえました。
浅田選手以外は全員2アクセル(3.3点)なので、最高の出来映えで演技後半(点数が1.1倍になる)に跳んだとしても4点ぐらいにしかならないのです。
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