サブタイトルは ー「好き」だけじゃやっていけません ー 。
帯には ー高校生の「両想い」はその先どうなるのか？ー とある。
森川成美さまの恋愛もの（かな？）、わくわくして読み始めた。
文化祭で「人生相談」をやることになった美鳩の1年3組。
一緒に当番になったのは、高校入学をきっかけに男子をやめた「ゆき」と、日米ハーフの「アイ」。
相談に来た3年女子が「つきあっている人があたしのこと大好きって言う。うざい。でも信じられない」と。
その後彼女は図書室で彼氏をナイフで切りつけるという事件を起こす。
もし落ちついた雰囲気で何度も来れる場所を作ればこんなことにはならなかったのにと、
アイの父がやっている塾の部屋を借り、3人で「AYUMI恋愛相談室」を始める。
校長には受けいれてもらえなかったが、チラシを見た高校生がやってきて……
恋愛の形ってほんとうにいろいろ。
ゆきに「友だち」と言われて喜ぶ、ゆきに片想いの美鳩がいじらしい。
ラストでストーカーを撃退した場面、スカッとした。
これ、中学生の子たちが読んで、自分の「好き」に照らし合わせて考えるだろうな。
「恋愛」を冷静に考えるきっかけになるはず。
しかし挿絵はないのにゆきの表情や動作が目にうかび、魅力的でこまったこまった。
森川さまに季節風大会でお会いするのが楽しみです。
さらなるご活躍を！
続けて森川成美氏の文章を読んで、さあ今度は季節風大会作品の読み直し。
浅読みしかできない自分、どこまで深く読めるか。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
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