おおぎやなぎちかさまの新刊は、「自分で決める、矢印を作る!」。
親のいいなりになっていた子が、これでいいの?と自分で決める物語です。
劇団に入っている4年生の亜麻音は、ミュージカルのオーデションで落選。
落ちこんでいたところ、楽しみにしていたおばあちゃんの家に行く約束が反故にされてしまう。
外国から帰ってきたパパの友人一家と、とつぜんキャンプに行くことになったのだ。
キャンプに行く日、亜麻音は家から逃げ出してしまう。
たどりついたのは、昔仲良くゲームで遊んでいたマリナちゃんの家。
マリナちゃんは、不登校をしていた……
ゲームソフトをみんないとこにあげちゃったというマリナちゃん。
亜麻音が「おとうさんに、もうやっちゃダメっていわれたとか?」と聞くと、
「ううん、自分で決めた」と。
── わたしは目を見開いた。
マリナちゃんのその言葉を、耳で聞くだけじゃなく、全身で受け止めた。
マリナちゃんのその言葉を、耳で聞くだけじゃなく、全身で受け止めた。
自分で決めた!
なんて、いいひびきだろう。──
結局マリナちゃんも一緒にキャンプに行くことになるのだが、
「自分で決めた」っていう意識を持つだけで、気持ちが変わってくるのが楽しい。
選択を迫られたとき、どっちの矢印を取るかを、自分で決める。
たったそれだけのことだけど、きっとできていない子が多いと思う。
この物語を読んで「はっ」とする子も多いはず。
おおぎやなぎさま、目を見ひらかせてくれるような物語でした。
ますますのご活躍をお祈りしています!
昨日はインプットとアウトプットいろいろ。
ようやく季節風大会の疲れから脱却できたかな。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)